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青空と消しゴム  作者: シェットランド・シープヒューマン
5 ライジングボルトサンファイアネクストサンシャイン諸島 下
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10 暗号解読 ファイア島バージョン

10 暗号解読 ファイア島バージョン


 宿に着き、ご飯を食べた。

 部屋に戻り、好樹はベッドにダイブする。

「さて、みーくん。」

「何?ミント。」

「これといて。」

「ごめん、言った意味がちょっとよく分からなかったって言うか、なんて言うか…。」

「だから、ここの紙に書いてある暗号を解いてくださいお願いします。…って言ってるんだよ。」

「大体答えは予想がつくけど。…どうして?」

「分からないからだよ。予想、当たった?」

「うん。ニアピンどころじゃなくビンゴ、だったよ。」

「おー、みーくんテレパシー?」

「そんなもの、使えてたまるかい!」

 みーくんのツッコミをさらっと無視して、好樹は机に紙を広げる。

『12 43 22 02 10 03 05 18 06 42 05 11 31 02』

 暗号の紙は、長い時間走ったせいでいつものようにしわしわになっているが、読めないことは無い。

「みーくん、分かった?」

「いつもに増して簡単だったね。すぐに解けちゃったよ。」

「うん、なら答えを…どうぞ!」

「言うわけないでしょ。自分で考えてね。お休み。」

「わーっ!寝ないで!」

「……………………………………。」

「……ダメか。よし、自分で考えよう。みーくんは、『簡単だった』と言っていた。このことから、いつもの文字を置き換える形式の暗号の中でも簡単なものだと言う事が予想が付く。さて、簡単な置き換え形式の暗号の中で、出てきていないものは何だろう。それは、暗号文を直接ひらがなに置き換える方法!そうだ。それならうまくいくはずだ。さらに考えよう。この数字の十の位はみな、五以上がない。つまり、十の位を子音にしているとは考えにくい。十の位がすべて五以下と言う事・一の位に六以上があると言う事からも、一文字ずつ当てはめていったと考えられる。取りあえず、『01→あ』というように変換してみよう。………あ、うまくいった。やったー!」

「ミント、おめでとう。」

「…みーくん、起きてたの?」

「ミントが寝ないよう見張るためにね。」

「なら、教えてくれればよかったじゃん。」

「それじゃあミントのためにならないからね。」

「なにそれー。」

 二人の笑い声は数秒で終わった。やがて、好樹が口を開いた。

「これ、どういう意味なんだろうね。」

「帰ることができるって意味かな?」

 暗号を解いて、互いの意見を確認しあう。

 それは、暗号があまりにも衝撃的だったから。

『しろにいこう おつかれ おしまい』

 ただ、それだけの事。

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