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第十三話「先輩と魔王が意気投合して私が置いてけぼりなんですけど?」

いつもお読みいただきありがとうございます。

第十三話では、あかねとの訓練回となります。

戦闘だけでなく、それぞれの関係性や立ち位置にも少し変化が出てくる回になっています。

それでは本編をどうぞ。



 朝食の席に、ポチがいた。


 正確には、ノアの膝の上にポチがいた。


 ポチは昨日からずっとそこにいる。寝るときも、起きるときも、朝食のときも。


「……よく懐いてるね」


 あかねが言った。


「家来だから当然だ」


「ポチって家来なんだ」


「ケルベロスだ」


「ポチでしょ」


「ケルベロスだ!!」


 ポチがあくびをした。


 気にしていなかった。


「……ポチ、名前の件、気にしてないね」


「余の家来だから、余の判断に従う」


「でもポチって呼んだら反応するんでしょ」


「……ケルベロスという名の犬がポチという音に——」


「はいはい」


「はいは一回だ!!」


 あかねが笑いながらパンを齧った。


「……ノア、今日の予定は?」


「ひまりの商談が終わるまで、この城にいる。特に予定はない」


「じゃあ特訓しない?」


 ノアが顔を上げた。


「特訓?」


「魔力の使い方とか、戦闘訓練とか。さくらも誘おうと思ってたんだけど——ノアは?」


「……余は戦闘訓練をしたい。だが魔力がまだ不安定で——」


「不安定なままでやったほうがいいんじゃない? 不安定な状態で制御する練習って、安定してからよりも効果あるから」


「……なるほど」


「さくらは?」


 さくらはパンを手に止めた。


「……私も、する」


「じゃあ三人で中庭でやろう!! 広いから!!」


「焦げた噴水がある中庭?」


「あれは片付けた!!」


-----


 中庭に出た。


 確かに噴水は直っていた。焦げ跡は少し残っていたが。


「……さくら、今の魔力はどのくらい?」


 あかねが聞いた。


「八割くらい戻ってきた感じ。でもまだ制御が甘い」


「八割か。昨日の戦闘でも結構出てたね」


「出せるんだけど、精度が落ちてる」


「精度か——じゃあまず動きながら魔力を使う練習から。私が相手するから」


「あかねが?」


「うん。実戦形式が一番早いから」


 あかねが構えた。


 さくらも構えた。


 ノアが少し離れた場所で見ていた。ポチを抱えて。


「……余も交ぜろ」


「ノアはちょっと待って。まずさくらとやる」


「なぜだ」


「ノアとやるのはその後。段階があるから」


「……段階?」


「戦闘訓練には段階がある。いきなり全員でやっても効率が悪い。まず個別に確認して、それからになる」


「……なるほど」


「魔王って戦闘の理論、知ってる?」


「知っておる。余は魔王軍を指揮しておった」


「じゃあ分かるよね、段階の意味」


「……分かる」


「じゃあ待ってて」


 ノアは少し不満そうだったが、黙った。


 ポチが膝でまた眠り始めた。


-----


 さくらとあかねの訓練が始まった。


 あかねが動く。さくらが追う。魔力を使って牽制しながら、位置取りをする。


「……遅い!! もっと早く!!」


「これが今の限界!!」


「魔力を足に流せば速くなる!! やってみて!!」


「魔力を足に?」


「そう!! 脚力を魔力で補強するの!! こうやって——」


 あかねが走った。


 普通の走り方より、明らかに速かった。


「……速い」


「魔力を足に流すだけ!! 難しくない!!」


「難しいよ!!」


「やってみて!!」


 さくらが試した。


 魔力を足に流す——感覚をつかむのに少し時間がかかったが、できた。


「……速くなった」


「でしょ!! それで動きながら攻撃もできれば——」


「同時は難しい」


「最初は難しい!! でも慣れる!! 続けて!!」


 ノアが見ていた。


 じっと見ていた。


「……魔力を足に流す、か」


 呟いた。


 ポチが耳をぴくっとさせた。


-----


 三十分ほどして、あかねがノアに向いた。


「じゃあノア、次」


「……余の番か」


「うん。さくら、少し休んで」


「……はい」


 さくらは水を飲みながら、二人を見た。


 あかねがノアの前に立った。


「ノアの今の状態、昨日さくらから聞いた。魔力が不安定で、体が幼女になってる。戦闘スタイルはどうしてた、元々?」


「魔力主体だ。遠距離から圧倒するのが余のスタイルだった」


「今は?」


「魔力が不安定だから、遠距離は精度が出ない。近距離は体力が足りない」


「じゃあ中距離でいいじゃん」


「中距離?」


「遠すぎず、近すぎず。魔力をある程度制御できる距離を保って戦う。体力をカバーしつつ、魔力の精度も出しやすい」


「……なるほど」


「木剣持ってるんでしょ? 持って」


 ノアが木剣を構えた。


 あかねが構えた。


「来て」


「……余が先に動くのか」


「うん。来て」


 ノアが動いた。


 ちょこちょこ、ではなかった。


 昨日さくらとあかねがやっていたのを見ていたから——魔力を足に流した。


「……っ」


 普段より速かった。


「お、やるじゃん」


 あかねが横に動いた。ノアが追った。


「魔力は?」


「……出せる」


「じゃあ牽制して」


 ノアが手のひらから光を放った。


 小さいが、狙いは正確だった。


「おっ、精度いいじゃん」


「……余は魔王だ。魔力の制御は得意だ」


「じゃあもっと動きながら——」


 二人が動いた。


 速くはない。でも、動きに意図があった。


 さくらは水を飲みながら、それを見ていた。


「……速くなってるね、ノア」


 思わず声に出た。


「でしょ!!」


 あかねが答えた。


「魔力を足に流すの、教えた?」


「見て覚えた」


「見て覚えたの!?」


「余は学習能力が高い」


「……そりゃまあ、魔王だもんね」


「そうだ」


 あかねがノアを見た。


「ノア、もう一回。今度は私が攻める」


「来い」


「……行くよ」


 あかねが動いた。


 速かった。


 ノアが後退した。魔力で牽制しながら。


 あかねが追った。


「……速い!! 余より速い!!」


「当たり前!! でも魔力の出し方は面白いね、ノア!!」


「どういう意味だ」


「普通と少し違う。波長が特殊というか——独特の魔力の形してる」


「……余の世界の魔法体系は、この世界とは違うから」


「そうなんだ!! どう違うの!?」


「……余の世界では、魔力は内側から押し広げるように使う。この世界は外に引き出す感じだろう?」


「言われてみれば!!」


「だから余の魔力の出し方は、この世界では少し特殊に見えるかもしれん」


「逆に言えば、この世界の魔物には読まれにくいってこと?」


「……その発想は、なかった」


「使えるじゃん!! それ!!」


「……なるほど」


 さくらは二人を見ていた。


 気づいたら、二人が戦闘論について話し合っていた。


 魔王と女王が。


 自分を完全に置いて。


「……あれ」


 さくらは気づいた。


 自分、置いてけぼりだ。


-----


「ノア、向こうの世界の魔物って大体どんなのがいる? 昨日のホブゴブリンみたいなのは?」


「ゴブリン系は向こうの世界にも多いな。後は魔力を持つ獣——ダイアウルフ、グリフィン——」


「グリフィンいるの!? 戦ったことある?」


「余の部下が戦っておった。余自身は——一度だけ」


「強かった?」


「強い。ただ、魔力の弱点がある。翼の付け根に魔力の集中点があって、そこを狙えば——」


「へえ!! 知らなかった!!」


「余の世界の魔物図鑑に記載があった。この世界も似た種類がいるなら、同様かもしれん」


「今度試してみたい!!」


「グリフィンは危険だから注意が必要だ。まず観察してから——」


「分かった分かった!! ノア、詳しいね!!」


「魔王として、知識は必要だ」


「すごいじゃん」


「当然だ」


「……なんか素直に言えるね、私には」


「お主は素直に褒めるから、素直に返せる」


「さくらとは違う?」


「……さくらはいちいち突っ込んでくるから」


「それがいいんじゃない?」


「……まあ」


 さくらは水を飲み干した。


「……ねえ」


 二人が振り返った。


「私、いる?」


「いるよ!!」


「いる」


「……全然絡んでくれないんだけど」


「さくらは休んでていいって言ったじゃん!!」


「休みすぎた!!」


「魔力の回復に——」


「回復した!! とっくに!!」


 あかねが笑った。


「じゃあ三人でやろう!! さくらも来て!!」


「最初からそうしてよ!!」


「段階があるって言ったじゃん!!」


「私だけ段階が早く終わりすぎでしょ!!」


「さくらは実力があるから短くていいの!!」


「褒めても遅い!!」


 ノアが小さく笑った。


「……笑わないで」


「笑っておらん」


「笑ってた!!」


「……少しだけ」


「なんで!!」


「……お主がいないと、物足りなかった」


 さくらは固まった。


「……え」


「あかねとの話は面白かった。だが——」


「だが?」


「……物足りなかった」


 あかねが「尊い……」とつぶやいた。


「あかね!!」


「ごめんごめん!! じゃあ三人で!!」


-----


 三人での訓練が始まった。


 あかねが中心で、さくらとノアが両側から動く。


「二人で連携して私を追い詰めて!! どっちが早く有効打を入れられるか!!」


「……連携?」


 ノアがさくらを見た。


「……やったことがない」


「私も魔王と連携したことない」


「……どうする」


「とりあえず動きながら合わせる?」


「……分かった」


 二人が動いた。


 最初はバラバラだった。さくらが右から動くとノアも右から動いて、あかねに簡単に避けられた。


「バラバラ!! 分担して!!」


「……さくら、余が右を取る」


「じゃあ私が左から」


「行く」


「行く」


 今度は分かれた。


 あかねが右を警戒する。左からさくらが入る。


「……そっちじゃない!!」


 あかねが動いて、二人の間を抜けた。


「……速い!!」


「まだまだ!! もう一回!!」


 何度もやった。


 だんだん、噛み合ってきた。


 ノアが右から牽制の魔力を出す。あかねが避けた瞬間、さくらが左から入る。


 あかねが「おっ」と言って、横に跳んだ。


「……惜しかった」


「惜しかったね」


「……余とお主、相性がいいかもしれん」


「……そう?」


「余が遠距離で動きを制限して、お主が近距離で仕留める。役割分担ができる」


「……確かに」


「今まで余たちは陽動と後衛の組み合わせだったが——もっと連携を深められる」


「……帰るために戦うときも、使えるかも」


 ノアが少し黙った。


「……そうだな」


「帰るために戦うとき——ちゃんと連携できたら、うまくいくかもしれない」


「……余も、そう思う」


 あかねが二人を見ていた。


「……いい連携じゃん」


「まだ全然だけど」


「でも最初より全然いい。二人とも、ちゃんと相手を見て動いてる」


「あかねのおかげ」


「私は場を作っただけだよ。動いたのは二人じゃん」


 さくらはノアを見た。


 ノアはさくらを見た。


「……また練習しよう」


「うん」


「コルナに戻っても」


「うん」


「……余たちが帰るための練習として」


「うん」


 あかねがにっこり笑った。


「……二人ともいい顔してるよ」


「あかね!!」


「ごめんごめん!! でもほんとに!!」


-----


 昼過ぎ、ひまりの商談が終わった。


 ひまりが上機嫌で戻ってきた。


「大成功です!! 向こうの商会と取引が決まりました!!」


「良かったね」


「はい!! あとノア様のチョコも少し持ってきてたんですけど、見せたら買いたいって人が出て!!」


「……余のチョコが?」


「ノア作のチョコですよ!! 帰ったらもっと作ってもらえますか!!」


「……まあ、検討する」


「お願いします!! あとさくら先輩のチョコも!」


「私のは見た目が」


「個性があって良いって言われました!!」


「……本当に?」


「本当に!! 手作り感が良いって!!」


 フロストが端から静かに言った。


「黄瀬様の商才は、異世界でも健在ですね」


「ありがとうございます!! 褒められると伸びるタイプなので!!」


-----


 夕方、あかねが見送りに出てきた。


 明日の朝に出発することになっていた。


「……また来てね」


「来る。あかねも、もし動けるなら——」


「難しいかな、今は。でも手紙は出せるようにする。ひまりのギルド経由で」


「うん、それで」


「あと——」


 あかねがノアを見た。


「ノア、また来たら特訓しよう」


「……来る」


「ほんとに?」


「来る。さくらと来る」


「……さくらも連れてきてね」


「連れてくる」


「私が連れてくるって言うな!!」


「……余が来るから、さくらもついてくる」


「逆でしょ!!」


「……どちらでもいい」


「どちらでもよくない!!」


 あかねが笑った。


「……さくら、いいね、この魔王」


「……まあ」


「まあって認めてる?」


「……認めてない」


「認めてるじゃん」


「……おやすみ、あかね」


「夜はまだ早いよ!!」


-----


 夜。


 客室に戻って、ランプをつけた。


 ポチが布団の端にいた。一日中寝ていたらしく、目がぱっちりしている。


「……ポチ、昼間どこにいたの」


「ケルベロスだ。余の布団で寝ておった」


「それは見た。一日中?」


「一日中だ。余の家来は余の傍にいる」


「……まあ、寝てるだけだけど」


「それでいい。今は」


「今は?」


「……余が強くなれば、ケルベロスも強くなる。使い魔は使役する者の魔力に影響されるから」


「じゃあノアの魔力が戻れば、ポチも——」


「ケルベロスも、強くなる」


「……本物のケルベロスになる?」


「……なるかもしれん」


「その日が怖いね」


「楽しみにしておれ」


 ポチがあくびをした。


 のんびりしていた。


「……今日、あかねと訓練して良かった」


「そうか」


「うん。あかねと会えて良かった」


「……元気そうだったな」


「うん。女王になってたけど、中身は変わってなかった」


「たくましい」


「本当に」


「……お主の仲間は、みんなそうだな」


「そう?」


「ひまりは商会を作った。紫苑は女神になった。あかねは女王になった。みんな、この世界で自分の場所を作っておる」


「……私は、まだコルナで依頼をこなしてるだけだけど」


「それも、場所を作っておるのでは」


「どういう意味?」


「……コルナに帰れば、アリアがいる。ギルドのお姉さんがいる。ひまりがいて、フロストがいる。余もいる」


「……うん」


「それは、場所ではないか」


 さくらは少し考えた。


「……そうかな」


「余には、そう見える」


「……ノアにとっては?」


「何が」


「コルナは、ノアにとってはどういう場所?」


 ノアは少し間を置いた。


「……今のところは、居場所だ」


「居場所」


「……余が帰るべき場所とは違う。でも、今いる場所だ」


「今いる場所」


「……悪くない場所だ」


 さくらは窓の外を見た。


 星が見えた。


「……帰ったあと、この場所のこと、覚えてる?」


「覚えておる」


「ずっと?」


「……ずっと覚えておる。余は記憶力が良い」


「魔王だから?」


「……それもあるが」


「それも?」


「……忘れたくないから、だ」


 さくらは何も言わなかった。


 ノアも何も言わなかった。


 ポチが二人の間に来て、丸くなった。


「……ポチ」


「ケルベロスだ」


「ポチ」


「……ケルベロスだと言っておる」


「ポチが仲裁してる」


「……余もさくらも、特に言い合っておらんが」


「なんとなく」


「……まあ」


 ランプを消した。


 暗闇の中で、ポチの温かい気配がした。


 おやすみ、が同時だった。


 今夜も、そうだった。


-----


**【魔王の小さな冒険 其の十三「魔王、初めて連携を学んだ件」】**


 のあちゃんは布団の中で、今日の訓練を振り返っていた。


 あかねという魔法少女は——強かった。


 余より速くて、余より制御が上手くて、戦い慣れていた。


 でも、話が通じた。


 魔王軍の理論も、この世界の魔法の話も、ちゃんと聞いて、ちゃんと返してきた。


「……良いやつだ」


 誰もいない暗闇に、のあちゃんはつぶやいた。


 敵ではない。さくらの仲間だから当然だが——それ以上に、話していて面白かった。


 さくらとも話していて面白いが、あかねとは種類が違う。


 あかねとは、戦いの話ができた。


 さくらとは——戦いの話もするが、それ以外のことも話す。


 それ以外のこととは、何だろう。


 のあちゃんは考えた。


 花のこと、チョコのこと、今は今のこと、帰ったらどうするかのこと。


 そういうことを、さくらと話す。


「……さくらとは、色々なことを話すな」


 ポチが胸元で寝息を立てていた。


 のあちゃんはポチの頭を撫でた。


「お主はどうだ、ポチ」


 反応しなかった。眠っている。


「……ケルベロス」


 やっぱり反応しなかった。


「……まあ、いい」


 のあちゃんは目を閉じた。


 連携、という言葉が頭に残っていた。


 今日初めて、さくらと連携した。


 遠距離で牽制して、近距離で仕留める。


 余が支えて、さくらが決める。


 あるいは——さくらが支えて、余が決める。


 どちらでも、噛み合った。


「……帰るために戦うとき」


 のあちゃんはつぶやいた。


「……ちゃんとできる、かもしれん」


 できる、と思う一方で。


 帰るために戦う、ということは——戦い終わったあと、どうなるか。


 それを考えると、少し、胸のあたりが重くなった。


「……今は今だ」


 自分に言い聞かせた。


 今は今。


 今はポチが暖かくて、さくらが隣にいて、明日コルナに帰る。


 それだけ考えれば、いい。


 のあちゃんは眠りについた。


-----


 その夜、遠い場所で。


 城の最上階に、青い影があった。


 窓の外を見ている。


 月明かりの中で、青い髪が揺れた。


「……ノア」


 低い声だった。


 女の声だった。


 静かで、冷たくて、感情の読めない声。


「生きていたのね」


 影が動いた。


 窓から離れた。


 部屋の中に、部下らしき人影が数人いた。


「……例の魔法少女たちの動向は」


「は。コルナという町を拠点にしているようで。今日は隣国に立ち寄ったとの情報が」


「隣国の女王と接触したの?」


「……そのようです」


「そう」


 青い影は少し黙った。


「……面倒ね」


「いかがいたしますか」


「今はいい」


「……よろしいので?」


「まだ時期ではない」


 影が再び窓に近づいた。


 月を見た。


「……ノアが魔力を取り戻す前に、動く必要がある」


 静かな声だった。


 でも、その静けさの底に、何かが潜んでいた。


「それまでは——泳がせておきなさい」


「……御意」


 影が動いた。


 月明かりが、青い髪を照らした。


 それだけだった。


 それだけで、十分だった。


-----


*第十四話に続きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は訓練を通して、さくらとノアの連携や関係性の変化を中心に描きました。


これまで「陽動と後衛」という形だった二人が、初めて“並んで戦う”形に近づいた回でもあります。帰るための戦いに向けて、少しずつ準備が整い始めています。


また後半では、新たな気配も描かれています。物語はここから少しずつ緊張感を増していく予定です。


次回からは再び舞台をコルナへ戻し、新しい展開に入っていきます。引き続き読んでいただけると嬉しいです。


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