ビビリが毎夜勉強中
はい、説明回ですね☆
☆
世の中には、覚えておかなきゃ損をする、常識や基礎知識が有りますよね。
でも全部知らない私は、片っ端から勉強です。
夜は疲れて寝るまで。
明けるまで話してた事もありますが、大体は赤ちゃんの体力的に安眠です。
さてここで問題です。
一人でも生きてくには何が必要でしょう。
答えは沢山あると思いますが、私、スライに必要なモノはこれ。
知識と、度胸。
いやー、知識は頑張ります。
度胸は元々無いからなー。
無理かな。
一人で生きるのは。
沢山の人の中で生きていくには、何が必要だろう。
これにも沢山の答えがあります。
仕事、仲間、友人、etcetera。
自分の技能も、職業等の同僚も、交友関係も大事でしょう。
私がどれと、選ぶとすれば。
それ全部、引包めて、私は必要だと思ってまして。
沢山の人々が生きてる環境。
これ自体を、必須条件だとすれば……。
あ、何が言いたいのかって言いますと。
何を目指して生きるべきやら悩んでまして。
やり直しだけに、身の程を知りつつ進みます。
しかし将来…… ね。
以前なら考えもしなかった。
色々やってみたいはみたいのだけど、生活維持がまず大事。
[悩ましい問題ですが、今の段階では纏まらないでしょう]
あっ代行者さん。
こんばんは。
えー、まー、ね。
うん。
じゃ、今夜も宜しくお願いします。
[はい。昨夜は何をお話ししましたか?]
この世界の生態系。
魔物分布域と気象について。
その前が、魔物の種類別、系統別の対策。
あと、乱れた境界領域『異界』から溢れる魔物行進団と魔気に侵された『魔人』や『魔怪物』が中核になり発生する異物大集団とか教えて貰いました。
[相変わらず、すらすらと]
いやあ、これ位しか取り柄が無いんだけれど。
[では、次に進みます]
はい、宜しくお願いします。
[世界に点在する境界領域では、異界と近しい歪み、穴が稀に開きます。こちらでは遺跡群がある地域に多く、近隣への被害が絶えません。
瘴気により生物被害が起き、魔物により環境問題にもなります。
歪みは過去に起きた大戦の余波で発生している場合と、実験等の暴走から起きてしまった地域があり、今は安定した環境下ではありますが近くにも一つ]
東の遺跡だね。
フルオロ村も遺跡だけど、ここは?
[東南東の遺跡群は都市でした。フルオロ村は工場施設の跡です]
はー、旧都市国家と、最寄りの工業地帯って事か。
[薬品類の合成、樹脂類生産、鉱石から精錬、その排熱利用で海水からレアメタル抽出など多岐に渡り行っていた施設です]
あれ。
工場施設跡地……?
じゃあフルオロ…… ってエチレンとかカーボンとかに化合する?
[良くご存知ですね……]
何か呆れてはいません?
いいけど。
フルオロカーボンフリーとか撥水性の製品に書いて有ったなーとかで見たことが。
[そのフッ素ですよ]
げえっ、フッ素はそのままだと危険物だった、ハズ。
何にでも反応性が高くて、水素と化合するとヤバイのでは?
[こちらで使われていたのはどうやらテフロン加工等であったらしく]
……?
[核濃縮等に使う単離、抽出、保持は行っていなかったようです]
あ、なんだ。
[危険物関係が保管されていた箇所は海の底と言う冪か、爆破で剔られて残っていません]
……この半島地形はそういう……。
凄い恐いじゃん。
大戦末期に(ついでに)攻撃され、半壊。
稼働出来なくなった大半を解体、再利用できる部品だけ抜き取られて放棄された、と。
村の中心部の開けた場所は爆破跡地かあ……。
昔は科学的にも技術的にも俺の居た場所より進んでいた様だ。
しかし争いは始まる。
そして戦いが生活を変える。
拡大するそれは、世界のカタチを変えた。
[ろくでもない]
確かに。
[神と代行者達がこの世界に興味を失ったのもこの大戦後です]
えっ、やっぱり居ないのか神。
[管理者たる神は別の世界を開きました。代行者の大半を従えて其方へ行き、此方の維持活動だけを少数の副神に命じて]
うわろくでもない。
[ええ全く]
うーん、共感してる。
……神代の終わりを見届け、人型の世の中を見定め、歴史らしい歴史が刻まれて間もなく(神側の時間的に)、放棄。
飽きたゲームソフトを次のゲームソフトへ替える程度なのかね。
[私からも共感を覚えます]
おっ、そうですよねー。
[人型に獣の因子や属性、精神性の変質を架しておきながらそれに対しての監督もせず]
えっ……?
[人型達の戦争末期に協力関係を深めさせようと魔物を纏めて誘導した筈が異界へ跳ばしてしまい、後になって魔物行進団となる切っ掛けを作り出したり]
……んっ?
[異界から現世界の境が緩やかに破綻していったのも]
あっ……(察し)。
[全ては神々の思い付きがはじまりです]
あ~…… だろうけど。私もその犠牲者だしな。
でも今、この世界に居ることは不幸と思ってないよ。今の両親に愛情を貰っている実感ハンパないし。クドイくらい。
そして代行者さんも居るし。ね。
[……良い人ですねぇ。本当に。我が上司も配慮機能を少しは採用してくれたらあるいは……]
偶に、愚痴が零れるのはご愛嬌。
さて。
何か、やりたい事が見えてきたような?
[今の会話にそんな内容は無い筈ですが……]
ん?
んー。
いや、ふわっと、思ったのがね。
村の皆とか、安心出来る生活をするなら異界とは離れていたいよね。
で、神の後始末が出来さえすれば、それは叶う、筈。
近くに小さな町、村等はあるが、国は無い。
侵略国はともかく、乱れた境界領域を整えて異界から隔絶した土地なら、生活に余裕も生まれるのではなかろうか。
どうだろうか。
つまり、私、国を治めたい、らしい。
………無理だな。
[いえ、候補として考えましょう]
えーっ、とか言いつつ何か乗り気でしょう。
代行者さんを宥めつつ、今日も夜が更けていた。
スライ・オーニス Level=?
状態=掴まり立ち成功
称号受領待ち(一件)
職業=赤ちゃん
ギフト=?
スキル=???
魔法=?




