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第2話「父さん、、母さん!!」


 練炭をつけて、、意識を失った俺は、、気づいたら、、畳の上に仰向けで寝ていた。。


 目を開けて、、すぐに飛び込んできたのが、、父と母の顔だ。。


「ああああああ!!!! よかった!!!! 目を覚ましてくれて!!!!」


 母が大声で泣きながら言った。


「大丈夫か?? 体は動かせるか?? 目は見えるか??」


 父が俺に聞く。。


 

 俺はどうやら練炭自殺に失敗したらしい。

 

 助かってしまったらしい。


 密室にしていたはずの部屋だが、、窓ガラスが粉々に割れていた。。


 窓から父と母が侵入して助けてくれたのか。。



「ごめんな!! ごめんな!! 苦しかったんだろう!! よほど辛かったんだろう!!」


 父は俺を強く抱きしめながらいった。。


「ひどいよ!! 父さん!! 母さん!! せっかく死ねるチャンスだったのに!!」



「お前には、、どんなに苦しくても生きていてほしいんだよ!! 自分の息子が死のうとして助けない親がいるわけないだろう!!」


「父さん!! 苦しいんだよ!! もう楽になりたいんだよ!! うわあああああああ!!」


 俺は大声で言い放った。。



「私たちはあなたをバルキム児童養護施設に預けることにしたわ。。都市の『フワリ』に行って、、幸せになってちょうだい!!」


「何言ってんの?? 児童養護施設だって??」


「満足に食事も与えてやれない俺たちは親失格だ。。これからはそこで十分な量の食事を腹いっぱい食べて、、幸せになってくれ!!」


「まさか、、俺!! 父さんと母さんと離れ離れになるの??」


「お前が本当に幸せになってくれるなら、、離れ離れになっても構わない」


 父が優しい穏やかな表情でいった。


「私たちのことは心配しないで。。あなただけでも幸せになってね!!」


 母はどうやら平常心をなんとか保っているようだ。。辛いというのが顔に出ていた。。



 すると、、黒ずくめの男たちが、、部屋に入ってきて、、俺を取り押さえて、、縄でがんじがらめにした。。



「何するんだ!! 誰だ?? お前たちは??」


「さようなら。。太陽!! フワリで幸せにな!! 美味しいものたくさん食べろよ!!」



 俺は黒ずくめの男たちに抱きかかえられて、、強制的にトラックの中に監禁された。。


「嫌だ!! 父さん!! 母さん!! 別れたくない!! 一緒に幸せになりたい!!」


 俺は心から泣き叫んだ!!


 だが、、黒ずくめの奴らは容赦なく、、俺らを引き離した。


 運ばれるときにかろうじで見えた父と母の顔は、、


「やっと幸せになれる息子を心から喜んでいる」のと、、


「別れることによる寂しさ」の


 両方が入り混じった表情で、、一生、、心の中に焼き付くことになった。。


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