【EPISODE4 GOODBYE MY ANGEL(グッドバイ マイ エンジェル)】
べリオ♂:
ディール♂:
ムーンライト♂:
パウロ♂:
ソーイ♂:
トロイ♀:
フラワ♀:
ワカミネ♀:
カリオストロ♀:
メイ♀/孤児A♀:
♂5:♀5
<場面転換。教会内の子供が窓からパウロの機体を眺めて呟いた。>
孤児A:ね...ねぇ.....あのおっきいののひとつがね....
“こっちにおっきなじゅうをむけてる”よ.....?
<そしてべリオとムーンライトがドアを蹴破る様に入ってくる。>
べリオ:全員出来るだけ教会の奥に隠れろ!
フラワ:ッッッべリオ!!外で何が起きているの!!!
べリオ:この教会にあの機体が銃口を向けてやがる!!!
発砲されたら...下手すりゃ全員死ぬ!!
フラワも早く教会の奥に避難しろ!
ムーンライト:足で逃げるのもアリかと思たんやがな。
あの機体の開けた穴。ピッタリ人間撃ち殺さんかった精度で撃たれた銃撃や。
....恐らく、人間サイズの極少サイズも打ち抜けるはず。
あとはディールの腕と、おてんとさん次第やな。
な~むな~む.....
<必死の形相のべリオと、慣れたもの、といった表情で手を合わせるムーンライト。その傍ら、孤児たちの非難をカリオストロとワカミネが行っている。>
カリオストロ:さぁ、こっちだよ。お姉ちゃんが居るからね。
ゆっくり一列で奥の方においで。
ワカミネ:泣かないのか。良い子だな。きっと君は強くなれるぞ。
こらこら、女の子が優先だ。男の子は私と一列になって待っていよう。
<場面転換 ディールのコックピット内。唐突にそのコックピット内にVUUUUUUNと警告音が響く。
コックピットのディスプレイには赤い文字で“WEAPON DETECTED”の表示がされている。
すっかり対応が遅れてしまったと頭で考えるより早くディールは座り直す。>
ディール:.......なんだ.......???.....ッッ!!!! 何をしているんだ.....貴方は!!!!!
<パウロのスペリオルが太い筒の様な形状の銃を教会に向けている。
その銃身には小さな棘が幾数も密集して這えているように見える。>
パウロ:『“諦めた”と吾は口にしておらぬ。
....二度も言わせるでない。
“機体とデータを寄越せ”。
二度も己が非力に倒れる無辜の民を見たくはなかろう。』
ディール:......市街地だぞ!!!
<じゃきんとディテクターがライフルを構える。
それに伴ってディテクターのエンジンが小さくUhhhhh____________と稼働し始める。
戦闘態勢の為のモードにディールが切り替えたのだ。>
パウロ:『その距離で吾を撃つか?それも良かろう。
子と仲間の命を賭け金に、吾を一撃で仕留めて見せよ。』
<ガシャン、とパウロの機体の構える銃のセーフティが外れる音が響く。>
パウロ:『選べ。レジスタンスのままごとを続け子らを殺すか。
その武具を捨て、民として過ごすか。
.....慣れぬ博打に興じるか。』
ディール:最後の警告だ!銃を下ろせ!
パウロ:『......聡く(さとく)見えたのは吾の迷いであったか。』
ディール:LAST HORUS強制起動!
ディテクター:『....NOW WE HUNTING.』
ディール:.....見える....!!!当たれッッ........!!!!!
<ごしゅん、と音が響くとディテクターの機体の顔面に下からバイザーが競り上がる。
コックピット中に一気に目の前のパウロの機体の様々な角度から拡大された映像が流れる。
次の瞬間、ディールのディテクターの頭部バルカンから2発の弾丸ががちゅん、と発射される。
その弾丸はパウロの機体の腕の継ぎ目をすり抜け、腕の内部のコードに掠った。
結果、パウロの機体の腕は急激に動力が低下、きゅうううん、という音と共に腕がだらんと垂れ、銃器を地面にどしん、と落とす。
そのままディテクターは一歩歩を進め、パウロの機体を蹴り転ばす。
倒れたパウロの機体を足で踏みしめるように地面に固定するディテクター。>
パウロ:『ッ何.....!!!!!!』
ディール:っはぁっ、っはぁっ、はぁっ,,,,,,,,!!!!!!!!
ディールN:目がジリジリと痛みなく焼けるような感触.........!!!!
これが超深度宙域探査ソナーシステム『LAST HORUS』.....!!!!
自分を取り囲む全てが明確にクリアに見え、聞こえるのに....、一瞬後にはブラックアウトをしてしまいそうなこの情報量.....!!!
<場面転換 パウロコックピット内。倒され、不利であるはずの彼は姿勢を崩さず冷静に呟く。>
パウロ:....成程。構えた長銃は陥穽。
本命は頭部内蔵の機銃という訳か。
......然して、吾の機体の腕の継ぎ目を狙い撃つとは。
静止しているとはいえ...。
侮ったか。
ディール:形勢逆転だ! 搭乗パイロットは武装を解除した上でコックピットをアンロックしろ!!
両手を上に挙げ、ゆっくりと出てこい!
パウロ:『.....見誤っていた。
許せ。』
ディール:...ッ何が許せだ!
脅しも殺しも平気なあなた達を許す人間など何処にも居ない!
パウロ:『.....言い換えようかの。』
アオオニ:『OGRE』
パウロ:『覚悟せい。』
アオオニ:『BLUE TYPE』
<スペリオル・アオオニの顔面にバイザーが下りてくる。口元のマスクがバカン、と割れて放熱板が露になる。 >
ディール:.....ッ.....、鬼.............!!!!!!
<パウロの機体の豹変を見て、子供のころに本で見た化け物の名前を口にしてしまうディール。>
パウロ:『ふむ.....こうか?』
<アオオニの頭部のバルカンがぎゅいん、と稼働する。
アオオニのバルカンがバラララ、と音を響かせた次の瞬間にディールの機体が突如体勢を崩す。>
ディール:ッッなんだ!!?!?何をされた!!!!?!?
ディテクター:『LEFT LEG DAMAGED.』
ディール:.........左脚部損傷......!!?!?バカな!!!
僕に押し倒された直後に....ッ、左足のフレームの隙間をバルカンで狙撃.....!!?!?!
ディテクターは太陽を背にしているんだぞ!しかも狙うまでの速度が速すぎる!
パウロ:『.....こんなものかのう。
成程。止まっておれば斯程のものか。
芸にもならぬな。さて.....。』
<膝をついたディテクターを蹴り倒すアオオニ。>
ディール:うわあぁぁぁぁぁぁっ!!!
パウロ:『恨むのであれば、慣れぬ手慰みを選んだ己を呪え。』
<アオオニの握っている細い銃の銃口が一瞬光ったかと思うと目にもとまらぬ速度で三発のビームが発射され。
ディテクターの右足、両手のフレームの継ぎ目に吸い込まれていく。そして、ディテクターの四肢は火花を散らし、腕をだらんと垂らし、跪いたような体勢に。>
ディール:イヤだ.....くそッ......何が.......何がNOAHだっ....!!!
人を人とも思わない人間が、武力を持っているだなんて吐き気がする.....ッ!
イヤだ!!!!!こんなところで負けられない!!!動け!!!!動けよ!!!ディテクター!!!!
パウロ:『見苦しい。....これだから言語とは御し難い(ぎょしがたい)のだ。
敗北の鳴き声を解してしまう事がどれ程吾の神経を逆に(さかに)撫でるか。』
パウロ:『...だが...。逃げずに立ち向かううぬの姿勢に敬意を表し、一つ教えてやろう。 うぬらも気づいておろうが....このコロニーには、腐敗という単語では片付かぬ外道がおる。うぬらを片付けたら、次はその外道よ。 青き理想に胸を焦がした若人よ(わこうど)よ。安心せい、歪みは正される。』
<場面転換。時間は戻り、ディールとパウロの対峙の瞬間の教会内。>
トロイ:説明して!説明してよべリオ君!!!
いったい何が起こってるの!!?!?
どうしてあんな大きな機械が私達を狙ってくるのッ!!
べリオ:..............ごめん、トロイちゃん。
トロイ:酷い....っ、ひどいよ!!
べリオ君も機械を使ってたなんて!
こんなに追われるって事は、,,,,。きっと.....!!!きっとべリオ君も人を殺したんでしょ!
私達を守ってくださるソーイ様だって!
卑劣なNOAHと戦って...!
宇宙海賊と戦って...!沢山、たくさん人を殺してる!
....っ、どうして殺さなきゃ何もできないの、貴方たちは!
べリオ:.................本当に、ごめん。
カリオストロ:....お前....!!
トロイ:.....っ.....!
<トロイの服の胸元をつかみ、自分の顔に引き寄せるカリオストロ。>
カリオストロ:ッッッ僕の前でべリオを侮辱するな!!!!
こんな地獄でひとかけらもパンをくれない何かに祈り...っ、いや!縋り続ける貴様たちが...ッ!!
何もかもを諦めた人間が、前に進む僕のべリオを愚弄するかッッ!
このコロニーの人間たちは全てを諦めている!
諦め続け、止まった思考に疑問を持たない貴様たちが...ッ、何を偉そうに
ワカミネ:カリオストロ。
<拳を振りかぶり、トロイを殴り飛ばそうと振り上げられたカリオストロの手首を寸前でワカスギがつかむ。>
ワカミネ:......そこから先は、言わせられない。
私達が来ることが無ければ、この教会にあんなものが押し寄せる事などなかった。
揺るがぬ事実だ。
カリオストロ:....っ。
<ワカミネの腕を振り払うカリオストロ>
カリオストロ:......すまなかった。
だが,.....。僕は、君のような人間が嫌いだよ。
疑う事も足掻く事も忘れ....ただ食物を通過させるだけの管のような存在。
苦しみは一時的にしか無視できない。
育ち過ぎた枝に命を吸われるのをただ見ている様に。
僕は嫌悪以外の感情を現せないよ。
トロイ:.....。
トロイ:....どうしてっ....。ただ、苦しくても...、貧しくても生きていたいだけなのに...。
フラワ:.......ごめんなさいね。この教会の人間を巻き込んだことに間違いはないもの。
許してちょうだい。必ず私達が何とかするから。
<悲しそうな表情で目を伏せて謝罪するフラワ。
然し、小さく口の中で独り言をこぼす。>
....ただ、不可解な点が多いわ。
「ソーイ様」....? 卑劣なNOAH......?
<場面転換 時間は現在。跪いたディテクターにトドメを刺す直前のアオオニ。
銃からビーム状の銃剣がVON...と現れ。>
パウロ:『では。.....さらばだ。若きパイロットよ。
何、殺しはせん。...つもりではあるが。何せ四肢を切り取り、コックピットを引き抜くのだ。
潰れぬ様に祈っておれ。』
<あわやディテクターのコックピットに銃剣が突き立てられるかという次の瞬間、アオオニが急激に飛びのく。>
ディール:.............何........だ...............?
パウロ:『...........何処から嗅ぎつけたか。』
パウロ:『ズング・ソーイ。』
ズング・ソーイ:『うん。私はね。本当はやりたくないんだけどね。うん。教会の人質に女のシスターが居ると聞いたから。
うん。』
<インカムから聞こえるのは、やけに気取った男の声。ディールの神経を逆なでさせるような、喉を締めて出しているかのような気取った声質。何を意識しているのか、わざとらしく上擦った滑舌。声を聴く、ではない。声が鼓膜に張り付き、蠢くような錯覚を覚えさせるような不愉快な声。そんな声が、ディールのコックピットを満たした。
そして次の瞬間、ひょうたんに手足をはやしたような格好の機体がアオオニの背後からぬう、と現れた。>
ソーイ:『うん。やぁ、パウロ中尉。うん、こちらの独自の情報網でね、うん。君達NOAHZの追う“重要参考人”の人質を私ズング・ソーイも協力してね、うん。捕まえてやろうとね、思った訳なんだよね。うん。ところで、教会の中の人質には女性が何人くらい居るか把握してる?うん。』
パウロ:『...........成人女性が4人ほど。あとは孤児。成人男性が二人。』
ソーイ:『ふぅぅ~ん.....。うん。じゃあ、私も協力するよ。』
パウロ:『必要は無い。うぬの機体は後方支援兵装であると聞いている。
それに加えてこの現状だ。
最早吾が行うのは戦闘では無く解体行為。支援は無用。』
ソーイ:『うん。うん。そうかもね、うん。でもね、うん。もう少し弱らせた方がいいんじゃないかな、うん。』
パウロ:『馬鹿者...ッ!コックピットは可能な限り無傷での回収が目的なのだ!
そのような乱雑な方法では....ッ!!!!』
<もたもたとした動きでひょうたんのような形状のソーイの機体 バスケット・ラースHD が腰に下げている
対ランドスタッド用投擲手りゅう弾をディテクターの四肢に投げつける。 手りゅう弾は大きく音を立てて炸裂し、
ディテクターの四肢を爆砕し吹き飛ばした。>
ディール:ぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!
<ディールを襲う全身が砕けてしまいそうな衝撃。煙が晴れるとディテクターの四肢がちぎれ飛びかけ、
無残に横たわる痛ましい光景が目に飛び込んでくる。>
ソーイ:『ちゅしゅ、ふしゅしゅしゅしゅ!(笑い声) 見たかなパウロ中尉。
忌々しい賊をこのズング家の人間である僕が成敗しているんだよ。
...うん、別に興奮などしないよ、うん。賢い人間は興奮などしないからね、うん。』
パウロN:動けぬ敵の解体に火器を使うか。
.......なんと醜悪で愚かな。
己が動くは指令ではなく欲の為...か。
ズングの血の脈々と続く汚点。
兄弟の多いズングの家系に必ず現れるとされる愚劣な”失敗作”。
優れた兄達に追いつけず。
その“失敗作”共が脈々と与えられて、むしゃぶりつくしてきたこの薄汚れた箱庭...。
そして、その扱いを恥とも思わぬ。
....無邪気とは、とんだ言葉よ。
邪気が無いとは...斯様に邪悪であると言うのに。
ディール:う........ぐ.............
<激しい衝撃で全身を強く強打したディール。
頭部を強く打ち付けたのか視界はぼやけ、意識は朦朧としている。
髪の毛をかき分けて瞳に向かってぬるりと垂れる血に更に視界を狭くされながらうめく。>
ディール:ただ..........じゃ.......僕も.........負けられない.............ッ............!!!
ディテクター:『SELF DESTRUCTION MODE』
<ぐびゅうううん....とくぐもったような音を立ててディテクターの両腕がわずかに動く。最後の力を振り絞るように動いたその腕はバスケットラースHDとアオオニの右足と左腕にがしゅん、と突き刺さり、手首のクローが下りて両機体の足を固定する。>
パウロ:.............!!!!
ソーイ:『うっ、うそお!!?!?!?
なっ、なんだこれわあ!!?? 』
ディール:.........NOAHには情報も渡さない.....!!!!
そして、このムロウル・ティアラは!!!
ただで負けたりなんかしない....ッ!!!
あなた達も道連れだ!!!!
即刻の退避をしろ!!!!
退避しない場合、この機体のエンジンを超稼働回転させて爆発させる!!!!!
パウロ:『ッッッ小癪なッ!!!!』
<ジャキン、とディテクターに銃口を向けるアオオニ>
ディール:撃ってみろ!!!!!
もしこの機体に現状の2パーセント以上の損傷が確認された場合即刻エンジンは駆動する!
死にたければ撃て!!!!!
ソーイ:『どうしよう!どうしようパウロ中尉!
私まだ死にたくないよ!もっともっと褒められたいよ!』
パウロ:『..........ッッッ小僧.................ッ!!!!!!!!
賭けには貴様の命も卸して(おろして)いたか.......ッ!!!!』
ソーイ:『何ブツブツ言ってるんだよぅ!
私はもう逃げるよ!私は死んでいい人間じゃないんだ!
私はズング家の最高傑作なんだ!
私の人生はこれからなんだ!あとは君達でなんとかしたまえよ!
離せ!離せと言っているんだよこの下等階級が!』
<よたよたと揺れながら暴れるバスケットラースHD。
パニックになったのか携帯グレネードランチャーを暴発させている。>
トロイ:ねぇ........あれ........
ムーンライト:アカン!!!!!全員伏せろ!!!!!!!!!!
<呆然と教会の窓から見える外を眺めるトロイ。
小さく見える黒い点は加速度的に巨大になっていく。
それがズングの放ったグレネードランチャーの弾薬であると気付くのは、
ムーンライトが声を枯らした直後であった。>
トロイN:.....何も聞こえない。
トロイN:灰色。これは...煙?
....冷たい......あ....、床。...そっか。私、倒れてるんだ。
頭が痛い。
立ち上がらなきゃ。
流れ弾が飛んできたくらいで、私は負けちゃいけない。
子供たちを守らなきゃ。
そう思って振り返る。
.............................え?
ワカミネ:カリオストロ!!!カリオストロ!!!
フラワ:いけない、脳震盪を起こしているわ!
体を揺らさないで!
ムーンライト:ガキ共はどこや!!!
かき集めろ!!!人っ子一人離れさせるな!!!!!
トロイN:叫んでいるように見える。
叫んでいるように聞こえる。
耳には聞こえているのに。
イヤな耳鳴りが耳から離れない。
.....この光景が、まるで悪い夢みたいで。
ムーンライト:おい!!シスターちゃん!
“残った”ガキどもは何処や!
ボーーッとしなはんなや!
次が来たら今度こそ終いやぞ!!!
トロイN:肩を揺すられる。
触られているな、と感じる。
ただ、それだけ。
私が着ている黒い服、こんなに重かったっけ。
....まるで、服を着たまま海に入ったみたい。
......何を吸ったら、この服はこんなに重くなるの?
手で触れてみる。
ムーンライト:おい!!!!!!
オレを見ろ!!!!!!!
切り替えるんや!!!!!
目は見えとんな、傷は無いか!!!
トロイN:....そんなに大きな声、出さないでよ。
子供たちが怖がっちゃうでしょ?
.......あれ、手が真っ赤。
床は?どうしてこんなに赤いの?
教会に倒れる大きな主の石像。
その下から溢れる、血の海。
.....近くに落ちているのは、ケイが肌身離さず持っていたノート。
フィルの靴。
....あの小さなメガネは、カリンのものかな。
....それと、“あれ”は....“誰”の“何”?
ムーンライト:立て!こんなトコにおったらここは崩れる!!!
<トロイを引っ張ってムーンライトが教会の外に逃げる。>
メイ:...........ん..............。
べリオ:うぐ.......っぶ.............。
<べリオの腹を貫く、主の石造の石槍。メイの上に覆いかぶさったべリオにより、辛うじてメイは直撃を免れている。上に覆いかぶさったべリオの吐血でメイの顔に血がかかる。>
メイ:おじさん!!!!おじさん!!!!
べリオ:うるせーーーな....。
これだからガキは..............。
メイ:...やだ!いや! おなかにあなが!!!
べリオ:これはな......オレが男だって証だ.........。
メイ:お姉ちゃん達は!!!??トロイは!?!?!?いやだよ!!!おじさん死んじゃうよ!!!
べリオ:死なねーよ......。お前...よ....あんま....バカ言ってると..........他のガキに.......笑われっから.......よ.....。
メイ:絶対戻ってくる!!!絶対私戻ってくるからね!!!助けを呼んでくる!!!
死んじゃダメだよ!おじさん!
べリオ:オレは.....まだ......22だぞ....................クソガキが................................................。
<べリオの意識が途絶える。>




