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第六話 王国最高魔導士(パレット・エイト)

王国に行っていた魔導士が帰ってきた


その姿を見た瞬間、下級魔導士たちの顔色が変わる


「ま、まさか....この人は。。」


馬車から降り立ったのは、一人の青年だった


透き通るような白銀の髪

今でも凍つけそうな青い瞳

腰には氷でできたような美しい万年筆


王国最高峰の魔導士ーー『八導宮廷八色(パレット・エイト)


その一角を担う、氷属性の頂点に君臨する。

王国最強氷属性の魔導士


その名はーー『ゼノ・フロスト』


彼は森を見渡した


倒れかけた木々

焦げた地面

そして、空中に残る異常な魔力


「....妙だな」


ゼノは眉をひそめる。


特級魔獣『ジャイアント・スネークケース』

まさか、この森に本当にいるとは


確かに危険な相手ではある。

だがしかしこの痕跡は違う


まるで別の何かが先に戦場を支配していたような。

ゼノは軽く空中を指でなぞった。


微かに残っている。

見たこともない濃密で透明な魔力。


「....何だ、これは」

思わず声が漏れた


透明?


いやなんだこれは、こんな属性この世界には存在しない。


いや待て。


そんな馬鹿な、おかしい。


神話級の話だ。


その時だった。


後ろからのんきな声が聞こえてきた。


「あ、こんにちは。連れてきた、援軍の人?」


振り返る。


そこには、どこにでもいそうな十歳くらいの少年が立っていた。


ゼノは何かを察した。


彼から微か感じる。

透明でどこか奥があるような、異様な魔力。


こんな小さな子供が神話級の属性なのか。

いや勘違いだな。

ゼノは一瞬だけ違和感を覚える。


だが、すぐに視線を森へ戻した。


(.....今は違う)


先にやるべきことがある。


魔獣を早く討伐しなければ、また被害が拡大する。


考えるのは、その後だ。


ゼノは空の瓶に魔力を流しこみ始めた。

青く美しい魔法陣が空中に描かれた。


余すことなくきれいな魔法陣、これが王国最強の魔導士

レベルが違う。


ゼノは呪文を唱え始めた


『フリーズ・バースト』


広範囲に氷の魔力が漂う。


魔獣を氷で固め、巨大な氷柱が魔獣に直撃した。


下級魔導士たちは歓声を上げる。

「さすがパレット・エイトだ」


しかし、


パキッ。


パキッ。パキッ。


氷の奥からなにやら嫌な音が響いた。


「...なに?」


凍り付いたはずの魔獣が動く。


身体から赤黒い魔力を噴き出しながら、起き上がった


ゼノの顔から笑みが消える。


「再生..?」


おかしい、普通ありえない。

特級魔獣がパレット・エイトの魔法にそう簡単に耐えるなんて……


魔獣は大きく口を開いた。

魔獣の口からものすごい魔力がゼノを襲った。


その時だった。


「危ない」


誠は指を軽く動かした。

空中に透明な線が走る


次の瞬間。


巨大な結界が魔獣を包み込んだ


ドォォォン。


魔獣の攻撃が結解に当たった。


魔獣は自分の魔法に自滅した。


誠は首をかしげる。


「あれ、やっぱり、結界は便利だね。使い道が広いね。」


ゼノは言葉を失った。


なんだあの結界


ただの結界じゃない。


……結界?


違う。


こんな魔力制御、見たことがない。


「空間そのものを結界で固定している。」


バカな、あんなことができるのは私が知る限り、あの人しかいない。


でもなぜ十歳でここまでの魔力を放出できる?


そんなことを考えてたら。

誠が話しかけてきた。


「さっきは、ありがとうございます。いやまだ魔術儀受けていないので、あまり魔法を覚えていないんです。

あの結界魔法は森で魔術を特訓していたら偶然使えたんです。」

「いや、危なかったよ。」


助けてくれてありがとう

また誠はとんでもないことを言っていたことに気づいていなかった。


ゼノは驚愕した。

こいつ本気で言ってるな。


とんでもない奴に遭遇したみたいだ。


そうこうしているうちにルミナもやってきた。


え、この人あの、氷属性の魔導士

「ゼノ・フロスト」じゃない


やばい、初めて見れたパレット・エイトの一人を。


「初めまして、私はルミナアルファコードっていいます。

火属性の魔法を使います。よろしくお願いいたします。」


ルミナは超緊張していた。


「あ、初めまして。

ゼノ・フロストと申します。

パレット・エイトの一人です。

どうぞ今後もよろしくお願いします。」


ところでここでは一体何があったのかな。

ひとまず事情聴取をさせてただく。


(つづく)










ここまでお読みいただきありがとうございます!


ついにパレット・エイトの一人「ゼノ・フロスト」が登場しました。

誠たちの前に現れた異常な魔獣。

そしてこの異常なほど強い魔獣一体何が隠されている?


ぜひ評価やブクマをください

執筆のモチベになります。もっと楽しくなる予定ですのでぜひ応援よろしくお願いします!


天才なのに勘違いすぎて凡人疑いされる

絶賛連載中です。次回もよろしくお願いします

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― 新着の感想 ―
あの、ごめんなさい。()の部分が入っています。 ()がない誤字報告送りますね。
いくつか誤字報告させていただきました。厚かましかったのなら、申し訳ございません。 m(_ _)m今後も頑張ってください。
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