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六花(りくか)

ひらひらと六花(りくか)の結晶が空中を舞う。

六花とは雪の事を言う。

昔の人が名付けたらしい。

綺麗な名前だと思う。雪の結晶は確かに六角形をしているが。

誰が名付けたのだろうか。

ふと気になってしまった。

まあ、俺にはわかるはずもないか。

六花の結晶は俺の髪の毛も服も濡らして体の熱を奪っていく。

それでも、目を離せない。

側には誰もいないけど。

俺はどうでもよかった。

君に見せられたらいいのに。

この場にはいない好きな人に囁きかける。

六花は静かに降り積もり続けた。

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