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果てなき世界  作者: 影川明空人
第4章 学園1年目 武闘大会編
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第152話

第152話 


 武闘大会当日。


 学園都市アーカディア中央闘技場には、朝から多くの生徒が集まっていた。


 一年生武闘大会。


 ここで上位四名に入った者は、約一ヶ月後に行われる学園全体での武闘大会への出場権を得る。


 観客席には二年生、三年生、四年生の姿もあった。上級生たちも、一年生の実力を確認するために観戦に来ている。


「……すごい人だな」


 レオンが観客席を見上げる。


 ガイウスが腕を組む。


「そりゃそうだろ。一年生代表決めるんだからな」


 ルシアンは静かに会場を見渡していた。


(……予想以上ですね)


 闘技場中央には複数の試合場が設置されている。初日は同時進行で試合を行い、人数が減るごとに試合場を絞っていく形式だった。


 レオンが掲示された日程を見る。


「……三日間か」


 ルシアンも視線を向ける。


 初日――三回戦まで

 二日目――準決勝まで

 三日目――決勝・三位決定戦


「しっかりした大会だな」


 レオンが言う。


 ルシアンが頷く。


「ええ。体力面も含めて実力を測るのでしょう」


 長期戦。


 単純な強さだけでなく、持久力や回復力、精神力も問われる。


 その時、中央にレオニードが現れる。


「これより一年生武闘大会を開始する」


 会場が静まる。


「上位四名が一年生代表となる」


「代表者は約一ヶ月後の学園武闘大会へ出場する」


 上級生たちの視線が鋭くなる。


 一年生にとって――大きな舞台への切符だった。


「では――」


「第一回戦を開始する」


 組み合わせが掲示される。


 レオンの対戦相手はCクラスの生徒だった。


「まずは一回戦だな」


 レオンが言う。


 ルシアンが静かに答える。


「油断しないでください」


「分かってる」


 レオンが笑う。


「でも、負けるつもりはない」


 試合開始の合図が鳴る。


 レオンが闘技場へ降りる。


 対戦相手は緊張した表情だった。


「よろしく」


 レオンが声をかける。


「……よろしく」


 開始。


 相手が踏み込む。


 だが――


 レオンの反応は速かった。


 剣を流す。


 踏み込み、反撃。


 数合の打ち合い。


 そして――


 剣を突き付ける。


「……参った」


 試合終了。


 観客席がざわつく。


「速いな……」


「Sクラスはやっぱり違うな」


 レオンが息を吐く。


 闘技場を降りる。


 ガイウスが笑う。


「順調だな」


「まだ一回戦だよ」


 レオンが苦笑する。


 その頃――


 別の試合場ではグランヴェルの試合。


 炎が走る。


 圧倒。


 短時間で勝負が決まる。


 観客席がざわつく。


「やっぱり強いな……」


 続いてレティシア。


 精密な魔法制御。


 安定した勝利。


 さらに――


 リオルド。


 素手で闘技場へ上がる。


 対戦相手が警戒する。


 開始。


 リオルドが踏み込む。


 速い連撃で圧倒する。


 勝利。


 観客席がさらにざわつく。


「やばいな……」


 レオンが呟く。


「強いな」


 ルシアンも頷く。


「ええ」


 試合は次々と進んでいく。


 一回戦終了。


 そして――


 二回戦が始まる。


 一年生代表の座をかけた戦いは、初日から激しさを増していくのだった。


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