第2話「F2の新星」
F2、モンツァ・サーキット。
トヨタが苦戦していた頃。
〈Andrew GPのアンドレッサ・サリー!今回も後方を寄せ付けませんでした!今季これで16連勝!これはもう第2のセナと言いざるを得ない!〉
1台のF2マシンがフィニッシュラインを通過していく。
「アンドレッサ、やったな!16連勝だぞ!」
「…ありがとうございます」
おとなしめな黒人がアンドリューに答える。
「お前もこのままF1行けると思うぞ!」
「…まずはF2でチャンピオン取ってからですよ。」
「そ、そうだな」
実はAndrew GPを設立したのは松下とともに1年F1を戦ったアンドリュー・マックス。
F1で稼いだ大金でAndrew GPを設立。
彼は芽の出ていない若手を見抜く能力、若手を育てる能力が高く、参戦するカテゴリーすべてで結果を出し続けていた。
そして、その中でも自慢のレーサーがアンドレッサ・サリー。
彼はブラジル出身でここまでの速さを見せていることから〈第2のセナ〉と称されている。
F1のシーズンも大詰め。
トヨタはここまでなんとか10位フィニッシュを続け、ポイントを獲得した。
これにより11チームのうち11位だったランキングが10位に上がり、最下位を脱することができた。
しかし、もっと高い結果を望んでいた上層部はこの結果に失望。
守谷に来季の予算削減を伝えた。




