表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/6

温もり-エンバー

小さな鳥は大きな温もりに包まれて目を覚ます。小鳥よりずっと大きなその人は、泣き疲れて眠った子供達が凍えないように寄り添ってくれていた。フワフワな毛は程よく熱を持ち、夜の冷たさを緩和していた。

その暖かさを遮るように隣からひんやりと冷たさが伝わる。途端に目が冴え、慌てて確認する。ほっと息を吐く。

最後に見た時、赤子の冷たく柔らかな体は、水のように溶け出していた。

しかし今はどうか。半透明な体は元通りに、ほっそりとした触手の先まで形を保っている。

まるで全て夢だったように。

いや、違う。そばで眠るこの大きな人が小鳥と赤子を救ったのだ。泣き叫ぶしかできなかった哀れな小鳥と、モノ言えぬまま溶けていく赤子を。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ