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295.安定のスライム食(コーラ味)



「とりあえず…外のラット達は諦めてどっか行ったみたいだし、そもそも次の層に行く道もあの廊下の先っぽいから行ってみようぜ?」


__シュ〜……パチパチ…


「へぇ〜?じゃあ迷子っていってもそこまで深刻じゃないんだ〜?良かった〜!」


『(まぁ問題はモンスターの群れだけだけど…)』


__シュワシュワ〜…パチ…パチ…


 あれ〜?なんかシュワシュワって、たまに飼い主が飲んでる泡のある飲み物の音が聞こえる気がするけど、何の音だろ〜?

 そう部屋の中を見まわすと、部屋の隅っこに茶色いなんか泡が出てるスライムがいた。


「おっ!ラッキ〜‼︎アシッドスライムじゃん!あの食感意外とイケるんだよな〜!」」


『(アシッド……スライム…?スライムって事は食えるのか?)』


「あ〜…キャトル君のせいでこたろう君が興味持っちゃったよ〜…

 ボク、ぐちゃぐちゃしたの嫌いだから食べるならこたろう君に代わるね〜」


 そうして、こたろう君を表に出した頃にはキャトル君がアシッドスライムを倒したみたいで、さっきまでアシッドスライムがいた場所には半分溶けたゼリーが落ちていた。


「なんかシュワシュワ言ってるが…?これは食えるのか…?」


「あぁ〜ちょっと酸で舌がピリピリするけど、その食感と味がコーラゼリーみたいになってて割と美味いぞ?」


『(この世界のスライムは全種類ゼリーなのかしら…?)』


 どうやらアシッドスライムっていうのは酸で出来たスライムらしいけど、酸の濃度も低くて結構長い事纏わりつかれても服ぐらいしか溶けないらしい。


「だから、食べ過ぎたら流石腹壊すけど2、3匹食った程度は何にも問題無いぜ!」


「(ぬちゃぐちゅ…パチパチ…)舌がピリピリするけど悪くねぇなぁ!」


『(どうでも良いから食べ終わったら次の層に行きなさいよ…?

 ダンジョンに来た目的は美食巡りじゃないんだから…)』


 その後、キャトル君とこたろう君がアシッドスライムを食べ終わると、ボクがまた表に出て次の層へと向かおうとするのだった。

 こたろう君と代わった時にほんの少し舌がピリピリしてる感じがしたけど、これって酸で舌が溶けてるんじゃ…?


__ガチャ…!


「よし、くーすけ〜!ラットがまた大量に集まって来る前にさっさと次の層行くぞ〜!」


 そう言って、キャトル君が部屋の外に出て向かおうとした方向は、ラットに追われていた時に通ってきた道の方だった。


「キャトル君、そっちは元来た道で進む道はこっちだよ〜!」


「あれ…?そうだっけ?」


『(方向音痴って話のは、俺様達を尾行していたのがバレそうになったらしい時の嘘でも無さそうだなぁ?

 普通右か左かの2択で逆の道選ぶか…?)』


『(もしかしたらその時は嘘だったのが、アステルさんって人に能力を制限されて方向音痴になったのかも知れないわよ?)』


「あっ、なるほど〜!」


「お前らなんか失礼な事考えてねぇか⁈」


 そうしてキャトル君が行こうとしたのとは逆の道に行くと、意外と近くてすぐに次の層に降りる為の階段があった。

 それと、階段のあった部屋でいきなり物が飛んできたから壊したけど、あれも何かのモンスターだったのかな〜?

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