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青空と消しゴム  作者: シェットランド・シープヒューマン
5 ライジングボルトサンファイアネクストサンシャイン諸島 下
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23/30

07 サン島

予約掲載設定を間違えてました…。

07 サン島


 好樹たちはサン島に向かって進んでいた。

「確か、受付の人によると荒れ果てた村がポツンとあるだけ…って言ってたよね、バレッタ。」

「ええ。確かにそういってたわ。」

 もう、あと一時間くらいで着くだろう。

「ミント、どんな場所なんだろうね。」

「さあ。分からない。」

「具合によっては村一つ分吹き飛ばされるかもね。」

「それは十分あり得るね。バレッタには村の外で待機していてもらおうか。」

「いいんじゃないかな。」

 バレッタはなぜか不満顔。

「荒れ果てた…ってことは相当治安が悪いんでしょ?そんなところに女の子をひとりで置いて行くの?」

「言われてみれば、それもそうかな?みーくん。」

「バレッタの言い分にも一理あるね。」

「と、言うわけで、私も付いて行きます。結構体力はある方だから大丈夫よ。」

「その大丈夫はどういう意味?」

「…体力があるから、長い距離を走れるって意味よ。もういい。」

「あーあ、ミント、怒らせちゃった。」

 村に着くまでは気まずい雰囲気が続いた。


「…お腹空いた。」

 バレッタが突然言った。

 好樹が反応する。

「ああ、もうそろそろお昼時か。じゃあ、お昼ご飯を食べてから村に行くことにしよう。」

「ええ、そうしましょう。」

 ご飯を食べる、水を飲む。

 手早く済ませ、村に入った。


 村の中に人はいなかった。

 例に漏れず、青い鳥の後ろを歩いている。

 相当慣れてしまった。

「そういえば、この鳥の正体は何なんだろうね。ミント、どう思う?」

「うーん、魔法か芸を仕込む要領でって感じかな。」

「やっぱりそうか…うーん、難しい。」

「あ、着いたみたいだよ。」

 鳥が見慣れた形状の小屋の前で何回か回転して、飛び立っていった。

「よし。バレッタ、小屋の前で待っていて。僕が出たらあそこの一番近い出口から逃げるよ。」

「分かったわ。準備体操でもしておくわ。」

「そんな暇はないと思うんだけど。」

「気休めに言ってみただけよ。」

「じゃ、スタート!」

 好樹は扉を『バーン!』と開け、中に入る。

 目的のものをつかみ、ポケットへ。

 急いで外に出るとバレッタと一緒に走る。

 体力はあっても足が遅いバレッタの手首をつかみ全力疾走。

 なんかわめいてるバレッタにはあとで謝り機嫌を取るとする。

 目下の心配はあと五百メートルはあるであろう出口まで、たどり着けるかどうか。

 すでに爆発が数回起こっており、村の破壊は始まっていた。

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