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温もり-エンバー
小さな鳥は大きな温もりに包まれて目を覚ます。小鳥よりずっと大きなその人は、泣き疲れて眠った子供達が凍えないように寄り添ってくれていた。フワフワな毛は程よく熱を持ち、夜の冷たさを緩和していた。
その暖かさを遮るように隣からひんやりと冷たさが伝わる。途端に目が冴え、慌てて確認する。ほっと息を吐く。
最後に見た時、赤子の冷たく柔らかな体は、水のように溶け出していた。
しかし今はどうか。半透明な体は元通りに、ほっそりとした触手の先まで形を保っている。
まるで全て夢だったように。
いや、違う。そばで眠るこの大きな人が小鳥と赤子を救ったのだ。泣き叫ぶしかできなかった哀れな小鳥と、モノ言えぬまま溶けていく赤子を。




