299.酔っ払いキャトル君が水に浮いた⁈
「キャトル君〜⁈ねぇキャトル君⁈しっかりして〜⁈」
「ふにゃにゃ〜〜ふにゃにゃ〜ん!」
ボク達がフルーツモンキーから狩り尽くした果物の内、全てのキウイをキャトル君が食べちゃった結果、キャトル君がふにゃふにゃになっちゃった…
しかも酔っ払ったせいで変身がほとんど解けていて、猫の耳と尻尾どころか最早ちょっと大きい猫が二足歩行しながら踊っているみたいになっていた。
「どうしよう2匹共〜⁈キャトル君が酔っ払ってほとんど猫に戻っちゃってるよ〜⁈」
『(1回水でもぶっかけてみたら正気に戻ったりしないかしら…?)』
『(よくテレビで母親が見ているのだと、酔っ払ったサラリーマンに水を飲ませてたし、近くに川があったらそこに突っ込むか…)』
「川か〜?えっと〜……川じゃ無いけど近い場所に湖はあるよ〜?」
『(じゃあそこに行くか)』
「にゃんにゃ〜うにゃうにゃ〜!」
ボク達はキウイで酔っ払ったらしいキャトル君(大きさ以外猫に戻っている)を抱えて、地図を見ながら多分近いと思う湖に向かうのだった。
10分程走ると、おそらく地図で見たのと同じ湖に到着し、ふにゃふにゃになったキャトル君を湖に放り投げた。
__トプンッ‼︎
「……あれ〜?」
『(今…なんだか水に落ちたにしてはおかしな音が鳴ったわねぇ…?)』
「なんか〜浅い場所に投げたけど、それでも思ったより水飛沫が上がらなかったし〜…?なんかキャトル君、変な浮き方してない〜?」
『(あと、あいつ自体があんまり濡れていねぇし、周辺の水が動いてるぜ…?)』
そう、キャトル君を投げた場所は湖の中でも比較的浅そうな場所なんだけど、何故かキャトル君が不自然に水に浮いていて周辺の水がうごうごしていた。
あれ?これってキャトル君割とやばい状況なのかな…?
「キャトルく〜ん!大丈夫〜?」
「うにゃ〜…?」
『(駄目ねぇ…起きる気配が無いから回収しに行きましょう…)』
そして、ボク達はジャバジャバと湖の中に入っていき、キャトル君を回収しに行くと足元に違和感を感じた。
「あれ〜?なんか足元にいる〜?見えないけど何匹も足元うろうろしてる感覚があるよ〜?」
『(キャトルが不自然に浮いてる原因は見えない何かの群れのせいか…)』
ボクは試しに足元で泳いでる何かを掴み取りしにかかり、1匹掴めた感触があったから水から手を引き抜くと、半透明な魚のモンスターがいた。
なるほど〜?この魚のモンスターがキャトル君の下にいるのか〜?
「キャトル君〜…?お魚食べる〜?」
「にゃにゃ〜ん?(パク!バシャッ‼︎)ボゴッブゴバァ⁈うおわぁぁぁ⁈⁈何じゃこりゃぁぁぁぁぁ⁈⁈」
酔っ払っていたキャトル君の口に捕まえた魚を突っ込むと、寝惚けたまま齧り付いた。
その瞬間に齧った場所から水が爆発した勢いで出てきて、その水で溺れかけたキャトル君が正気に戻って飛び起きた。
『(あの魚……水袋が入ったビニール袋みたいなモンスターなのか…?)』
「まぁキャトル君が正気に戻ったから良かった〜!」
「良く無ぇよ⁈オレの体ちゃんと乾かせよ?オレ変身どころか攻撃手段が無いからな?」
その後、キャトル君にはキウイを与えてはいけないなと思った出来事をキャトル君に話しながら、キャトル君の体を乾かすのだった。




