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宇宙創記ドミナントレガシー  作者: ZINDUSTRY
第二部
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15/29

【EPISODE2 LIKE FRIDAY(ライク フライデイ)】

べリオ♂/電話越しのセルゲイ:

ディール♂/ナンパ男C/街行く男性C♂:

クルス・シストランジェ♂/ナンパ男A/街行く男性A♂:

パウロ・グランツ♂/ナンパ男B/街行く男性B♂:



フラワ♀/トロイ♀/街行く女性A:

ワカミネ♀/孤児B/街行く女性B:

カリオストロ♀孤児A:


♂7:♀6もしくは♂4:♀3


メイ:あーーっ!トロイー!!!!

<二人の背後に向かって手を振るメイ>


ディール:どうしたの?保護者の方かな?


べリオ:ンあ?ったく、アンタんとこのガキねえ、元気がいいのはいいですがねえ、ちーっと手癖が悪いと思うんすね!!

こういうのは親のキョーイクが...


<そう言いながら振り向く二人。すると、そこには金の美しいウェーブがかった髪を柔らかく風になびかせ、豊かな胸のシルエットを隠しきれない黒い布を身に纏ったシスターが

ハの字で眉毛を下げて涙をうっすらと目に浮かべて立っていた。>


トロイ:うぅ...


ディール:あっ....あの.......す、すみません、ぼぼぼボクらがメイちゃんを保護しまして...


べリオ:おいおいディールニアス。そんな態度じゃこのレイディは困ってしまうよ?ボクたちが“白銀の貴公子”と呼ばれている所以を教えてあげないと。

ところでミセス・いやミス・ビューリホオシスター。 この天の川から零れ落ちた困った流れ星ちゃんの保護者様かな?

あまりにも、いやあもりにも美しい二人だからついここを夜空だと勘違いしてしまったよ....パジャマはどこかな、セバスチャン?


ディール:ちょっと!僕はディールニアスでもセバスチャンでもないです!っていうかなんですか白銀の貴公子ってカッコ悪い!ああもう肩をサワサワしないでください!


トロイ:うふふふ、面白い方達なのね。

...何かお礼をしたいのですが....お昼ご飯はお済みですか?


ディール:あぁっ...いや、嬉しいのですが僕たちは探し物があって


<ディールを遮るべリオ>


べリオ:いや~~~もう暇で暇で。逆にオレを忙しくできるのならソイツに会ってみたいですね。

おっと...?貴女を見ていたら恋のスケジュールに出張の予定が....

え~っと、オレ発貴女行きのファーストクラス....予約完了.....ッと....コッ


<前髪をやたらとふっさふっさ触りながら舌を鳴らして答えるべリオ>


トロイ:うふふふ♡それでは、教会へご案内しますね♡

それと....メイ。ダメでしょう?お兄さんたちにゴメンナサイは?

ケイくんのお勉強は、私が一緒に見てあげるって約束したよね。

...私の眼を見て約束して。もう危ないことも、ドロボウもしないって。


ディール:.....はぁ、仕方ないか...。まあ、ご飯くらいならいいですよね。..それに、どうですか?べリオさん。許してあげましょうよ。


べリオ:....まぁ、な。ガキっつうのは間違えるもんだし。


メイ:.....はい。ごめんなさい.....。おじさん、くさくてよわくてきもちわるいおじさん、ごめんなさい。


<笑顔で額に5つほど青筋を立てながら拳を握り締めるも、それを後ろから羽交い絞めにされて止められるべリオ>


べリオ:ウフ、ウフフ、ウフフ不負フ腐


ディール:じっ....べリオさん!!落ち着いてください!無邪気な子供ですよ!カワイイ女の子じゃないですか!


べリオ:関係ねーよ 老若男女平等パンチでよ 分からせてやるよ おもっきいってやっからよ


トロイ:....?お二人共? もしかしたら....おなか、空いておられませんか?


<無意識にやや涙目で上目遣いをしてしまうトロイ>

<それに対し瞬時に表情を変えてとぼけたような口調で“余裕な男性”を演じている二人>


ディール:べリオさん今日はお米何キロいけますかー?


べリオ:んー? お米って“トン”で表さない派ー?


トロイ:うふふ♡ 腕によりをかけて作りますね♡


<場面が変わって、白くややひび割れた土壁で構成される高い天井の作りの教会の大聖堂。そこには横長の椅子が何席も置かれており。

子供たちが大勢座っているその空間。大聖堂の視点が集まる舞台上では、トロイが聖書を読んでいる。>


トロイ:怒りはたった一瞬で、恵みは命ある限り降り注ぐ長いものなのです。

一晩中を泣いて悲しんで過ごしても、御覧なさい。朝と共に喜びが私達を照らすでしょう....


べリオ:おい ディール


ディール:...なんですか べリオさん


べリオ:んーだこりゃ。


ディール:.....聖書の説法(せっぽう)ですね。


べリオ:....このイベント、必要?


ディール:教会では恵みをいただくにはお話を聞く、というのが当たり前なんでしょうね。


<15分後>


トロイ:...今日はここまで。皆さん、最後にお祈りをしましょうね。


ディール:.....(ちらりとべリオを横目で見やり、溜息をつく。)


べリオ:ンガッゴゴ ゴギガ..... むにゃむにゃ..... 羊が一匹.....サンゴが二キロ....ナンパ男の生首が三つ....


ディール:どんな夢見てるんですか....しかもそれ眠りにつくときにやるやつですよ。

...起きてください、終わりましたよ。


べリオ:ふおっ 終わったか。


トロイ:さあ、皆さん。 主(しゅ)に感謝して、お昼ご飯を頂きましょうね。今日はシチューを作ったんですよ♡

お皿を持って一列に並んでくださ~い♡


べリオ:わあ~~~!!! んーだこのガキ!!オレが最初に並んだんだぞ!


孤児A:ずるいよ!僕たちをおしのけたでしょ~!


べリオ:関係ねーよ!フィジカルも大事だから!


孤児B:ならぶときははしっちゃだめなんだよ~~~!!!!


べリオ:聞こえ~ん!!見え~~ん!シスターさんの笑顔だけしか見えてないも~ん!


トロイ:.....仲良く、食べてほしいかな。ね。


<少し悲しそうに微笑むトロイ。>


べリオ:さあ皆 おじさんが列を確保しておいたからね さあここに並んで。

シスターさ~~ん!!オレは一番最後で構わないんで~!!


<キリリと表情を引き締めて子供たちに早口で喋りながら微笑んで、

自分はそそくさと最後尾まで移動し>


ディール:........はぁ.......。(頭を抱えて溜息をつくディール)


-----------------------------------------------------







<場面転換。通信端末でセルゲイと話しながら歩いているフラワ。

つまらなそうな顔でそれに追従して歩くカリオストロと表情を崩さずに同じく追従して歩くワカミネ>


電話越しのセルゲイ:『不幸中の幸いやが、EMP食らったやろ?

あん時スラスターの制御系イッた~思ててんけど、そこまで酷い損傷は無さそうや。

べリオ達に通信端末持たせてんのか?

この分だと...低圧縮式接着(ていあっしゅくしきせっちゃく)ガンは必要なさげやなあ。』


フラワ:エンジンの破損が無いならいつも通り発電して貯蔵、エネルギーインフラ業者に渡してベーゼを稼げるわね。

ふーーーー.....早速経営破綻するかと思ったわ。


カリオストロ:OBLOMで得た莫大なベーゼが有るだろう?


フラワ:セイヴァージークの建造と稼働テストでほぼスッカラカンよ、スッカラカン。


ワカミネ:まあ...戦艦というのは戦闘や移動のみに用いられるものではない。

積載量を活かした運搬業、採掘業、武装の種類によっては護衛業....エトセトラ。

稼働中のエンジンから生まれる莫大な電力は貯蔵して売却なり艦内に還元するなり....


カリオストロ:『艦(ふね)一つで三代安泰(さんだいあんたい)』と言うからね。

個人で戦艦を所有するという事は富と権力の象徴だ。


ワカミネ:...安定には程遠い旅に出てしまっているがな。インフラ業者の到着にも予定がかかるというし....


フラワ:ま、ぶっつけ戦闘で命があっただけ儲けものでしょ。


<その時、三人に不意に背後から軽い男たちの声がかかる。>


ナンパ男A:ぅいチョリ~~~~ス!!! ねえねえ! ソコのマブなチャンネ~達~ィ!


ナンパ男B:てか、パねw ガチ、パねw 観光?w 観光的なヤツぶっかましちゃってるカンジ?w


ナンパ男C:ちょ~どボクら三人でヒマしてんのヨw 近くの雰囲気パネなBARでお酒オゴオゴさせてチョ~よwwww


ワカミネ:.......? すまない、何を言っているのか分からない。オゴとは何だ?


ナンパ男A:ちょwwwww うぃwwwww うぃうぃうぃwwwwww こっちの長身オネッスァン俺らにキョーミシンシンwwww


ナンパ男B:オェ~~~イwwww ッドァ!(鳴き声)wwwッドァ!(鳴き声)wwww


ナンパ男C:EDM聞くウ?www EDM聞くウ?wwwwww


カリオストロ:......程度が知れるね。


フラワ:こういうトコのナンパってまだこんな感じなのね。


ワカミネ:どあ・・・・?


ナンパ男A:ほんじゃそこのBARでウィシリッシャ~~~スwwww


フラワ:これ本当になんて言ってるの?


カリオストロ:.........


ワカミネ:ナイフは出すな、カリオストロ。 地元の警察に目を付けられるのは避けたい。


ナンパ男B:ちょ、オネッスァン達ノリ急にサゲじゃね?WWWW それ無くね?WWW ほんじゃ、、、、、、


ナンパ男C:BARまで、んGo~~~~~!!!!!


フラワ:...ま、アタシに来るわよね。....知らないわよ。


<比較的長身のカリオストロとワカミネを押しのけ、フラワの腕をつかもうとしてくるナンパ男たち。

それに対して彼らを難なく地面に組み伏せるカリオストロとワカミネ。>


カリオストロ:フン!


ワカミネ:...遅いな。飯は食っているのか?


ナンパ男A:イタタタタタ、ちょ、マジ。マジマジ。


ナンパ男B:ギブっす。ガチでギブっす。


ナンパ男C:も(う無理)っす。も(う本当に無理で)す。か(んべんしてください)っす.......。


フラワ:バカね~~~~~アンタら。そ~んなほっそい身体にジャラジャラ邪魔なもの着けて動けるわけないでしょうが。

べリオでももうちょっと動くわよ。


ワカミネ:いや、べリオでは無理だろう。 身体測定の50mのランで11秒をたたき出していたぞ。


フラワ:ええっ何それ!!! おsssssssssssssssssssssssっそ!!!!!!!!!!!!!!

アタシより遅いじゃん!


カリオストロ:み...見たのかい!?べリオが走るところを見たのかい!?!?

嗚呼っ....。 きっと緩やかな体の動きなのだろう.....大地を現したかのような雄々(おお)しい歩み.......

まさに静の中に眠る動.......


フラワ:ただの鈍(のろ)でしょ


ワカミネ:?大地を現す歩みとはなんだ?

寝転んでいるという事か?


<雑談をしながらも地面に伏せられたままのナンパ男たちが声を上げる。>


ナンパ男A:もうマジ勘弁してくださいよォ!出来心だったんでぇ!


ナンパ男B:ジロジロ見られてっしぃ!“アークエンジェル”が来ちまったらやばいんすよ!


ナンパ男C:ホントもうこれ以上何もしないんでぇ!謝るんでぇ!




フラワ:...離してあげなさい、二人共。

アンタ達ねー、ナンパは結構だけどそんな弱くっちゃなにもできないわよ。

ちょっとぐらい筋トレしなさい。おバカ。おバカ。こっちもおバカ。


<そう言ってナンパ男ABCの額をデコピンして回るフラワ。>


ナンパ男A:もうしません....。


ナンパ男B:反省してます....。


ナンパ男C:出家します....。


ワカミネ:大丈夫か、少年。

痛むか? 脱臼はしない様に手加減はしておいたつもりだ。

念のため、接骨院で検査をしてもらう事を勧める。

.....本当に、すまなかったな。


<申し訳なさそうに微笑むワカミネ>


街行く女性A:カッコ良い....!


街行く女性B:素敵.....♡


カリオストロ:そこまで自分を卑下せずとも良い。

確かに僕の心には既に王と決めた男が居るが....

君たちの必至な姿に感銘を受けたのも間違いはない。

精進したまえ。

その姿は、誰にも汚すことの出来ない覇の道に相応しい姿なのだからね。


街行く女性A:きゃぁぁぁぁ~~~~~~っ!


街行く男性A:おっ...おい!人が倒れたぞ!救急車!


街行く男性B:しっかし、今日は変わった観光客が多いなあ。そもそも観光客が珍しいってのによ。


街行く男性C:全くだな。 さっきなんかよ、2ブロック先の路地でよ! スリのガキと大喧嘩してる観光客が二人いてな!


街行く男性B:オレも見たぜ。オレンジ色の服着た弱いわりに威勢のいい奴だろ?

もう一人の奴はおとなしそうだったが,,,“アークエンジェル”の武装した兵士二人もはっ倒してな。

賑やかな日だぜ、全く。


フラワ:ちょっと。


<雑談をしている男性たちの話を聞きつけ、顔を寄せて話している彼らの間に顔をニュルル、と割り込ませるフラワ。>


街行く男性A:うおおおおおびっくりした!


フラワ:楽しいおしゃべりお邪魔してごめんなさいね。気になったのだけど....その、スリとケンカしてる観光客二人の話。

オレンジ色の服を着て...スリの子供とケンカしてたの?


街行く男性B:そ、そうだよ。ありゃスッゲエ喧嘩だったなあ。


街行く男性C:わっはっはっは!ありゃ傑作だったなあ。

痩せたスリの女のガキともみくちゃになって喧嘩しててよぉ。


街行く男性A:おとなしそうな片割れもアークエンジェルをサクッと寝かしちまってよぉ。

んで、その後にダッシュで逃げてったなあ。

どこ行っちまったんだか。


街行く男性B:それこそちょうど一時間前位までそこの食堂に居たみたいだぜ。

セント・ロロフス教会のシスターとそのあとはどっか行ったらしいが。


街行く男性C:セントロロフスったらあのでっけえ教会か。

孤児まみれって言うし.....連れて帰ったんだろうな。

なんで観光客がついていってたのかは分かんねえが。


フラワ:.....つつつつつついていってたぁ!?!?!?!?


カリオストロ:.........(くしゃ、と額に手を当てて呆れたように上を向く)


ワカミネ:.......武装した兵士を二人....地元警察か。

地元警察にケンカを売り、孤児院兼教会になぜかついていったバカ共。

...............眩暈がするな。


カリオストロ:まあ待とう。

まだべリオ達だと判明したわけじゃない。

その観光客は身分や名前を明かしていたかい?

こんな風に互いを呼んでいた、...とか。


街行く男性A:おお、それだそれだ。


街行く男性B:おぉ。それだよ。


街行く男性C:しっくり来たな。


ワカミネ:....?何がだ?


街行く男性A:何って...アンタが今言ってたろ。

ここいらじゃ聞かねえ名前だから珍しくってなあ。


街行く男性B:ムロ.....なんたらと、その、べリオって言ってたぜ。


街行く男性C:出身は何処なんだろうなぁ?みょうちきりんな響きだよな。


フラワ:はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー..........


カリオストロ:.................................................................................................................................


ワカミネ:.............................................................読めんものだ............................................................


カリオストロ:...フラワ、彼らの通信端末のコードを教えてくれ。連絡が取りたい。


フラワ:アイツらに端末なんか渡したら....ディールならまだしも、べリオはどっかに落っことしてくるに決まってんでしょ。

ディールと一緒だから大丈夫だと思ってたのよ...........


ワカミネ:嘆いていても始まらん。

すまない、君たち。その.....セント・ロロフスという教会は何処にあるか教えてもらえると助かるのだが。


街行く男性A:そりゃ...アレよ。


<男性Aが指さす先。町からも見える一際巨大な建造物を指さす彼。>


フラワ:....妙に立派ね。


カリオストロ:.......不釣り合いとは、この事だな。


ワカミネ:一先ず、向かうとしよう。

助かったよ、君達。


カリオストロ:君たちも、君たちの“道”が見つかるといいね。

では。


<そう言ってその場を後にする女性三人。>


<そして、それを背後で物陰から眺める二人の男性。>


クルス・シストランジェ:.....匂うねぇ。


パウロ・グランツ:確かなのであろうな。


クルス:女に関しちゃ俺に任せてくださいよ。

破廉恥な程プンプン匂いますねぇ。

......鉄と....宇宙の匂いだ。


パウロ:.......人混みは好かんのう。

蠢く、の字の如き人間共の群れ。

多さとは....人から虫にもその身を落とさせよる。


クルス:....相変わらずの人間嫌いですねぇ。


パウロ:....“嫌い”程度に収まって見えるか。

曇(くも)ったのう、クルス。


クルス:.......男の扱いは苦手なのでね。


パウロ:抜かしよる。 .....気分が悪い。

...先に戻っておるぞ。



<そう言って姿を消す一人の男性>


クルス:............向かえ討つだけじゃ務まんねーのさ。

......やれやれ....あの人は偵察に向いてねーなぁ...。

<遠い目で片手に持ったホットドッグを齧りながら呟くクルス>


クルス:....にしても、このコロニーの異常さときたら....。

報告量が増えんのは、困るんだが.....。


<対傍受短針小型インカムを口元に近づけるクルス。>

────────────────────────────────────────────────


<場面転換 教会で昼食をとっているべリオ ディール トロイ 孤児>


べリオ:うんま うますぎ 薬物のごとし モガガガ モガミモガ


ディール:確かに、とっても美味しい......!!!!


トロイ:ウフフ♡ ご飯を沢山食べる男の人、素敵です♡


べリオ:すいません、おかわりあと3ガロン貰えますか?


ディール:燃料じゃないんですから。....それより、その...お名前。聞かせて頂いてもよろしいですか?


トロイ:......あっ、そうだ! ....じゃなくて、そうでした。私、まだお名前お伝えしておりませんでしたね。

セントロロフス教会のシスター、トロイ・ロロフスと申します。


ディールN:....教会が名前に入っている。....孤児出身なのか。


べリオ:ためぐちもかわよいなぁ よろしくねえとろいちゃんモボボボ


メイ:おじさん!口からシチュー漏れてるよお!きたないよお!!!


ディール:敬語は使わないでもらっても構いませんよ。....改めて。 ムロウル・ティアラです。趣味は....読書。宜しくお願いします。


べリオ:べリオです。特技は機械制御です。結構声はカッコいいって言われます笑(ちなみに、意識してないw←)

趣味はー、ローファイのオルゴールアレンジバンドメドレーを聞くこと笑

オレって結構変わってんのかな?笑 オレ異端なのかな?笑


ディールN:....本当はhiphopとダンスミュージックしか聞かないくせに......


トロイ:そうなんだねぇ。 べリオくんって、かっこいい趣味してるね♡

....良かった。私、大人か子供としか喋らないから、こうやって同い年と親しみを込めて喋ることが少なくて...。


べリオ:か カコ カッコいいかなあ どふ どふふふ


孤児A:こ、こわい......ぐす...


ディール:べリオさん、べリオさん。子供泣いちゃってますよ。

....にしても、へえ~~。

こんなに立派な教会を、おひとりで回してらっしゃるんですか?

凄いなあ、大変でしょうに....シスターさんって、何か資格とか取らないとなれないんですか?


トロイ:んふ..♡ありがとう♡でも全然大変じゃないよ、子供達もお掃除や食事とか...あと畑だって手伝ってくれるしね!


資格...じゃないなあ、シスターはねえ、選ばれるんだよ!えっへんっ!

先代のシスターがね、老いて死を悟る時...さっきの大聖堂に一人で一晩中お祈りをして、次の日に子供たちの中から次のシスターを任命するの。

そして...シスターは心残りなく神の下(もと)に向かうんだ。



ディール:へええ...。まさに生涯を神に捧げる、って感じですね。僕のコロニーではそんな文化なかったから、凄く新鮮だなあ....ッて、感心してる場合じゃなかった。えーっと、本題に戻るんですけども...実は僕たちパーツショップを探しているんですが。なかなか見当たらなくて。


トロイ:ぱーつしょっぷ....かぁ。

多分だけど、そういう工業系のショップは、教会の裏の方のブロックに集中していると思うよ。

....工業、かぁ。


ディール:....何か?


トロイ:....私、機械が嫌いなんだ。

...だって、人をあまりに簡単に殺せてしまうから。

.....最近も、IOPLANETっていう巨大なコロニーが謎のスラスターの不具合によって爆発したんだって。



べリオ:.......................。


<孤児達と喋りながら食べ進めていたシチューを掬う手をピタッと止めるべリオ。>


ディール:....スラスターの....不具合。


ディールN:...そういう情報統制はもう根回し済みか。


トロイ:「旅立ちへの痛み」の時もそう。

IOPLANETの爆発だってそう。

このコロニーで機械が生産できないから、支援をおざなりにして苦しむ国民をあざ笑うNOAHの人間たちもそう。

機械がいつも人間に牙をむくの。

そして機械に支配された人たちは、人を人と思わなくなっていく。

機械がいつも、弱い者から奪っていくんだよ。


ディール:.................そんな事は


トロイ:そうだよ!!....そうに、決まってるよ。

私や,,,この子たちのお父さんとお母さんもそう!

ソーイ様が宇宙を平和にしようとしても......その思いを胸にしても!

結局は銃を握って戦わなきゃいけなくなるんだから....!


べリオ:....そうかよ。


トロイ:....最近もね。大きな戦艦が無遠慮にコロニーに入ってきたんだよ...。

戦争なんて大っ嫌い....!!

銃を握ることを強制するなんて、誰にも許される事ではないんだよ!


べリオ:................ッ................


<机の下でこぶしを握り締めるべリオ>


ディール:....べリオさん。


<べリオの肩に手を置くディール。>


ディール:.......辞めましょう。

戦いの無い世界では、武器がどういう目で見られているか。

....分からないわけじゃないでしょう。


べリオ:..........ごちそーさんでした。

帰ろうぜ、ディール。


ディール:ええっ.....ちょっと、べリオさん!

....すみません、トロイさん。


トロイ:........ううん、私も急に熱くなっちゃって。

べリオ君に、謝っておいて。

また時間のある時に遊びに来てね、ディール君。


<悲しそうに微笑みながらディールを見送るトロイ。>

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