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第九話 王国出発1

赤紫の仮面。


『七原色の道化師プライマリー・クラウンズ


その一人、『狂乱の赤紫』ジョーカーノーズ。


彼は姿を消したあとも、誠たちを追っていた。


木々の上を静かに移動する。


誰にも気づかれない。


ゼノですら気づいていなかった。


ジョーカーは小さく笑う。


「面白いものを見つけちゃったな」


その視線の先。


馬車が王都へ向かって進んでいた。


そのころ――馬車の中。



ルミナが元気よく話していた。


「いやー、あの魔獣普通に強かったよね!」


「私、もうダメかと思った!」


誠は笑う。


「そうだね」


「でもゼノさんが来てくれて助かったよ」


向かい側に座るゼノは静かだった。


窓の外を見ている。


ルミナは首をかしげる。


「ゼノさん?」


ゼノは少し考えてから答えた。


「……一つ聞きたい」


二人が反応する。


「魔術儀を受けていないと言っていたな」


「はい」


誠は頷いた。


「じゃあ、誰に魔法を教わった?」


馬車の空気が少し変わる。


誠は少し考えた。


「独学です」


ゼノは固まった。


「……独学?」



「はい」


「森で練習してたら結界とか使えるようになりました」


ルミナも頷く。


「誠、変な魔法ばっか覚えるんですよ」


ゼノは黙る。


ありえない。


魔術儀なし。


指導者なし。


それであの結界。


頭の中で仮説が一つずつ崩れていく。


(……本当に偶然なのか?)


その時。


馬車が少し揺れた。


ゼノの目が細くなる。


外。


誰かいる。


微かだが魔力を感じた。


赤紫色。


ゼノは窓の外を見る。


だが、誰もいない。


気のせいか。


そう思った瞬間。遠くの木の上。


仮面の男が笑っていた。


「まだ気づかないか」


「さすがに簡単には遊べないね」


ジョーカーは静かに消えた。


さあ魔術儀面白そうだな

ジョーカーは意味深な言葉を発言した


「馬車に乗ったゼノ、誠、ルミナの三人はこの先大変なことが起こることをまだ知らなかった」


いやー魔術儀楽しそうだな

誠は楽しそうに会話をしていた。


僕はどんな魔法が使えるんだろう」


ルミナが言った


誠これは真剣にやるのよ

一生に一度の儀式なんだから」


「はーい」

誠はずっとのんきだった」


楽しみだな魔術儀早く受けたいな



王都到着まで――あと少し。


(つづく)

厄介な敵が誠たちをコッソリと尾行してました。

この先一体何が起こるんだーー!楽しみです


ぜひ評価やブックマークをしていただけると作者のモチベになります。気軽に評価をしてください

コメント待ってます!!




天才なのに勘違いすぎて凡人疑いされる

絶賛連載中です。次回もよろしくお願いします

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