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第11話『それ、食べられるのか?』

 崩れた石柱の奥へ続く隙間には、地下湖とは違う匂いが満ちていた。


 湿った岩から染み出す水、土に埋もれた根、幾重にも重なる葉。そのどれもが鼻をくすぐり、兎はときどき立ち止まっては、奥へ伸びる細い道を確かめた。背後から届いていた湖の波音は、岩壁を二度曲がる頃には遠のいていた。代わりに聞こえるのは葉擦れと、足元の見えないところを流れる水の音である。


 道のあちこちには浅い割れ目が走っている。以前なら跳んで済ませたかもしれないが、兎は手前の岩を前脚で押し、ぐらつかないところを選んで進んだ。少し前に石の橋で肝を冷やしたのが、よほど身に染みたのだろう。左脇腹にも浅い擦り傷が残っている。もう痛い思いは御免らしい。


 それでも、鼻先は一度も奥から逸れなかった。せっかく身につけた慎重さも、目指す先に草があると思えばこそである。なんとも分かりやすい。


 細道を抜けると、兎の前に緑が広がった。


 天井の高い岩室だった。ところどころで岩盤が割れ、そこから垂れ下がる太い根が水を含んで黒く光っている。根の下には背の低い植物が群生し、苔の間を青白い光が細く走っていた。岩壁から湧いた水は何本もの筋になって土を潤し、緩い窪みへ溜まっている。向こう側の地下湖はどこまでも広かったが、ここでは小さな場所にさまざまな命がひしめき合っていた。


 葉の裏では細脚の虫がゆっくり歩き、根元には何かが這っていった跡がある。兎が近づくと、丸い小さな影が濡れた石の下へ潜った。兎は一応そちらを見たものの、すぐ隣に生えている幅広の葉を嗅ぐ方が忙しいらしい。鼻を押しつけ、柔らかな端を一口かじった。


 耳が立った。


 さっきまで元気に動いていた顎が止まり、兎は口から葉を落とした。もう一度嗅いでみるが、やはり食べる気にはならない。後ろ脚で土を掻き、少し離れた細い草を噛んでようやく落ち着いた。見た目はどちらも青々としているのに、片方は随分な味だったようだ。青い葉なら何でもご馳走というわけではない。食事の世界もなかなか奥が深いのである。


 柔らかな草で腹を満たした兎は、根に囲まれた乾いた窪みへ入り、耳を畳んで眠った。頭上では水滴が落ち続けていたが、外から大型の生き物が入り込む気配はない。その晩は久しぶりに、途中で何度も跳び起きずに済んだ。


 翌日も兎は近くを歩き回り、その次の日には少し遠くまで足を延ばした。大きな葉の陰から甘い匂いを嗅ぎつけて近寄れば、肝心の茎は硬くて噛み切れず、濡れた岩を回り込めば腹の足しになる草が一本もないこともある。若葉をたっぷり食べられた日は、帰り道で柔らかな泥に前脚を沈めた。慌てて跳ねたところ、今度は胸の毛にまで泥が飛び散った。


 汚れを振り払おうとして、さらに汚れる。大変効率の悪い作業だったが、本人は真剣である。しばらく泥と格闘した末、浅い水のところで前脚を動かし、ようやく元の毛色に近い姿へ戻った。


 何度か眠って目覚めるうち、兎は岩室の一角を覚え始めた。滑る石、踏み込むと沈む土、柔らかな草の生える根元。暗い陰へ入るときには耳を動かし、水滴の音と葉の揺れる音を聞き分け、鼻を頼りに道を選ぶ。目で見た形と足裏の感触が、以前よりもよく結びつく。左脇腹の擦り傷には薄いかさぶたができ、軽く跳ねる程度なら痛まなくなっていた。


 ただし、食料探しが楽になったわけではない。これだけ緑が茂っていても、兎の口に合う草はところどころにしかなく、途中の岩棚には苔しか生えていない場所さえある。腹が減れば遠回りして戻るしかない。食欲に関しては相変わらず、地道な努力が必要なのだった。


 その途中、葉の裏から白っぽい虫が落ちてきたことがある。柔らかな身体をくねらせ、湿った土の上をのろのろと進む小さな生き物だ。兎は鼻を寄せて匂いを確かめ、動くたびに首を傾けた。草とは違う。けれど、どうにも気になる。前脚で軽く触れると虫が身を縮めたので、兎はしばらく眺めた末、端へほんの少し歯を当てた。


 すぐに口を離した。


 前脚で口元をこすり、もう一度虫を見る。それきり噛もうとはしなかった。虫の方も災難だったろう。葉から落ちただけで、見慣れぬ兎に味見されかけたのだから。幸い身体は動き、すぐ根の陰へ逃げていった。


 兎はその後も、葉の裏で動く小さなものをときどき気にした。匂いも手触りも草とは違う。それが食べ物なのかどうかは、まださっぱり分からない。それでも、口に入れてみるという選択肢が、ほんの少しだけ残ったらしかった。


 さらにしばらくして、兎は根の向こうで小さな足音を聞いた。


 水の染み出す岩壁の下を、手のひらほどの小動物が走っていた。葉の陰を渡り、濡れた石の上で一度立ち止まる。そのすぐ脇には、苔の厚くついた岩があった。


 岩が動いた。


 灰緑色の背が根元から滑り出し、長い口が小動物の胴を捉える。細い身体が激しくもがいたのは、ほんのひとときだった。捕らえた方は頭を振って獲物をくわえ直し、ゆっくりと飲み込んでいく。


 《苔牙蜥》。湿った岩場や太い根の周辺で暮らす、小型の蜥蜴型魔獣である。灰緑の鱗に苔や藻をまとい、岩のように身を伏せて小動物を待ち受ける。魔法で姿を隠すわけではないが、じっとしていると実に見つけにくい。近くへ来た獲物を短い踏み込みで捕らえ、鋭い歯で逃がさずに食べる。


 あれほど長く動かずに待ち、獲物が来たら一瞬で食事を済ませるとは、なかなか辛抱強い暮らしぶりだ。もっとも、捕まった側はそんなことに感心していられない。根の陰に隠れた兎も、今は似た心境だったようで、身体をぴたりと低くしていた。


 蜥蜴の口が閉じ、小さな生き物の姿が消える。兎は動かなかった。さっきまで走っていたものが食べられてしまった。草を噛みちぎるのとは違う光景である。言葉で考えたわけではないが、あの歯の間に自分が挟まったらどうなるかは、嫌というほど伝わったらしい。


 蜥蜴が再び苔むした根元へ伏せてからも、兎はしばらく待った。やがて別の岩棚へ回り込み、音を立てないようにその場を離れる。草ならほかにもある。できれば、あの口の近くに生えていないものがよかった。


 とはいえ、何日も過ごせば食べやすい草の場所は覚えてしまう。ひとたび柔らかな若葉を見つけた場所を、忘れるような兎でもない。


 次にその根元へ戻ったとき、岩室には細い水音が満ちていた。右手には水の染み出す滑らかな斜面、左手には幾重にも重なる太い根。兎はしばらく耳を立てたが、聞こえるのは水滴と小さな虫の動きだけだった。鼻先で葉を分け、目当ての草へ顔を近づける。


 足元の苔がずれた。


 濡れた石を爪が掻く短い音。兎が顔を上げるより早く、根の下から長い口が突き出した。鋭い歯が噛み合ったのは、ほんの少し前まで兎の首があった場所だった。


 兎は左へ跳んだが、葉に隠れた細い根へ後ろ脚を引っかけ、着地が乱れた。蜥蜴はすぐに向きを変える。二度目の踏み込みを察して後ろへ身を引くと、開いた口が胸元すれすれを通り過ぎた。草を食べるはずだった兎が、今度は食べられる側として追われている。つい先ほどまでの静かな岩室が、まるで別の場所になった。


 逃げ道は広くない。右の斜面は濡れて滑り、左は根に塞がれ、正面には蜥蜴がいる。高い石へ跳び上がれればよいが、踏み切るところへ噛みつかれれば終わりだ。兎は身を低くし、相手の前脚と口元を見た。尻尾が石に沿って動き、爪先が岩のざらつきをつかむ。


 蜥蜴が飛び出した。


 兎は大きく逃げず、右後ろへ短く跳んだ。歯が空を噛んだ瞬間に身体をひねり、後ろ脚を相手の肩へ当てる。だが鱗の厚い背に近い部分を蹴ってしまい、蜥蜴はわずかによろめいただけだった。兎も反動で根元へ尻をぶつけ、痛みに耳を倒す。


 足を止めてはいられない。蜥蜴は前脚で根をつかみ直し、頭を低くして距離を詰めてきた。近づくほど、あの顎の大きさがよく分かる。小さな魔獣とはいえ、兎の喉へ届くには十分すぎる口だ。


 兎は一歩退き、背中へ触れた根に沿って顔を向けた。左後方に、二本の太い根が作る狭い通り道がある。自分なら身体を横にして通り抜けられるが、蜥蜴の太い胴には窮屈そうだった。抜けた先は少し広く、その端には角ばった岩が突き出している。


 耳が拾った爪音と、水滴の落ちる位置。目に見える根の並びと、足裏が感じる土の傾き。それぞれは小さな手がかりでも、重なると次に身体を置ける場所が分かる。兎は左へ駆け、根の隙間へ飛び込んだ。


 蜥蜴が追ってくる。長い口が後ろ脚へ迫り、兎は身体を細くして二本の根をすり抜けた。抜けた先ですぐ横へ跳び、岩の脇で振り向く。蜥蜴は頭と前脚を隙間へ押し込んだものの、肩が根に引っかかり、胴がつかえた。強い顎はまだ届きそうだが、まっすぐ伸ばす以外の動きが鈍い。


 兎はその口先の正面に立たず、斜め横で一歩をこらえた。蜥蜴が歯をむき、首を伸ばす。あと少し近づけば噛まれる。その距離の外で待ち、顎が伸びきった瞬間に横の岩へ前脚をかけた。


 後ろ脚が、蜥蜴の頭の側面を蹴った。


 鈍い衝撃が脚へ返り、長い口が横へ弾かれる。首の向きが変わったところへ、突き出した岩の角がぶつかった。蜥蜴は尾を地面へ叩きつけ、前脚で根を掻いたが、狭い場所ではうまく身体を回せない。兎はすぐに後ろへ下がり、噛みつきの届かない位置からその動きを見守った。


 蜥蜴は何度も頭を振った末、身体を引きずるように根の外へ抜き始めた。傷ついた相手が退いていく。それを見た兎の耳がゆっくり起き上がる。逃げ道を得た安堵の奥に、別の感触があった。自分の脚が、あの恐ろしい口を退かせたのである。


 だが、まだ終わっていなかった。


 根から抜けた蜥蜴はふらつきながら頭を上げ、兎を見つけると再び踏み込んだ。勢いは先ほどより鈍い。それでも歯は鋭く、当たれば身体を裂かれる。兎は一歩だけ横へ移り、頭が過ぎるのを待った。遠くへ跳ばずとも、顎の横へ回れれば脚が届く。


 二度目の蹴りが頭の横へ入る。蜥蜴の口が岩を打ち、四肢が崩れて身体が横倒しになった。それでも前脚は土を掻き、首を持ち上げようとする。兎は後ろ脚で距離を取りながら相手の背後へ回った。二本の根が身体の間に入り、蜥蜴は顎を向け直せない。


 兎は岩の脇で踏み切り、後頭部から首筋へ脚を打ち下ろした。


 頭が硬い石へ押しつけられ、長い胴がびくりと跳ねた。尾が泥を擦り、前脚が一度だけ地面を掻く。やがて動きが途切れた。


 兎は近づかなかった。耳を伏せ、胸をせわしなく上下させながら、岩の陰で待ち続ける。しばらくしても尾は揺れず、喉も動かない。あの口が再び開くことはなかった。


 《苔牙蜥》は死んでいた。


 さっきまで小動物を食べ、次の獲物を待っていた捕食者が、今は根元で静かになっている。こうして命が途切れることも、この岩室では珍しくないのだろう。ただ、今日の蜥蜴は狙った相手が思った以上にしぶとかった。


 兎はようやく立ち上がり、前脚を舐めた。爪の根元には小さな擦り傷があり、後ろ脚も根へ打ちつけたところが鈍く痛む。治りかけていた左脇腹をひどく傷つけずに済んだのは幸いだった。けれど、傷ひとつない勝利などではない。膨らんだ胸が落ち着くまで、もう少しかかりそうだ。


 それでも、兎は死んだ蜥蜴から目を離さなかった。自分へ向かってきた口を避け、蹴って止めた。その手応えが、怖さとは別の熱を小さな身体へ残している。短く鼻を鳴らし、もう一度相手の方へ耳を向けた。


 そこへ、腹が鳴った。


 命懸けで跳び、走り、蹴ったのだから、腹が減るのはもっともである。しかし、これほどの戦いを終えた直後でも真っ先に食事へ戻るとは。兎の食欲には、なかなか揺るがない芯があるらしい。


 近くの葉を何枚かかじったところで、兎は口を止めた。湿った土や草とは違う、濃い匂いが鼻へ届いていたのだ。顔を上げると、根元に蜥蜴の身体が横たわっている。以前、目の前で小動物をくわえて食べた、あの口の持ち主である。


 兎はそろそろと近づき、鼻先を伸ばした。動かないことは分かっていても、口元に近寄ると身体がこわばる。一度後ろへ下がり、もう少し待ってから首のあたりを嗅いだ。鱗に前歯を当ててみる。硬い。いつも噛んでいる茎とは比べものにならず、簡単には歯が立たなかった。


 普通なら、ここで諦めるところだろう。だが兎は、岩にぶつかった頭の近くへ顔を寄せた。傷ついた部分には鱗のない柔らかなところが少し見えている。匂いを確かめ、ほんの小さく歯を立てると、草とはまったく違う手触りが伝わった。兎は驚いて顔を引き、口元を前脚でこすった。


 馴染みのない味だった。青い葉とも、甘い実とも違う。舌に残る匂いが強く、噛み方さえよく分からない。しばらく身を離していたが、兎はまた鼻を動かした。ここにあるものを、少しだけなら食べられるのだろうか。


 次に歯を当てたときは、さっきより小さく噛み取った。何度も顎を動かすうちに硬い筋が口へ残り、兎はそれを吐き出した。柔らかな欠片だけを舌の上で転がし、妙に長い時間をかけて飲み込む。


 兎はじっとしていた。


 そして、もう一度蜥蜴の身体を嗅いだ。飛びついて食べ始めるわけでも、嫌がって走り去るわけでもない。初めて口にしたものが腹の中へ落ちていったことを、確かめているようだった。


 草を食べて暮らしてきた兎が、まさか蜥蜴の肉を味見するとは。美味しそうな顔をしているかといえば、残念ながらそうでもない。ただ、食べ物を見つけたときとは少し違う好奇心が、その鼻先を離さなかった。


 それ以上は口をつけず、兎は細い流れのあるところへ移動した。水で口を湿らせ、いつもの柔らかな草を少し食べると、乾いた根元へ戻って身体を丸めた。腹には普段と違う重さがあり、気になるのか何度も寝返りを打つ。肉を食べたからといって、すぐ何もかも平気になるわけではなかった。


 長く休んだあと、兎は目を開けた。激しい腹の痛みはなく、鼻や口に残っていた違和感も薄れている。脚の痛みはまだ少しあるが、立って歩くのに支障はなさそうだ。あの奇妙なものは、少なくとも今は腹の中に収まっていた。


 身体を休めているうち、兎はふと目を閉じ、自分の内側へ意識を向けた。


 以前、葉を食べて吐き出したこと。小さな虫を噛んで驚いたこと。蜥蜴が別の生き物を飲み込んだ光景。そして、さっき自分の口へ入れた味。言葉にならない感触が重なると、馴染みのある《進化の羅針》の気配が静かに浮かび上がった。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


固有能力:《進化の羅針》

↪詳細:自身の保有する能力・スキルを確かめ、進化の可能性を観測し、条件を満たした進化先を選ぶ。


能力:――


スキル:《跳躍》Lv2

スキル:《着地》Lv2

スキル:《聴き分け》Lv2

スキル:《警戒》Lv2


スキル:《蹴撃》Lv2

↪詳細:後ろ脚などを使って相手へ衝撃を与える技術。踏切、狙い、当て方を調整し、打撃の精度と威力を高める。


スキル:《間合い》Lv1

スキル:《感覚連携》Lv1


スキル:《悪食》Lv1

↪詳細:本来の食性から外れるものや食べ慣れないものを、匂い・味・硬さなどで確かめながら少量ずつ摂取し、食べ方を調整する技術。本来の食性に属さない食物に限り、その消化・吸収をわずかに助ける。毒や有害物を無害化する効果はなく、食べられないものまで安全に食べられるわけではない。


その他:

⦅世界の祝福⦆


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 兎はゆっくり目を開けた。文字の形は分からなくても、身体に起きた変化の意味がわずかに伝わってくる。何度も蹴った経験から、脚の当て方が前より確かになっていた。それから、口に馴染まないものを少しずつ確かめながら食べる感覚。草ではないものに限って、腹へ収める力もほんのわずかに助けられるらしい。


 とはいえ、毒のある葉が安全になるわけではないし、岩を噛めば食事になるわけでもない。そんな胃袋があったら、草探しに何日もかけずに済むだろう。幸いなのか残念なのか、兎の腹はそこまで都合よくできていない。


 根元には倒した蜥蜴が残っていた。兎はそちらへ鼻を向けたが、今は近づかず、足元の草を一枚噛んだ。食べ慣れた味が口に広がると、耳が少しだけゆるんだ。やはり、こちらは安心するらしい。


 そのまま休もうとしたとき、根の裏で小さな虫が動いた。兎は立ち止まり、鼻先を寄せてしばらく眺める。以前なら、草を食べる邪魔だとばかりに通り過ぎただろう。今はその動きを追い、口を近づけかけた。


 ところが、虫がぴょんと跳ねると、兎の方が驚いて後ろへ跳んだ。耳を立てたまま固まり、やがて何事もなかったように草へ顔を戻す。


 なかなか立派な捕食者への道は遠そうだ。もっとも、今すぐそんなものにならなくても困らない。目の前の草を食べられるうちは、それで十分なのだから。


 兎は葉を噛みながらも、逃げた虫のいる根元へときどき耳を向けていた。草の少ない場所にも、動く生き物はいる。あれが食べ物になるかもしれないという感覚は、どうやら小さな胸に残ったようである。

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