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おれ、韋駄天になるッ‼

「…タスクオープン!」


いつも通り一人で河原に来ている俺。普段なら一人で岩場に座りぼーっと終始、河に流れる水の流れを眺めているのだが、今日は違った。


昨日フレアが俺に神術を使ってくれたことにより目の前に表示されたウインドウ。


「どうやら正解だったみたいだな!」


その時に気付いたのだ。

表示されているウインドウの下に小さな文字で、タスクメニューと書かれているのを…。


ならどうして直ぐに試さなかったのか?そう疑問に思うことだろう。


理由は簡単、勘違いだった場合恥ずかしいんだが、このタスクメニューという名の画面、どうやら俺にしか見えていないようなのだ。


「…俺にしか見えないとかなに?このかっくいい設定⁈」


正直、ものがたりの主人公になった気分だ。後進的な世界に来てしまって落ち込んでいたのが、嘘のようかに今は気分がいい。


「これから俺を中心としたファンタジーが始まるんだ‼」


そう考えるだけで俺の胸の中には、どきどきとワクワクが胸一杯だった。


「さて、早速タスクをみて見よう!」


さてタスクを開き俺はタスクメニューと書かれた項目に指を当ててみる。


だが、俺の指はタスクメニューをすり抜けて空を突くだけだった。どうやって開くんだよ⁉と憤りながらも、思いつくことは全てやって行くことにする。


そして幾度か違う方法でチャレンジしていると、漸く画面の操作方法が判明した。


「…言葉に出さないと駄目とかって、戦闘中に恥ずかしすぎるわ⁉」


しかし声を出さないとタスクメニューがオープンしないのは確かだ。仕方がない、周りに人がいないことを確認してから、半ばヤケクソになりながら言う!


「タスクメニューオープンッ‼」


メッセージウインドウが消えて新たに開かれた画面には、数個の項目が表示されていた。


・LevelPoint

・Status

・Item

・Equipment

・Duke


「ふむふむ…、英語は苦手なんだ俺」


タスクメニューを選択したことで開いた画面には、低学歴の俺には優しくない文字の羅列があった。


見ていても分からないのなら、選択してみるしかないか…、そう考えた俺はまず、一番上のLevelPointから見て行くことにする。


「レベルポイント!オープン‼」


声を発することで開くメニュー、遠回しに4、5番目が読めない俺には開くことが出来ないのでは?と薄々と気付きながらも、それを後回しにしておき、まずはLevelPointの内容をみる。


「……ふーむ、なるほどね。ポイントを消費してLevelを上げるってことみたいだな」


Level 1

Total point 2000point

Next level 300point


Level up可能です。

Level upされますか?<yes or no>


Level up出来るのか…。してもいいけど取り敢えずは保留だな。


えーっと次は…。


Statusか、これは見なくても分かるけど、まあ、一応見ておくかな。


Name レックス

Lev 1

HP 20

MP 5

PW 10

ATK 5

DEF 4

SP 12

INT 50


上から名前、体力、魔力、PW?、攻撃力、防御力、スピード、賢さだろうな。


「PWってのは何なんだ?」


そう俺が声を上げ言ったら、またメッセージウインドウが表れた。


PW:スキルを使用する際に消費する闘気。


「…ふむ、気みたいなもんか。にしてもこの数値が凄いのかどうかが、全く解らんな」


悩んでても仕方ない次行くか!


「Item」


Item storage 0


「うん、そのまんまだな」


どうやらItemとはそのまま俺の持っている所持品の事をいうようだ。


試しに俺はウインドウを開いたままで足元に転がっている石ころを拾ってみる。


すると予想通りにアイテム欄に変化が起きた。


Item storage 1


・河原の石ころ


「ふーん、手に持っただけでもアイテム欄に入るのか…、しかも何処で拾ったかまで分かる仕様なのか、こいつは便利そうだ」


ただの石でも河原で拾うと河原の石ころと正確に名称が出る。

その機能に幾つかの利用方法を思い浮かべながらも、一先ずは置いておき、次に行く事にする。


「E、q、u、i、p、m、e、n、tか、えきゅぷみゅんと?」


やべぇ、開け方がわかんねぇー⁉

EQUでエキュ、だろ?それでiでイでpはピーか?mentはメントか?


「エキュイピーメント‼」


………あ、諦めんな俺ッツ⁉何なんだ!一体何処が間違ってんだよ⁉


「ん?待てよ!QUOカードとかってクオって読むから、クオって発音するのか⁉……エクオイピーメント?」


言ってから暫し待ってみるも、一行にウインドウが表示される気配はない。


どうやらまた違った様だ。


「ぐぬぬぬ……、何だ後は何が考えられんだよ?イクイピーメント⁈ちげぇーのか?……ならッ!エクオイピメント‼エクオピメント!イクオピメント!ってQUOカーと違ってOが無いからクで良いのか!?イクイピメント!イクイプメントッツ‼ちきしょーぉッツ⁈」


適当に思いついたものから叫んでいると、何時の間にか画面が開いていた。


「…む、虚しいぜ。えーっと何が表示されてるんだ?」


装備品


頭 なし

体 ボロ布の服

足 ボロ布の服

靴 藁の履物


うん、装備品の事なんだな。多少ディスられてる気がするのは気のせいだろう。


そういう事にしておこう。


「…不明点とか問題はなさそうだしな」


いやあるっちゃあるか?色々と叫び過ぎたせいでこの装備品のウインドウが一体どの発音で開いたのか解らないこと、それが差し当たっての問題か…。


今日は精神的にもそれを試す気力はないため、Equipmentについてはまた今度だな。


現状で装備出来る物もないしな。


残りはDukeだけか……。


「ハァハァ…、漸くかよ。称号ってことなんだな」


獲得称号一覧


・村人

村で産まれ数年間住むことで得られる。


・韋駄天

スピードが2倍以上の敵から十分間逃げ切ることで得られる。

名乗るとスピードが10上昇。

Levelup時にスピードが+5加算。


・傷だらけの男

傷に塩を塗る行為を受け入れる又は望むことで得られる。

拷問に耐えられる。

新な扉の鍵の一つ。


称号をセットしますか?


「傷だらけの男は問題外として、韋駄天はセットしたいな」


韋駄天をファーストへセットしました。村人はセカンドへセットしました。


「…実感はないけど多少早くなったのか?まあ、その内分かるか」


称号をセットする事で、Levelup時にスピードが5加算されるなんて、先にLevelupしなくて正解だったな。


「Levelup」


300point必要です、Levelupを実行されますか?


<yes or no>


「当然、イエスだな!」


Levelup!!

Name レックス

Lev 1 → 2

HP 20 → 25

MP 5 → 6

PW 10 → 20

ATK 5 → 15

DEF 4 → 9

SP 12 → 22

INT 50 → 52


Total point 1700point

Next level 500point


Levelupすると体に力が漲るのがわかった。そして俺は続けてLevelを上げられるだけ上げることにする。


Lev2 →3

Total point 1700point

Next level 500point


Lev3 →4

Total point 1200point

Next level 700point



Levelup!!

Name レックス

Lev 2→ 4

HP 25 → 45

MP 6 → 8

PW 20 → 40

ATK 15 → 35

DEF 9 → 24

SP 22 → 57

INT 52 → 58


Total point 500point

Next level 900point


「なんか、すごい漲って来た⁈このまま魔物とバトルしてみたくもあるが…」


今日はもう精神的にそれを試す気力はないな。まあ、称号をセットしてLevelupしたことで最初に比べてスピードが4

倍近くも上がっているのだ。


あのエリトカマという名の魔物からもこれで逃げ切ることも可能だろう。いや、寧ろ倒すことだって出来るかもしれない。


ティックスがLev3になる前に倒せているのだから、Lev4になった俺に倒せないことはない!…と思いたいな。


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