297.食べれるモンスターが多いエリアらしい
__ザワザワザワ〜……キーキー…!
3層目を突破して4層目に入ると風でザワザワと揺れる木々や、遠くから何かの鳴き声が聞こえる明らかに森な場所に来た。
さっきまで暗い洞窟の中通って来ていたし、一応階段で下に降りた筈なのに何故か上には青い空が見えているけど…?
『(やっと4層目か…?地図の魔導具でも見たが、本当に森みたいな場所なんだなぁ?)』
「キャトル君〜、なんで地下なのに青空があるの〜?」
「知らね、普通に空を飛んで上に行ったり出来るけど、なんでか何も無い同じところの空気に引っかかる感じで進めなくなるぞ?」
『(ある種の無限ループか…?ランブルジュの森とか、妖精の森とかで散々迷わされた魔法が使われてんじゃねぇか?)』
『(ダンジョンって地下に降りているって言うより、どんどん別の異空間に飛ばされてるんじゃないかしら…?
階段は、その境界線を越える違和感を誤魔化す為に降りているだけで…?)』
あ〜なるほど〜?チョコちゃんの言う通りボク達はダンジョンがセントリア国の地下にあるって思っていたけど、実際は別の空間にぽんぽん飛ばされているなら納得だね〜?
その事をキャトル君にもボク経由で伝えてみると、まるで盲点だって言う顔をされた。
「え………オレがこういうダンジョンっぽいの作る時、既存の洞窟とかの見た目変えるか森の中みたいなずっと風景が変わらない場所に幻影魔法かけて迷わせてるんだけど…?
天然のダンジョンって異空間繋げてるだけだったの⁈」
『(異空間を繋げる発想を、一応神様の眷属らしい上に空間の穴を開けれるキャトルさんが思いつかなかったのが不思議ねぇ…?)』
『(魔法って何でもありな物があるから逆に思いつかなかったんじゃねぇか?)』
そうして歩きながらキャトル君と喋っていると、ボクのお腹が盛大に鳴った。
__ぐぅぅぅぅ〜〜‼︎‼︎
「うぅ……お腹空いた〜!なんか食べた〜い!」
「……くーすけ、一応こたろうと変わってても腹に入った物は共有されてるんだよな…?
アシッドスライム食べてから3時間ぐらい経ったと体感的に思っているんだけど、もうそんな空腹過ぎてお腹と背中がくっつきそうってレベルまでお腹空いてんの…?
普通精々小腹空くぐらいじゃねぇの⁈」
『(いや、俺様達3匹分の食料は食べないとダメだからだろ…?)』
『(出来るだけ狩りで仕留めたモンスターを食べたいけど、最悪は買っていた非常食をつまみなさい…)』
キャトル君もボク達の体のお腹が空くまでの早さに驚いたみたいだったが、ボク達がそんなキャトル君の数メートル後ろに見えた獲物を狩りに行った。
__ガシッ‼︎ブチィィィ‼︎‼︎
「………急にオレの後ろに走ってったと思ったらそれグレープスネークか…?
それ一応果物のブドウみたいで美味しいやつだから食うと良いぜ…?」
「やった〜!(もぐもぐ)」
「あと、このエリアはそのグレープスネークみたいに食える果物系のモンスター多いから、食料集めたり野宿するのはこの森エリアが良いらしいぜ?」
『(じゃあ、このまま出会ったモンスターを食べながら森が終わる8層目の川付近まで行って、そこで1泊してから次に行きましょう?)』
「は〜い!じゃあまずは〜?………あそこにいるカラフルはお猿さんのモンスターから、美味しそうな果物の匂いがするから狩ろうっか〜!」
__キィ⁈キキーッ‼︎‼︎
何だか森のあちこちからお猿さんの悲鳴に似た鳴き声が飛び交って、目の前にいた柿、バナナ、桃が付いたお猿さんが逃げ出すのだった。
逃がさないけどね〜!




