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KING  一度は諦めた舞台で。  作者: 銀乃矢


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第7話「爆発」

結果、このトラブルの原因は高温下にさらされていた電子制御システムが熱暴走を起こし、これを異常と感知した保護システムがパワーユニットの機能を強制的にシャットダウンさせてしまった。

レースは松下が優勝。

4位にエイデン、9位にキャロル、13位に安達という結果になった。



トヨタ本社。

守谷はあの日本GPでのリタイアを受けて上層部から呼び出しを受けていた。


上層部の人たちはあれこれ言葉をぶつけていく。

「あんなところで壊れるなんて恥さらしだ!」

「なぜ壊れるようなマシンしか作れない!」

「お前の工夫と努力が足らん!」


そんな言葉を浴びせられてきた守谷の中の何かが切れた。


「じゃあ、あんたらが開発してみろや!こっちはなぁ!あんたらが渋った予算の中で最善尽くしてやってんだよ!たしかに俺にも至らんところはあるかもしれないがなぁ!もとはといえばお前らが予算渋って金出さねぇからつくりてぇもんもつくれねぇんだよ!」


あんぐりと口を開ける上層部の面々。


「もういいすか?」


「あ、あぁ、き、気を付けて帰りなさい」


そうして会議室を後にする。



その瞬間両手で顔を覆う。

「やっちまった〜。上層部にキレちまった。クビかなぁ」


その時、会長に声をかけられる

「すまなかった!」

会長が突然頭を下げる。


「え?」

「私のところまでF1の現状が届いていなかった!」

「はぁ…」

「すぐに緊急で追加予算を出す!いくら必要だ?」

「ざっと考えても50億ほどかと…」

「わかった。会長命令で追加予算をつける」


その後追加予算の50億がつくことが発表された。

「これなら、EFTCのマシンでPU開発、VERTEで空力パーツの開発ができる」


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