36 わかった、ありがとう! 夜璃編
今回はアドバイスを聞いて、3種類のAIを使ってみました。
もし翻訳ミスや変なところがあったら、教えてくださいね。
本当にすみません……
7/23 翻訳ミスです 補足します
……
…………
夜璃は前方を見つめ、ゆっくりと目を閉じた。
彼女は昔の自分と、自分がずっと追い求めてきた理想の生活を思い返した。
一体どうしてこんなことになったんだろう?
なぜ今こうなってしまったのだろう……
私の人生、まだ変えてやり直すチャンスはあるのだろうか……
昔、家にお金がなかったせいで、クラスのみんなが修学旅行などのイベントに楽しそうに参加しているのを見ても、私はお金のことで参加できなかった……
家には母親一人しかいなかったので、イベント費用どころか、基本的な学費すら払うのがやっとで、活動に参加するなんてとても無理だった。
そんな時、昔の私はいつも母親と喧嘩をしてしまった。
そのせいで、私と母親の間はよく沈黙が続き、冷戦のような状態になった……
しかし毎回、最初に謝ってきたのは母親だった。
ある時、同じことで母親と喧嘩した後、彼女は怒らず、ただ静かに私を見て、ふっと微笑んだ。
そして、横から少し古びた金色の鉄の箱を取り出した。
私はその箱を不思議そうに見つめた。
母親は微笑んだまま、そっと箱を開けた。
中にはゼンマイのような仕掛けがあり、ゆっくりと回り始めた。
それは少し古いオルゴールだった。
外見はすでに傷んでいたが、中から流れてくる音色はとても美しかった。
母親はオルゴールを私の手に渡し、優しく言った。
「大丈夫よ、ずっとこうじゃなくてもいいから……
これは私が子供の頃、私の母親が残してくれたオルゴール。今までずっと大切に保管してきたの。
昔、私の家も裕福じゃなかったし、私もこんなことで母親と喧嘩したことがあったわ。
きっと誰でも通る道よね、あなたは昔の私にすごく似てる。
でも後で、彼女はこのオルゴールを私に渡して、私の考えをたくさん変えてくれたの。
その時、彼女はこう言ったわ——
私たちはよく世俗の感情や考えに振り回されて、『お金がない』ことを人生の判定にし、失敗を能力不足だと思い、苦境を価値ゼロだと考えてしまう。
でも人生は必ずしも大衆の基準通りに生きる必要はない。あなたも自分だけの人生と夢を持つべきよ。
まるでオルゴールを押せばすぐに壮大な交響曲が流れると期待するのに、機械が動くには滞りや醸成の期間が必要なのを無視するようなもの。
貧困や挫折に深く落ち込んだ時、その圧迫感は実は人生が『負荷トレーニング』をしているだけなの。
人生の本質は、常に成功状態である必要もなく、それで自分を否定する必要もないわ。
今あなたの怒りや喪失感は、『受け入れられること』を唯一の生存目標にしているからよ。
でも、本当に欲しいものを探してみて。音楽から始めてもいいわ。
好きな音楽を聴いてみて。音楽は拍手がなくても、一人で奏でられるものよ。」
母親はそう言って、オルゴールを私の手に置いた。
箱の中の音楽は、回る回数とともに徐々に消えていった……
私は母親から渡されたオルゴールを見つめ、考え込み、沈黙した……
今思えば、当時の私は母親の言葉を全く理解できなかったのに、あの瞬間から、私はお金や学校のことで母親と喧嘩したり冷戦したりしなくなった……
その後、私はそのオルゴールを部屋の机の上に置いた。
毎晩遅くに、何度も何度も中の音楽を聴いた。
まさにその時から、私は少しずつ変化を感じ、自分が好きなものを探したいと思うようになった……
あの日から、クラスではもう他人を羨ましく思わず、何も期待しなくなった……
でもそのせいで、学校ではクラスのみんなと一緒に活動に参加しなくなった……
グループ活動の時も、いつも私一人だけだった。
みんなが賑やかにしているのを見て、心の中では一緒に参加したいという願いが浮かんだりもしたが、それはただ孤独感から来る錯覚なのかもしれない……
学校の文化祭や運動会でも、私は一人で静かに過ごした……
そんな時、私は虚しい夢想の世界に逃げ込みたくなった……
その後、私は別の発散の窓口を見つけた。それがアニメと音楽だった……
当時お金がほとんどなかったので、自分の小遣いで音楽アルバムやアニメグッズを買うことすらためらった……
それが後で偶然母親に知られた時、彼女は私にお金を渡してこう言った。
「行きなさい。本当に心から好きなものなら、良いことなら何でも母は応援するわ。あなたが自分に合った好きなものややりたいことを見つけられたら、母はいつでもずっと応援するから!!」
私は母親の笑顔と肯定を見て、少し戸惑い、意外に思った。
母親がこんなに私の好きなものを信じて肯定してくれるなんて思わなかった……
その時から、私は毎日アニメと音楽の世界に没頭した……
そんな生活で、私はたくさんの楽しみと嬉しいことを見つけた!
手元の音楽アルバムはどんどん増え、アニメ関連の物も増えていき、それは私の幼少期のほとんどを占めるようになった……
母親は普段、どれだけ忙しくても時間を作って、私と一緒に好きな音楽や好きなものを見てくれていた。
そして、私たちはいつも一緒にそれについて話し合っていた……
だからこそ、私はたくさんの憧れを持つようになった。
アニメの世界にある恋愛や冒険、学校生活の日常を見ていると、いつも想像していた——
もし現実もこんな風だったらいいのに……
でもその後、母親が病気になり、普段から私と一緒に過ごすことができなくなってしまった……
その時から、私の人生はまた、以前は楽しいと思っていたものを失ってしまったような気がした……
そんなことを考えるたびに、夜になると母親からもらったオルゴールを取り出し、何度も何度も流していた。
中の音が少しずつ弱くなっていても……
だって、現実の中で私は何もできない……
自分だけが周りの人たちとは違う生き方をしているように感じる。
みんなの生活は、一体どんなものなのだろう……
まるで駅の階段で、みんなが右側を歩いて下っているのに、私だけが左側を歩きながら、みんなと同じ方向へ進む姿を眺めているようだった……
そして学校での日々も、そんな風に一日一日と過ぎていった。
気がつけば、私はもうここまで来ていた。
自分がどうやってここまで歩いてきたのかさえ分からない……
毎日、アニメの幻想の中に逃げ込むだけで、現実とはどんどん離れていき、どんどん堕ちていった……
いつからだったのか分からない。
私はもう長い間、同年代の人と話していなかった……
その後、アニメをきっかけに、SNSで温かさを探した。
自分を受け入れてくれる人を探した……
でも、それでもたくさんの挫折を経験した。
結局、現実とはそういうものなのだ。
女の子であっても、見た目や話し方だけで他人から笑われたり、馬鹿にされたりする……
それでも私は、この世界で自分が存在する意味や理由を見つけたかった。
このまま世界に自分の存在を消されたくなかった……
私は何度も努力した。
みんなに認めてもらいたくて、必死に頑張った。
でも、どれだけ努力しても、現実は変わらなかった……
クラスメイトたちがSNSで自分の才能を見せている姿を見て、初めて気づいた。
自分は本当に何もない存在なのだと……
クラスの女の子たちはメイクをして、みんな自信に満ちているように見えた。
そして、自分の好きなことを学び、努力して、形にしていた……
だから自然と、周りから応援されるのだ……
私は、こんな自分や今の状況を変えることはできないのだろうか?
毎回、みんなのSNSや、学校や外での人気を見るたびに、羨ましく思ってしまう……
そしてある時、クラスの男子たちが話していた。
その中で、クラスの女子を数字で順位付けして、誰が一番可愛いのか、誰が一番人気なのかを決めていた……
その中で私は、クラスの女子の中でも名前すら出されない存在だった。
そして、男子たちから笑われる対象だった……
なぜなのか分からない。
その時の自分の姿が、吐き気がするほど嫌だった……
自分が最初から順位に入れるはずがないことも分かっていた。
自分が笑われる側だということも理解していた。
それでも、その瞬間の私は強い嫌悪感を抱いていた……
そんな日々が続いていき、私はクラスの中で誰にも話しかけることができなくなった。
嫌われたり、笑われたりするだけだった。
「女の子なのに、女の子らしくない」
そんな言葉を言われることもあった……
あの頃が、きっと私の一番自信を失っていた時期だったのだろう。
毎日学校へ行っても、休み時間になると図書館のような場所へ逃げ、人の集まりを避けていた。
そこで小説や漫画を読んでいた。
それだけが、自分が生きていることや、幸せを感じられる唯一の時間だったのかもしれない……
そして、その時に私は一つのきっかけを見つけた……
もし、別の方法なら……
クラスの人たちや、才能を持っている人たちも、好きなことや夢があったからこそ、ネットの世界で自分の居場所を見つけていたのだ……
なら、自分の好きなことをSNSの中心にしてみればいい。
自分が好きなものをネットに発信してみよう……
それから私は、自分のアカウントやSNSを運営し始めた。
でも、当然のように誰も私のことを気に留めてくれなかった……
それでも、毎日少しずつ自分の好きなものを投稿し続けた。
そのおかげで、私は少しずつ違う人生の感じ方を得ることができた。
「自分は本当に何もできない」という気持ちも、少しずつ消えていった……
そして高校に入ってから、以前からSNSを続けていた経験もあり、私はさらに成長したいと思った。
だから、自分自身を変えるために努力を始めた。
そしてアニメへの憧れもあり、成績や選考を通じて、ついに生徒会へ入ることができた……
しかし、やはりアニメの世界とは違っていた。
ここでの生徒会は、先輩が代々続けていく制度だった。
そのため、新しく入った人間は先輩たちの言うことを聞くしかなく、毎日のように仕事を押し付けられ、馬鹿にされた……
その瞬間から、私は少しずつ人生への希望を失っていった……
生徒会にいる時は、毎日のように大量の仕事に追われ、息ができないほど苦しかった……
そして生徒会長も、私が想像していたような人ではなかった。
ただ先生たちからの評価や周囲の力を利用し、賄賂のような不正な行為によってその立場を得ているだけの人だった……
他の人たちも、同じような人ばかりだった……
その瞬間から、私は今まで信じていた人生について、さらに深く考えるようになった……
そして教室へ戻ると、なぜか以前よりもさらに強い圧迫感と息苦しさを感じるようになっていた……
そしてその後、クラスでSNSのアカウントを交換する時、フォロワーが多くて、アニメが好きで、メイクやコスプレもしている女の子たちは、クラスの女子や男子に囲まれていた。
そして、クラスの誇りのような存在として扱われていた……
一方で、何も持っていない人間は、クラスの中で嫌われる存在になっていった……
そしてクラスには、私と同じように、周囲から嫌われている男子もいた……
彼は、発達障害のようなものを抱えているらしく、教室でいつも不自然に笑ったり、上手く話せなかったり、時々奇妙な行動をしたりしていた。
そのため、彼はいつも教室でイヤホンをつけていた……
そしてそれが原因で、クラスの女子も男子も彼のことを嫌っていた。
毎日のように彼を笑いものにしたり、何度も馬鹿にしたりしていた……
それからどれくらい時間が経ったのか分からない。
ある日、私が好きなグループがここでライブを開催することになった。
私は嬉しくなり、そのことを母親に伝えようと思って病院へ向かった……
そして病室へ着くと、医師たちはとても深刻な表情で私のところへ来た。
そして、母親についての話を告げた……
その夜、母親は私に父親のこと、そしてすべての真実を話してくれた。
そして、そのまま私の前から消えてしまった……
私は病床の前で、そんな母親の姿を見つめていた。
その瞬間から、私にはもう話をする相手も、頼れる場所もなくなってしまった……
私は病床の前に座り、長い時間考え続けた。
母親の言葉に驚いたり、怒ったりしたわけではない。
ただ、すべてがあまりにも突然で、あまりにも苦しく感じた……
私は鏡の中の自分を見つめた。
いつからだったのだろう。
鏡に映る自分を見るたびに、少しずつ嫌悪感を抱くようになっていた……
でも、昔こんな言葉を聞いたことがある。
「もし自分自身でさえ自分を嫌っているなら、そんな自分を一体誰が好きになって、信じてくれるのだろう?」
昔は、この言葉は自分とは遠いものだと思っていた。
でも今考えると、ただ時間の問題だったのかもしれない……
部屋に戻ると、母親が亡くなった後の葬儀費用や、これからの生活のことを考えてしまい、胸の中には大きな不安と嫌悪感が広がった……
……もう、いっそ死んでしまいたい。
そんな考えが、頭の中から消えなかった。
明日、何が起こるのかも、私はもう分からなかった。
私は手に持っていたオルゴールを見つめた。
しかし、そのオルゴールは長い時間によって少しずつ壊れ、もうボロボロになっていた……
あの日から、私の人生は少しずつ何も考えられないような状態になっていった。
そしてある日、クラスメイトに髪を引っ張られ、笑われた時……
その瞬間、私は自分を抑えられなくなった。
手に持っていた物を、そのクラスメイトへ向けて突き出してしまった……
あの日のことは、今でもはっきり覚えている。
私の手は血で染まっていた。
そして、その日からだった。
押し込めていた感情が壊れてしまったのか、まるで自分の中にもう一人の人格があるように、怒りを感じると自分を制御できなくなった……
それから私は、必死にすべてを抑えようとした。
自分がどうなってしまったのか分からなかった。
なぜ、こんな自分になってしまったのか分からなかった……
私は図書館へ逃げ込み、落ち着いてこの状況について考えようとした。
しかし、どれだけ考えても、心を落ち着かせる答えを見つけることはできなかった……
いつも好きだった漫画や小説でさえ、読むことができなくなっていた……
……そして、その日。
一人の少女が、私の人生に入り込んできた……
それは、とてもおとなしく、自信なさそうな後輩の少女だった。
彼女は誰かに追われているようで、不安そうに図書館の中を何度も見回していた……
私はその少女を見ていた。
すると彼女も不思議そうに私を見つめ、私の手にある漫画へ視線を向けた。
そして、小さく笑いながら、ゆっくりとこちらへ歩いてきた……
私は驚いて彼女が近づいてくるのを見た。
すぐに漫画を閉じ、立ち去ろうとした。
しかし、彼女は私の肩を掴んだ。
「えっ、えっと……あなたもここで漫画を読むのが好きなの?
私も大好きなんだ!
実は毎日あなたのことを見ていたんだよ。
最近は図書館で本を読む人もどんどん少なくなっているから、なんだか気になってたんだ……!」
その少女は、楽しそうに話し続けた……
私はその少女を見ながら、困惑と少しの恐怖を感じた。
そして、とっさに適当に誤魔化した。
「え……そうなんだ?
私はただ暇だからここに来ているだけだよ。
まさか本を読むために来てるわけじゃないって。
ここではスマホを見て遊んでいるだけだよ。
漫画や小説なんて、全然好きじゃないから……」
その少女は不思議そうに私を見た。
そして、笑いながら言った。
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。
私、本当にあなたを食べたりしないから。
私の名前は良奈。
そんなに怖がらなくていいよ。
ただ、あなたと友達になりたいだけだから!」
私は、その少女の優しく穏やかな声を聞いていた。
逃げ出したかった気持ちは、いつの間にか消えていた……
そして、私は再び椅子に座った。
良奈は私の向かいに座り、自分の好きな作品や音楽について話し始めた。
最初は聞くつもりなんてなかった。
でも、彼女はどんどん楽しそうに話していった。
そして、話せば話すほど面白かった。
彼女が話すことは、まるで私と同じ世界を見ているようだった。
気がつけば、私たちは自然に会話を続けていた……
私は今まで、こんなにも気が合う人に出会ったことがなかった。
彼女も私が好きなアニメや歌手が好きだった。
そしてSNSのアカウントも持っていた。
フォロワーは多くなかったけれど、そこにはアニメについての投稿や、日常の出来事、イベントの写真がたくさん載っていた……
私はその写真を見て、強い憧れを感じた。
良奈はそんな私の表情を見て、微笑みながら言った。
「一緒に行ってみない?
これからは、こうやって一緒に遊びに行こうよ。
あなたも、本当はそうしたいんじゃない?」
私は良奈を見つめた。
表情には出さなかったけれど、心の中では今までにないほど嬉しかった……
その時だった。
いつも教室で笑っている、あの男子がこちらへ歩いてきた……
私は少し驚いて彼を見た。
そして、怖くなり、その場から離れようとした……
すると良奈は彼のところへ歩いて行き、笑顔で彼の肩を軽く叩きながら言った。
「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ。
彼は私の友達だから。
確かに、時々ちょっと変わった印象を持たれることもあるけど、本当はすごく優しい人なんだよ!」
「前に学校の外で、怪我をした猫を見つけたことがあってね……
どうしたらいいのか分からなかったみたいで、それから毎日その猫のために物を買って、ずっと世話をしていたんだよ。
雨の日でも毎日様子を見に行ってたんだから。
私も、その時に彼と知り合ったの!」
「最初は私も、ちょっと変わった人なのかなって思ってた。
でも、近くで彼がしていることを見ていたら、本当はすごく優しい人なんだって分かって、それから話しかけるようになったんだ!」
「病気のせいで、彼を怖がってしまう人もいるけど……
でも、本当に良い人なんだよ!」
「そうだ、ちなみにあの猫はその後私が家に連れて帰って世話をしたの。
今はもう元気になって、自然に帰したんだよ~」
そしてその後、私は初めて気づいた。
この男子も、私と同じ学校の生徒だったのだ。
彼は時々、私に何か質問をしに来ることもあった……
私は、クラスでいつも笑っているあの男子が、良奈に向けて見せる笑顔を見つめていた。
それは、いつもの彼の姿とは違っていた。
彼は病気の影響で、普段は不自然に笑ってしまうことがある。
でも、今の彼の笑顔は違った。
心の底から嬉しそうで、本当に幸せそうな笑顔だった……
私は目の前にいる良奈を見つめ、この少女に驚き、そして強い衝撃を受けていた。
もし本当に彼女と友達になることができたら……。
きっと私の人生は、今までとは違うものになるのかもしれない。
また別の物語が始まるのかもしれない……
この先の物語が、また違う逆転や変化を迎えるのかは分からない。
でも今の私は、ただこの時間を大切に覚えていたかった……
……
その後も一緒に色々なことを経験したり遊んだりした。
一緒に初めて外に出かけたり、たくさんのアニメ関連の同人誌即売会に参加したりした。
私も彼女と一緒に写真を撮ってSNSに上げた……
あの数日は学校でも何もかもがとても楽しく感じられた。
でも物事はそうずっと続くわけではなかった……
数日経った頃、良奈は学校に来なくなった。
私は良奈がいなくなってしまうのが怖くて、ずっと良奈が現れるのを待っていた……
何度も電話をかけたが、良奈は出なかった……
あの数日、私はなぜかまた迷いに陥ってしまった。
ただ話す相手がいなくなっただけなのに……
私にはよくわからなかった……
そしてその日が過ぎ、良奈はようやく学校に来たが、ずっと沈んだ様子で、クラスのあの男子も彼女に近づこうとしていた……
しかし彼女はこう言っただけだった。
「ごめん、このところはしばらく来ないでくれる?ありがとう……」
そんな良奈を見て、私は心が複雑でいっぱいになった……
「ねえ!どうしたの?話してみて、私が助けるから!」
私は良奈のそばに歩み寄って言った……
後で彼女は少し怯えた表情で、男子から性騷擾を受けたことを話してくれた。
それ以来、彼女は男子を見るだけで気持ち悪くなり、どんなにしてもこのところとても苦しんでいた……
それを知った私は、その性騷擾をした人物を探しに行き、すべてを解決しようとした……
私は自分ならこのすべてを解決できると思っていた。
まるで努力さえすればこの定められた脚本を変えられるかのように……
まるで七夕のたびに自分の願いを書き続け、違うおみくじを吊るし続けるように……
『私はこのすべてを変える機会があるのか?この決まった答えを変えたい!』
ベランダは私のおみくじでいっぱいになった……
自分は馬鹿みたいだと思った。
それでも、こうして信じ続けていた…………
しかし明らかに私は失敗した……
結局良奈は私のせいで入院することになり、私はまたみんなからますます離れていった……
やはり誰も私に気づいたり信頼したりしてくれない……
逆に、良奈が入院すると、みんなは一生懸命手伝おうとした。
普段とてもクズな生徒たちや、あのクズな連中まで……
みんな良奈のために何でもしようと努力した。
まるで自分が彼女の誰かであるかのように、そんな際限のない正義感が本当に気持ち悪かった……
そしてあの障害のある男子は毎日一人で外を笑いながら歩き回り、それが一番皮肉なことだったのかもしれない……
学校の取材の時、クラスで一番可愛い女子は誰かと聞かれた時、あのファンが多い人物が目立とうとして、たくさん語り始めた……
彼はあの心身に障害のある同級生を嘲笑し、彼が怖いと言い、そばの女性の友人もそれに合わせて「私が守るわ」と言い出した……
周りの人は百合が可愛いだとか言い合って、本当に気持ち悪かった……
後で私の悪口も言い始め、周りの同級生たちは偶像を見るような目で彼らを見ていた……
本当に、取材なんてただの見せ物じゃないか。
若者たちの流行なんて本当にわからない。
SNSなどで注目を集めるなんて、嫌いだ……
……私はどれくらい歩いたかわからない。
体の中のもう一人の人格が私を占領しそうになっていた。
少しでも気を抜けば、彼は狂ったようにすべてを支配してしまう…………
私はずっと、これらの人たちが私のために何かを犠牲にしてくれるはずがないと思っていた。
たとえ私が誰かのために頑張っても、最終的に肯定されることはないかのように……
私も、他人を変えるために頑張って、それを誰かに認められるような瞬間が欲しい。
アニメのように自分のやり方で生きてみたい。
普段試したことのないことを試してみたい……
お祭り、アニメイベント、海辺……
そして友達と一緒に遊ぶようなこと。
私はこんなぼんやりとした人生を送りたくない。
私は嫌だ……
……
夜璃は目を開いた。
そして、目の前にいる林月を見つめた……
夜璃は強く林月の手を握った……
すると林月は、真剣な表情で言った。
「さて……これからどうするんだ、夜璃!!」
夜璃は隣にいる林月を見た。
そして思い出した。
あの時、林月は自分のために傷だらけになった。
私のせいで、彼までこんな目に遭った。
それなのに、彼は一度も怒らなかった。
ただ、この状況を変えるために努力し続けた。
そんなこと……本当にありえるのだろうか……
今思えば、目の前にいるこの男は、一体どんな気持ちでこの世界を見ているのだろう。
誰にも見てもらえなくても、それでもここまで努力し続ける人間が本当にいるなんて……
夜璃は林月の手を強く握った。
そして、さらに強く握りしめた……
「うわっ……
夜璃、何してるんだよ……痛いって……!
なんで急にそんな強く握るんだよ!?
まさか、男の子と手を繋いだことがないからって……気持ち悪いとか思わないでくれよ?
訴えたりしないでくれよ……」
林月は慌てながら言った。
夜璃は突然、もう片方の手で口元を覆った。
そして、少し涙をこらえながら真剣に言った。
「違う……そうじゃない……
ただ……驚いているの。
ねぇ、どうして逃げなかったの?
ここに来ることが死ぬかもしれないって分かっていたはずなのに……どうしてまた戻ってきたの?
私はもう……こんなにもダメな人間なのに……
どうしてあなたは、私なんかのために戻ってきて、命を懸けようとするの……
本当に……本気で私を助けに来たの?
それとも、ただ偶然ここに来ただけなの……?
……そうなのかもしれない。
でも、どうして怖がらないの……?」
夜璃は涙を流しながら呟いた。
林月は夜璃を見つめ、真剣な表情で答えた。
「そんなこと、真剣かどうかで分けるものじゃないと思う。
でも……俺は本気だ。
今回は偶然じゃない。
本当に君を助けるために来たんだ。
他人に決められた人生なんて、もう十分苦しんだだろ?
俺もそうだった……
君だって、このすべてを変えたいんじゃないのか?
決められた筋書きや結末を変えたいんじゃないのか?
俺は、真剣に生きている人たちが、そんな簡単に他人から決めつけられるのを見たくない。
君だって言っていただろ?
ここで諦めたら、人生のすべてが終わってしまうって。
まだやりたいことがたくさんあるんだろ?
俺だってそうだ!!
俺は、こんな人生にずっと閉じ込められたままなんて嫌なんだ。
君だって……本当は諦めたくないんだろ!!」
林月は強く言った。
そしてポケットから一枚の願い札を取り出し、夜璃の前へ差し出した。
夜璃は目の前の願い札を見つめ、不思議そうな表情を浮かべた。
そこには、こう書かれていた。
『夜璃ちゃんも、私たちと一緒に楽しく遊べるようになってほしい。全部を自分のせいだと思わないでね。あの日々、本当に楽しかったよ!
良奈より』
『どう伝えればいいか分からないけど、夜璃がそんな風に一人で抱え込まないでほしい。もし本当に困ったことや問題があるなら、いつでも私を頼ってほしい。
雅西より』
夜璃はそこに書かれた名前と内容を見つめ、驚いた表情でそれを受け取った。
「ほら、みんな君のことを信じているんだよ!
良奈ももう目を覚ましている。
それに雅西も、これからも夜璃と一緒に遊びたいって思っている。
二人とも、ずっと君のことを信じているんだ!
だから、ここで諦めないでくれ!
だって、君の家のベランダだってそうだったじゃないか。
あそこにはたくさんの願いが貼られていた。
もしここで諦めたら、君を信じている人たちの気持ちも、その願いも、全部なくなってしまうんだぞ!?」
林月は真剣に言った。
夜璃はその言葉を聞きながら、林月の手を握り続けた。
そうだったのか……。
林月、良奈、雅西……。
今まで見ていた世界は、全部自分一人が勝手に作り出していたものだったのか……。
私は……本当に馬鹿だった……。
それに、林月だってこんなにも苦しい人生を生きているのに、それでも誰かのために行動している。
本当に、こんな人間がいるのだろうか。
何もかもに負けず、どんな絶望にも倒れない人が……。
私も……変われるのだろうか……?
「そうなんだ……。
だったら私も、このすべてを変えたい。
こんなにも腐ってしまった自分を変えたい!
林月……私も一緒にいていい?
一緒に、このすべてを変えていける……?
私も、あなたみたいに強い人になりたい!!」
夜璃は息を切らしながら言った。
「俺みたいに……強い人……?
強い人って……俺のことか!?
君は俺をそんな風に思っているのか?
そんなわけないだろ。
俺はただ、自分の考えを信じて進んでいるだけで……俺なんて……」
林月は驚いた。
「え?何言ってるの?
自分ではすごいと思ってないの!?
なんだか、あなたは今まで本当にたくさんのことを経験してきたみたいで……。
こんな状況でも、あなたが考えることはそんなことなんだもん。
お願い。
過去のことは全部置いて、一緒に頑張って変えていこう!」
林月は、隣で自分を尊敬するように見つめている夜璃を見た。
俺には、彼女に尊敬されるようなものなんて何もない。
ただ、何も持っていない状況でも、自分の考えを信じ続けただけだ……。
「……うん。
一緒にやろう。
この終わりのない物語に、別の結末を描こう!!」
その瞬間。
叔父は手に持ったナイフを、林月と夜璃が繋いだ手へ向かって勢いよく振り下ろした。
林月と夜璃は素早く横へ飛び退いた。
そして、真剣な表情で前方を見つめる。
二人はすぐに手に持ったナイフを構え、叔父を睨みつけた。
「私たちは、あなたみたいな腐った大人にはならない!
だから、もっと努力するんだ!
あなたみたいな嫌な大人にならないために!!」
夜璃は叫んだ。
「そうだ。
俺たちはあなたを倒す。
俺たちは、あなたみたいな人間の道具じゃない!
どれだけ絶望や闇に包まれていても、俺はいつか必ず、自分が生きる世界を変えてみせる!!」
林月は叫んだ。
「くそバカ、ふざけるな……
お前たちはただ自分を慰めているだけだ。今は大丈夫だと思っていても、将来はどうなる?この世界はいつもこうだ。お前たちに一切の憐憫など与えないし、努力したからといって変わるわけじゃない。
お前たちはただ希望を信じればすべてが良くなるとでも思っているのか?あまりにも甘い……
現実は弱者を待ってなどくれない。泣いたからといって足を止めてくれるわけじゃない!!」
叔父は大声で言った。
手に持ったナイフを夜璃に向かって激しく振り下ろした。夜璃は歯を食いしばり、手にしたナイフでこの攻撃を防いだ……
「そうか、それでどうだというんだ?
もし世界が本当に君の言うように残酷だとしたら、まだ他人に手を差し伸べようとする人たちは何なんだ?
傷つくことを知りながら、それでも他人を信じようとする人たちは何なんだ?」
夜璃は力を込めて手に持ったナイフで防ぎ続け、ナイフがぶつかって跳ね返った……
二人のナイフが再び激しくぶつかり合い、絶え間なくかわし合いながら攻撃を続けた……
「そうか?お前はどうしてこんなにつまらない女になってしまったんだ?男の言葉に惑わされて頭がおかしくなったのか。お前たち女は本当に哀れだな、お前の母親と同じだ。周りの人間を全部信じて……
結局何も残さずに死んでしまったじゃないか!?」
「それがどうした?少なくともお前みたいなゴミのように、こんな風に生きながらえてこの世界にしがみついているよりはましだ。金とすべてのために、尊厳も言葉も何もなくなって、ただ金のために周りの人間を利用するだけ。お前みたいな人間が一番大嫌いだ!」
二人が激しく攻防を続けている最中……
林月が横から素早く飛び出し、手にしたナイフを叔父の腕に勢いよく突き刺した……
叔父は痛みで手に持ったナイフを放し、夜璃が素早くナイフを叔父の口の左側に深く突き刺した……
夜璃は勢いよく引き抜き、トドメを刺そうとした瞬間、体にまた吐き気と嘔吐感が襲ってきた……
叔父はにやりと笑いながら夜璃の腹を激しく殴り、拳を何度も振り下ろした。夜璃の下半身からも悪臭のする液体が流れ出した……
「ははは、お前がどれだけすごい女だと思っていたのに、ただ偉そうな理想を語るだけの安い女じゃないか……
あんなに多くの男に犯されて、強姦されて、そんなことまで心にしまって、まだ私に現実を変えたいだの夢を叶えたいだのと言っている……
母親と同じで哀れの極みだ……」
叔父が言い終わり、再び攻撃しようとした時。
夜璃は口の中の嘔吐物と濃い液体を一気に叔父の顔と体に吐きかけ、素早く飛び退いた……
嘔吐物が叔父の服を不快な酸っぱい臭いと血の鉄錆の臭いで染め上げた……
「ふざけるな、このクソ野郎!お前はただの低能な畜生に過ぎない。ここで自分のお粗末な人生哲学や他人への態度を語るんじゃない!
さっさと死ね、そんな馬鹿げた冗談はもういい!誰がお前みたいにすべてに引きずられて、ゴミのように生きるんだ?お前はどうやってここまで来たのか、自分がどれだけクズなのか少しは考えろよ……
他人にできないことばかりさせて、そんな方法で他人の人生を貶めて嘲笑するなんて、こんな下劣な手段でしか生きられない……
ここで自分の人生論を大げさに語るんじゃない。お前には他人を非難したり批判したりする権利など一切ない!
他人の努力や傷跡を全部引き裂いて無くすんじゃない、この社会のクズ野郎!
お前が思うすべてを他人に押し付けるな、私の周りの人間を貶めるのもやめろ、ふざけるな、このクソ野郎!!!」
夜璃は激しく息を荒げた……
彼女は口角の嘔吐物と血、そして下半身の液体を拭い、中指を立て、嫌悪と真剣な表情で前方の叔父を睨みつけた……
叔父は極度に驚いた表情で眼前の夜璃を見た……
林月も真剣な顔で夜璃の隣に歩み寄り、叔父を指差して大声で言った。
「その通り!
今変え始めないこと、自分の間違いを認めないこと、きっと将来ずっと後悔と苦しみだけが残る……
私は諦めない。私たちもすべてを諦めない。私たちは絶対にこんなことで負けたりしない……
お前にも私たち全員を変えることなんてできない。それくらいお前にもわかっているはずだ!
今思えば、あの時もっと勇気を出せていたら、きっと倒されずに済んだし、今ここで後悔することもなかったのに!
結局、私たちはいつも待っている——
より良いタイミングを、誰かの承認を、自分が十分に完璧になるのを……
人生は確かに君の言うように、変えられないこともあり、本当に完璧な世界なんてないのかもしれない……
でも、それがどうした?
多くの夢は、恐れの中で踏み出す一歩から始まるんだ。
お前は失敗を恐れ、嘲笑されるのを恐れ、他人に不可能だと言われるのを恐れている。
でもそれはただお前の恐れに過ぎない。
誰かが本当に自分の目標や夢、そして成功への道を見つけるのが怖いだけ……
夢はお前が嘲笑うためのものじゃない。信念はお前が価値を決めるものじゃない!」
林月は大声で言った!
叔父は顔の嘔吐物を拭い、傷口から血が絶え間なく広がって流れ出た……
血は止まらず、叔父がどれだけ拭いても取れず、汚れのように皮膚にこびりついていた!
彼は嫌悪の表情で前方の夜璃を見た……
叔父は夜璃が全身血と体液と嘔吐物にまみれているのに、彼女の身に着けた下着とストッキングにはまだわずかに白い部分が残っていて、完全に汚されていないことに気づいた……
夜璃の揺るぎない眼差しと表情を見て、彼は昔のあの女を思い出したかのようだった……
叔父は驚きと嫌悪の表情で叫んだ。
「クソ……どうしてお前はあの馬鹿女と同じような真剣で嫌悪した表情をしているんだ!!」
夜璃は嫌悪と困惑の表情で返した。
「は?
お前このバカは何を言ってるんだよ、バカ!」
……
叔父も何かを思い出したようだった……
彼は前方を見つめ、退屈極まりない話を語り始めた……
いつからだったか……
私は家で長男で、下に弟が一人いた。最初は家族が弟ばかり贔屓にしていたが、私は気にしなかった。あの頃は特に変だとも思わなかった……
何年か経った頃、父親は身体の病気を隠していたことが会社にバレて、即座に解雇された。
父親は仕事を失ってから、毎日家で酒を飲み、母親を殴り、自分の子供を罵倒するだけだった……
毎日こんなゴミのような生活を送っていた……
さらにどれだけ経ったか、父親は隣の家の娘を性侵して、数年の刑期を宣告された。それ以来、母親は男を恐れ、嫌悪するようになった……
母親は男はみんなこんなゴミだと考え、その瞬間から自分の子供も嫌いになった……
その後、母親は自分の姉に私たちを預けた。母親の姉はいい人で、私たちが間違ったことをすれば止めてくれたが、唯一の望みは私たちがちゃんと勉強することだった……
しかし勉強ということが、ラクダを殺す最後の藁となった……
高校生くらいの頃だったか、家庭の事情で、私は他人とどう話せばいいかわからず、クラス全員から気持ち悪くて嫌われる対象にされた……
それがクラス全体からいじめられる始まりだった。私は何をしても馬鹿扱いされるだけだった……
あの頃の夢は全部、ゴミのように生ゴミ入れに捨てられた……
毎日殴られるか、生ゴミとトイレの水を無理やり飲まされるか、トイレに閉じ込められて集団リンチを受けるかだった……
学校という巨大なプレッシャーの下、課題と成績が私を息もつかせぬほど追い詰めた。私はこんなものをやりたくなかった。勉強なんて何のためにするんだ……
この年頃、私は何も持っていなかった。クラスの女子を見て思春期の自分はいつも興奮していたが、自分の人生には女の影すらなかった……
私は教室で女子のオナニーを盗撮し、バレた後、その女子とクラスの男子たちが正義の味方気取りで私をボコボコに殴り、動画をネットに流して公開処刑にした……
私はこんな人生に終わりがあるのか全くわからなかった。そしてあの頃一番嫌いだったのは、夢を抱いて努力する人間たちだった。この世界で成功する人間などいないと思っていたから……
私はタバコを吸い始めた……
社会ではいろいろな友達とつるむようになった。私が機嫌が悪いと、兄弟分たちは白粉やK他命をくれてリラックスさせてくれた……
最初は怖かったが、人生なんてこの数年だけだ!死ぬまで遊ばないなんてごめんだ……
私はパチンコにも夢中になったが、どうやっても結局負けるばかりで、逆転の機会など全くなかった……
大当たりした男たちを見て、中年のおっさんや老人でさえ成功している……
なぜあいつらの周りにはセクシーな女がいるんだ?なぜ私には何もできないんだ?周りの人間がどんどん良くなっていくのを見て、私には果てしない嫌悪だけが残った……
家では、弟も男なのに各方面で優秀で、母親を慰めたりして、母親は結局弟を嫌いにならなかった……
母親の姉はただ学校の成績ばかり気にしていた。成績なんてそんなに大事か?この社会はこんな価値観に縛られているなんて哀れだ……
彼らと議論になると、私はただ嫌悪しながら言い返した……
後で母親は嫌悪の眼差しで私に言った。
「お前はさっさと死ねないのか?最初から産むんじゃなかった。お前は生まれてくるべきじゃないゴミだ。あの父親と同じで本当に気持ち悪い!!」
母親のあの吐き気を催す眼差し……私は本当に何もできないのか……
こんな果てしない人生が回り続け、弟は可愛い彼女を作り、周りの人間もみんな夢を叶えていった……
本気で言ってるのか……
人生はもう変えられないと思った時、誰かが私に声をかけてきた……
それはピエロの仮面が大好きな男の子で、自分の父親は金持ちの企業トップだと言っていた。女を犯させてくれたら金をくれるという……
その時から、私は他にも親戚がいることを知った……
私は金がないと言って自分の従妹を探しに行った……
彼女は馬鹿みたいに本当に私を泊めてくれて、少し金を分けてくれた。あんな純粋で騙されやすい女は、結局私の手に落ちた……
私は眠剤を使って彼女を眠らせ、あの男と子を成させた……
そして彼女の娘も馬鹿みたいに生まれてきた……
その後、私はもっと金を手に入れ、弟の彼女を性侵し、金で弟の口を封じた……
……
それこそがあの時の性侵で、私はこの感覚に溺れるようになった……
その後、私は道端の若い女を援交で探すようになった。地雷系だとか高校生、メイドなど……
あいつらはただ金のために集まる女の集まりだ。容姿と性別さえあれば……
まあいい。とにかく金をやれば、何人でも遊べる……
私はこれがずっと続けられると信じていたが、意外にもあの女たちから性病をうつされてしまった……
その瞬間から、私はまた自分が何でもない存在だと感じた……
結局この世界はそんなものだというのに、従妹の娘は馬鹿みたいに私を信じ続け、意外にもこんな私を嫌いにならなかった……
……
そしてその日、病院で私は従妹が病気に苦しみ、惨めな姿を見ていた……
彼女はもう死ぬ運命だと考え、私は昔自分がしたことや、彼女が馬鹿みたいに私を信じて優しく接してくれたことをすべて話してやった……
私は彼女が怖がると思ったが、彼女の眼差しは特別に真剣で揺るがなかった。まるで別の人間のようだった……
彼女は何も変えられないはずなのに、あの時の眼差しは何か変えられるように感じさせた……あんな眼差し、嫌いだ……
彼女はただ静かに言った。
「それで?ただそれだけ?
だったら、私は何をすればいいの?結局、私よりひどい人間が自分のした間違いさえ反省できないなんて、本当に哀れよね!」
私は病床の前の彼女を見つめ、心に冷たい感覚が湧き上がった……
結局彼女も死に、彼女の娘は私の金儲けの道具になった。でもどうしても、彼女の眼差しは母親と同じで、怒った時にあの嫌悪すべき表情を浮かべる……
しかも彼女の娘は私があんなに酷いことをしたのに、まだ犬みたいに尻尾を振って私を信じる。これこそが私が好きな女だ……
「ああ、そういうことだ。お前たちが知りたがっていたことはこれで全部だろう……
だから言ったろ、お前たちも運命に操られているだけだ。私たちみんな同じだ。お前たちには変えられない!」
叔父はそう言い終え、手に持ったナイフを握り、前方のあの女の目を見つめた……
……
「……そうか。
こんな話を聞かせれば、俺が怖がると思ったのか?
それに、あなたが私の母親を怖がっていた理由も、むしろ逆なんだ……。
あなたは、母が怖がらなかったから怯えていたんじゃない。
あなたが本当に恐れていたのは、自分とは違う道を歩もうとする人間だったんだ……。
あなたはただ逃げていただけ。
そして、諦めていただけ。
誰もあなたと同じような生き方なんてしない。
なぜなら、あなたはただ自分の人生を無駄にしているだけだから。
よく聞いて。
あなたの人生を、まるで意味のある物語みたいに語らないで!!」
夜璃は冷たい視線で前を見つめた。
その姿は、まるで別人のようだった……
夜璃は叔父を睨みつけ、ゆっくりと前へ歩いていく……
たとえ今の自分の身体がどれだけ壊れていても。
たとえ今の自分がどれだけ弱くても。
私は、目の前の存在に負けない……
私は、こんな人間に一生笑われ続けたくない。
ここで負けるわけにはいかない!
夜璃はこれまでの出来事を思い出した。
そして、自分がまるで馬鹿だったように感じた。
みんなはずっと自分を助けてくれていた。
それなのに私は、ずっと待ってくれていた人たちの想いを、何度も無駄にしてしまっていた……
そうだったんだ。
私がずっと求めていたものは、最初からすぐそばにあった。
決して消えてなんかいなかった……
夜璃は前へ走り出した。
そして、手に持ったナイフを叔父へ向けて突き出した……
叔父はすぐにナイフを構え、迎え撃つ。
二人の刃は攻撃の中で何度も交差した。
互いに攻め、互いに防ぐ。
どちらも一歩も譲らなかった……
そして叔父は夜璃の姿を見つめた。
まるで、かつての自分の母親の姿を見ているようだった。
ただの女。
何も持っていないはずの人間。
それなのに、なぜか自分を恐れさせる……
「……でも、俺が一体何を間違えたっていうんだ?
俺はただ、自分のやり方で生きてきただけだ……」
叔父は呟いた。
「そう……。
あなたは、自分の何が間違っていたのかすら分からないの?」
夜璃は言った。
「あなたが間違えたのは、自分の人生の生き方じゃない。
あなたのことを信じてくれた人たちを、一人ずつ壊して、利用したことよ!!」
「もし最初から変わろうとしていたなら。
もし周りにいる人たちをちゃんと見ようとしていたなら。
きっと、こんな結末にはならなかった!!」
夜璃は叫んだ……
叔父は歯を食いしばりながら言った。
「ふざけるな!!
誰が、お前たちみたいにずっと他人を信じ続けられるんだ!?
自分自身がこんなにも苦しい人生を生きているのに、誰が好き好んでお前たちみたいな馬鹿みたいに他人を信じるんだよ!
本当に馬鹿なのは、お前たちの方だろ!!」
「違う!!」
夜璃は怒りを込めて叫んだ。
「最初の頃、あなたがどれだけ私や母を信じていたのか……。
あなた自身が一番分かっているはずでしょう。
誰かがあなたに向けた想いや優しさを、ゴミみたいに扱わないで!!」
夜璃がそう叫んだ瞬間。
叔父がさらに言い返そうとした。
その時――
林月が夜璃の後ろから一気に飛び出した。
叔父が一瞬気を取られた隙に、ナイフを彼の左目へ深く突き刺した……
「黙れ!!
運命に弄ばれた。
運命に決められた。
そんな風に言い続けて、一体何になるんだ……。
俺だって、そうやってここまで歩いてきた。
でも、俺は運命なんかに負けない。
現実の中で、本当に弱い人間だけが、他人を利用して『これが運命だ』なんて決めつけるんだ。
誰かを利用したその瞬間から、お前はもう運命に苦しめられた被害者なんかじゃない!!」
林月は叫んだ。
そして力いっぱいナイフを引き抜いた。
鮮血が一瞬で飛び散る……
林月は歯を食いしばり、拳を強く握りしめた。
そして叔父の顔面へ、全力の拳を叩き込んだ。
叔父の身体は大きく吹き飛び、地面を擦りながら血の跡を残していった……
林月は口から血を吐き出しながら、前方を強く指差した。
「運命や環境に苦しめられている人間なんて、決して少なくない。
でも、他人を利用して、傷つけ始めた瞬間から……。
お前はただの卑怯な人間になっただけだ!!」
林月は息を切らしながら言った……




