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真・土俵の鬼達〜師匠に捧げる白星(ホワイトスター)〜  作者: 佐久間五十六


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第133話 あとがき

モンゴル人に様々な記録を塗り替えられて日本人力士は何をしているのか?そんな鬱憤を晴らしたい気持ちでなぐり書きをしたのが、第75代横綱越乃海ことコシであった。国技であるにも関わらず、この30年間で日本人力士は外国人力士に勝てなくなった。国際色(グローバル化)は強くなり特に顕著なのがモンゴル人力士達であった。日本人力士が勝てなくなったのは日本人力士が弱くなった訳では無い。モンゴル相撲をルーツとするモンゴル人力士達が日本の相撲にフィットして上手く行った。ただそれだけの事である。今や大学卒業してから入門するのは当たり前の時代になったが、中卒や高卒であろうが強い人は自然と上に上がってくる。本作の主人公山田太は、中卒でいわゆる叩き上げと呼ばれる人種にあたる。190cm160kgと言う立派な体格を武器に基本は突き押して行くタイプで右寄つでも取れる力士であったが、それだけでは横綱にはなれなかった。しっかり稽古をして、汗を流して誰よりも努力した。もちろん怪我もしたし、華麗な記録の裏には様々なヒューマンドラマがあった。私自信来世があるなら、力士に挑戦してみたいがこの厳しい世界でどこまで通用するのかは未知数である。とにかく相撲好きがこうじて今作を描いて来た訳であるが、出来栄えにはあまり満足していない。と言うのも、横綱越乃海の強さにかまけて肝心の相撲のシーンが少なかった事を感じていたからである。とは言え、相撲が面白いのは最終盤であり、優勝がかかる一番である。玄人ならばいやいや前半戦から書けよ!と言われるかも知れないが、そこまで書き切る体力が無かった。木村庄之助や式守伊之助にはお世話になった。小説自体の中身は思いっきりのフィクションであるが、そもそも令和が20年続くかと言う事は分からない。主人公が弱いパターンも想定はしたが、やはり王道の主人公は強いパターンで書いてみた。それが良いか悪いかは読者の方々の判断すべき事であろうと思う。とにかくこんな小説に最後までお付き合いして頂き誠にありがとうございます。まだまだ面白い文章を書けるように努力して参ります。相撲に関しては一点だけ願う事があります。日本人の横綱がドンドン増えて土俵を盛り上げていただきたい。日本が世界に誇る国技大相撲を日本人が盛り上げて行く。そう願っています。今の時代に保守的な考え方かもしれませんが、相撲に関してはジャパンファーストで各力士を応援させてもらっています。外国人力士の皆さんすみません。努力は報われる。コシが先代から口酸っぱく言われて来た格言をもちましてあとがきとさせて頂きます。

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