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第十三話 魔力測定

確認のため測定をお願いします。


隣へ案内される


そこには巨大な水晶が置かれていた。


透明な球体、とても美しかった






誠は感動する。


「すごい……」


受付員が説明する。


「手を置いてください」


「魔力が自動測定されます」


誠は緊張した


変な結果になったらどうしよう


でも普通なら大丈夫だ


たぶん


誠はそっと手を置いた


何も起きない


「……おかしいですね」


「反応がありません」


受付員が首をかしげる


誠は慌てる


「すみません、もう一回やった方がいいですか?」


次の瞬間


ピシッ


小さな音


水晶に細い線が入る


全員が止まる


受付員の顔色が変わる。


「……え?」


ピシッ


パキッ


ヒビが広がった


会場がざわつく


「壊れた?」


「いや測定水晶だぞ?」


「魔力暴走?」


誠は慌てる。


「え?」


次の瞬間


ドォォォン


水晶全体が白く光った


広場全体に魔力が広がる


そして


水晶の中央に文字が浮かぶ


測定不能


その場が完全に固まった


誠だけ困っていた


「……あれ?」


「僕、何かしました?」


ルミナも言葉が出ない


測定不能


「そんな項目、聞いたことがない」


受付員は震えた声で確認する。


「ま、待ってください……」


「測定不能なんて記録に……」


資料を確認する


過去記録


異常値


魔力不足


全部違う


存在しない。


少し離れた場所でゼノ・フロストは目を細めていた。


壊れた


魔力切れではない


拒絶でもない


測定そのものが成立していない


まるで


測定側が誠を定義できなかったみたいだった


「……透明属性」


神話級


頭をよぎる。


だが認められない。


認めてはいけない


もし本当に存在するなら


王国の常識そのものが変わる


誠は何も知らずに困っていた。


「僕……受験できない感じですか?」


受付員は答えられなかった


その時だった


奥から誰かの声が響く


「……少し待ちなさい」


会場全体が静まる


一人の人物がこちらへ歩いてくる


誰もが道を開けた


誠はまだ知らない


王都に来て最初の大事件が、今始まったことを


つづく






ここまでお読みいただきありがとうございます!


まさかの「測定不能」

現れた謎の人物は敵なのか、味方なのか。次回もぜひお楽しみください!


天才なのに勘違いすぎて凡人疑いされる絶賛連載中です

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