50.戦力確保 前半
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
※6月6日~7月5日まで毎日投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
悪魔A「こいつを高値で売ればきっと大儲けできる…」
悪魔B「間違いねぇ…これで億万長者だな」
アサシン「…………」
アカネ「あいつらだ!!!!」
悪魔's「!?」
アカネ「やれ!あいつらは逃すな!」
ネス「待ちなさい!せめて籠だけでも回収するわよ!!」
悪魔B「あいつらもこいつ狙いかよ!」
悪魔A「取り敢えず、逃げるぞ!」
レン「逃がさない」
バーンとレンが悪魔の片方を撃ち抜き、撃破。
悪魔B「くそっ!死んでたまるか!」
ネス「遅い」
いつのまにか間合いに入っていたネスが、逃亡しようとする悪魔の首を斬り、悪魔2人は呆気なく倒されて行った。
アカネ「へっ!大したことねぇな!」
ネス「なんもしてない奴が威張んな」
アカネ「いや、あいつら発見しただろ!」
ネム「それ私達もしたんだけど!?」
アカネ「うるせぇ!いいから、あいつが売ろうとしてたやつ回収しようぜ!」
ネス「そうね」
ネス達は、悪魔を倒した場所にポツリと残されている、籠を持ち上げ、中を見る。
そこにはデカく、真っ黒な蜘蛛が気絶しているのだった。
ネス「売ろうとしてたの、蜘蛛だったのね」
レン「相当なデカさだね」
ミヤ「なんか、ちょっと怖いんだけど…」
ネメシス「野生のか?にしてはデカすぎんだろ…」
アカネ「お前ら、その籠この地面に置け」
ネス「は?なんでよ」
アカネ「その蜘蛛叩き潰す」
ネス「なんで潰すのよ」
アカネ「だって、蜘蛛ってめっちゃキモいだろ!」
ネメシス「ダメだ、ただの私怨だこれ」
レン「そう言えば、アカネとサスケ、ネムお姉ちゃんって虫嫌いだったね」
ネス「しょうもな…」
ネメシス「この蜘蛛叩き潰そうとしてたけどよ、一応これって依頼主から頼まれたものだろ?叩き潰したら報酬チャラになるぞ?」
アカネ「あっ」
ネス「今気づいたの?」
アカネ「うん…」
サスケ「やっぱ脳筋だなこいつ」
アカネ「うるせえ天然野郎!」
ミヤ「本当蜘蛛にしてはデカいよね…この子…」
ネス「正直、ここだとどんな襲撃を受けてもおかしくないし、私の部屋に行くわよ」
ネス達は荒野を去り、なんとか部屋へ帰って来たのだった。
学校寮 ネスの部屋 リビング
アカネ「でよ、この依頼出した奴誰だよ」
サスケ「さぁ?しらね」
ネメシス「なんも書かれてないからな…依頼主…」
ネス「報酬は良いのに、なんで肝心の依頼主がいないのよ」
ミヤ「もしかして、依頼主も探さないとダメってこと?」
ネム「何それ!?めんどくさっ!」
レン「あとは、依頼主がこっちへ赴くのを待つとか?」
アカネ「えぇ…なんだそのめんどくせぇ仕様…」
ネス「まぁ、その2択よね…」
ネス達は先ほど荒野で大暴れした事からある程度の疲れが溜まっている。その為、全員で少し休憩を取りながら、この蜘蛛をどうするのか考えていた時…
???『おやおや!随分早く依頼を終わらせてくれたんですね!』
アカネ「!この声って…」
悪魔商人『いやいやぁ、助かりました!』
ネスのスマホから見覚えの人物が顔を出している
アカネ「やっぱお前か!悪魔商人!」
ネス「その口ぶりからして、依頼主もあんたね」
悪魔商人『はい!お察しの通り、依頼主はこの私です!ギルドアサシンの皆さんの技量を測るものとして、その依頼をお出ししました!依頼料については後日ギルドアサシンのリーダーの方へ送りますね。』
アカネ「てかよ、悪魔商人。この蜘蛛ってなんだよ?無駄にでけぇし…」
悪魔商人『あぁ、その子ですか?その子は蜘蛛の見た目はしていますが、実はその子“天人”と呼ばれる種族なんです。』
アカネ「てんにん?」
悪魔商人『天の人で天人です。その子はその様な特殊な種族の子でして、今、魔王アクアを撃つ為に奮闘している貴方方にとってはありがたい戦力となりますよ!』
アカネ「まじか!」
ネム「ってことは、その天人って種族、相当強いの?」
悪魔商人『そうですね…強さ自体は個体によってバラバラですが、一人ひとりの戦力は高いでしょう…』
サスケ「めちゃくちゃでけぇ戦力だなおい」
ネメシス「これでアクアへの布石がある程度された感はあるな…」
悪魔商人『ただ、注意としてこのままの姿だと、その子は100も力を出せません』
ネス「まぁ、でしょうね…」
ミヤ「じゃあどうすれば良いの?」
悪魔商人『そこで、私が開発したこの薬をその子に投与してあげてください!』
そう言うと、画面から謎の小瓶が出て来たのだった。
悪魔商人『その子は今、悪魔の力でその姿に変えられているだけです。なので、その薬でその子を元に戻して上げてください。』
アカネ「これを使えば元に戻るって事か…」
ネス「てか、これで一応元の姿人型なのね…」
悪魔商人『はい!文字通りの“人”ですからね!では、後は任せました!』
そう言い残すと、悪魔商人は去って行った。
ネス達は今持っている薬をどうしようかと考える…
ネム「どうする?」
ネメシス「取り敢えず飲ませたら良いんじゃねぇのか?」
ネメシスが言うようにそのまま飲まそうと蜘蛛の近くに持っていくが、薬は見るが飲もうとはしない。
ネス「ダメね…」
サスケ「なんかの動画で見たけど、綿棒とかにその薬を染み込ませて飲ませるのはどうだ?」
アカネ「それだ!」
試しに、液体を綿棒に付けてみるも、飲む気配は一向にない。
アカネ「飲まねえじゃねぇか!」
ネス「……」
ネム「あっ!私良い事思いついた!ゼリーにして上げてみよう!薬が嫌いな子でもゼリーとかと混ぜて飲むと飲めるって見たし!」
アカネ「ネムお前…天才か?」
ネス「まぁ、ここまでしても飲まないなら、逆に食べさせても有りではあるわね…」
ネム「じゃあ早速作ろ!」
ネス「そうね。後、ネムあんたはキッチンに入んな」
ネム「えぇ!?なんで!?」
ネメシス「お前が作る料理は全部殺人兵器だからだよ。大人しくしてろ」
ネム「殺人兵器ってどう言う事?」
ミヤ「ネムの料理ってそんなにヤバいの?」
アカネ「ヤバいなんてもんじゃねぇ…人が本当に死ぬ…」
ミヤ「それは、入らないでおこう…」
ネスがキッチンに入り、薬を熱しゼラチンと砂糖を適量入れ、固める。
そして、冷蔵庫で2、3時間硬め、蜘蛛の前に置く。
そうすると、さっきまで無反応だった蜘蛛もゼリーには食いつき、食べ始める。
ネム「あっ!食べた!」
アカネ「ゼリーにした途端食うってどんなわがまま野郎だよ」
ミヤ「薬って苦いし、仕方ないよ…」
アカネ「蜘蛛なんだからゴキブリとか蝿とかも食ってんだろうが!」
蜘蛛『!!(怒)』
蜘蛛は大きく前足を上げ、明らかにアカネに対して威嚇する。
アカネ「え?何?キモっ…」
ネス「明らかに威嚇されてるわね、あんた…」
アカネ「やっぱこいつ殺すか?」
ネメシス「蜘蛛に厳しすぎるだろ」
ネス「一応、悪魔商人曰く人の姿らしいし、殺すのは弱い者いじめでしょ。」
蜘蛛『♪』
ネム「なんか逆にネスに対しては友好的な感じかするんだけど…」
ミヤ「なんか、懐いた感じするんだけど…」
ネス「どっちでも良いわよ。まぁ、これで元の姿に戻ると良いけど…」
サスケ「効果ってどれくらいで出るんだろうな?」
ネメシス「それ聞いてなかったな」
ネス「取り敢えず、1日置いておけば良いでしょ。」
ネメシス「それもそうだな。1日もあったら元に戻るだろうし…」
そして、蜘蛛はネスが見守る事になり、他のメンバーは解散し、帰って行った。
家には、蜘蛛とネスの1人と1匹のみ…
ネス「………」
ネスは蜘蛛の姿を見ながら、何かを考える。
ネス「流石に蜘蛛呼ばわりは可哀想よね…なら、何か私みたいにあだ名でもいいから考えようかしら…」
ネスは考えを巡らせる。
頭の中に幾つも案を出すがピンと来ない。
そんな時…
ネス「くも…もく…もこ…?…」
蜘蛛は不思議そうにネスを見つめ、ネスは咄嗟に思いついた名前を口にした。
ネス「モコ…かな…まぁ、私でも蜘蛛の性別は見分け付かないし、なんとも言えないけど…」
蜘蛛『♪』
なんだか嬉しそうな蜘蛛。
ネスは蜘蛛の反応から『モコ』と言う名前に決まった。
そして夜も遅くなり、ネスは寝る準備をし、自室に入り、眠りに付く。
夜…寝静まり、明日に備えて休息を取る時間。
リビングでガサゴソと音がするが、ネスはそれに気づかない。
次回、2話同時投稿!(※新キャラ来るよ)




