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名前をつけさせてくれない猫  作者: さくらんぼ


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24/30

第24話 気にしないこと

朝。


光。



主人公

「……普通」



伸びをする。



横を見る。




いない。



主人公

「珍しい」



起き上がる。



リビングへ。




いる。



主人公

「そっちなんだ」


無言。



ソファで丸くなっている。



主人公

「昨日あんな感じだったのに」



動かない。



主人公

「普通だね」



「…にゃ」



主人公

「だよね」




キッチンへ。



水を飲む。



ふと


視線。



リビングの入り口。



何もない。



主人公

「……」



少しだけ見て


やめる。



主人公

「気にしない」




そのまま戻る。



まだ同じ場所。



主人公

「動かないね」


無反応。



主人公

「今日は休み?」



しっぽだけ動く。



主人公

「何のだろ」




少しして



主人公

ソファに座る。



少しだけ近づく。



主人公

「来るんだ」



そのまま隣に座る。



でも


くっつかない。



主人公

「今日はその距離ね」



「…にゃ」



主人公

「了解」




静かな時間。



主人公

「……昨日さ」



ぴく



主人公

「やめとく」



何もなかったみたいに座る。



主人公

「そういう感じだよね」




少しして



主人公

「じゃあさ」



耳だけ動く。



主人公

「こういう普通の日なら——」



じっとする。



主人公

「名前くらい——」



一瞬。



すっと立ち上がる。



主人公

「あ、やっぱりね」



距離を取る。



主人公

「ブレないなぁ」



「…にゃ」



主人公

「そこだけはね」




そのまま


また隣に戻ってくる。



主人公

「それは来るんだ」



無言。




結局


昨日のことは何もなかったみたいに戻ったけど、あの場所だけはなんとなく見ないようにしている。


そして


この猫は相変わらず、名前だけは絶対に許してくれない。

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