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原作品『アサシン』第1期 ~始まりの覚醒~  作者: ラン


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46/66

45.時間遡行 後半

※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。


ラン原作品


現代異世界ファンタジー


『アサシン』


毎週土曜日に1話ずつ投稿!

※6月6日~7月5日まで毎日投稿!


原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。


イラスト垢 @RAN_assn


創作メイキング垢 @Ran_Makin

 そして光が晴れたと同時にスージー達の目に止まった光景は、『戦場』だった…


スージー「これって…」


悪魔「ここは魔王が悪魔になる前の時…つまり、死ぬ前よ…」


アカネ「ここって戦場…てか戦争の真っ只中か?」


ネム「そうでしょ!?あちこちで爆音やら銃声が聞こえて来るし…」


ネメシス「まさか、アクアの前世って軍人?」


悪魔「そうでしょうね…」


レン「でも、ここからアクアの前世の姿を探すって至難の業じゃない?」


サスケ「確かにな…こんな大勢の軍人から探すって相当だぞ…」


スージー「悪魔…」


悪魔「何かしら?」


スージー「奴の前世の姿は知らないわよね?」


悪魔「それについては詳しくはないわ…ただ、特徴だけなら…」


アカネ「特徴だけでも相当なヒントだろ!」


悪魔「特徴は、黒髪ショート、そして、貴方達みたいな青い目をしている。ただ、目つきはとても優しく穏やかな感じよ…」


スージー「それが生前の姿って事?」


悪魔「憶測や噂程度だけどね…昔の面影を知る存在はいないわ…」


アカネ「なんなら、軍人とかって別に歴史書に載るようなものじゃねぇしな…」


サスケ「そう言うのってよっぽどの功績を上げないと無理だもんな…」


ネム「だからこそ、探すのがむずいんだけど!?スージー!?わかる!?」


スージー「………」


ネム「?スージー?」


 スージーは軍人が駆け回り、銃を撃ち、爆弾を投げ、斬り合い、血が飛ぶ光景をマジマジと眺める。


 その目には、一人一人の感情を伺うかのようだった。


スージー(この中に、奴の生前の姿がいる…)


 スージーは冷静に、でも的確に標的を探す。


 悪魔が放った『黒髪、ショート、青い目、目つきはとても優しく穏やか』と言うヒントを元に探す。


 その時、スージーの目に1人の青年が横切る。


 その青年の容姿は先ほど悪魔が語った容姿と一致していた。


スージー「見つけた!」


ネム「マジ!?」


 スージーはその青年の元へ急いで駆けていく。


 青年は敵の陣地へ向かい、特攻しているようだった。


 スージーは青年の本体へ手を伸ばす。


 伸ばした手で相手の襟首を掴み、引っ張る。そうすると、その青年の体からデータ体のようなものが飛び出し、青年の姿を100%模したコピー体が出来上がったのだった。


アカネ「スージー…お前…」


スージー「はっ…はっ…」


 息を上らせるスージーは、青年のコピー体を生成した後、直ぐにその手を離してしまったのだった。


 空中で手を離された結果、青年は頭を強打し、気絶してしまった。


サスケ「これ、死んでねぇか?」


悪魔「コピー体が死ぬ事はないわ。なんせ本体のコピーですもの。まぁ死ななくても消す事は可能ではあるけど。」


ネム「それ実質的に死んでるよね?」


スージー「確認なんだけど、こいつで合ってるのよね?」


悪魔「えぇ…多分彼で合ってるわ。まさか、こんな形で生前の姿を拝めれるとはね…」


ネメシス「でも、これで俺らの目的達成だな!」


アカネ「おうよ!これで後は現代に戻るだけだ!」


悪魔「なら、最後は彼の末路でも観てから帰りましょう…」


 そう言うと、時間の悪魔は、青年に焦点を当てて、歴史を振り返り始める。


 青年は前線へ出て、特攻する。それにより、相手軍はかなりの消耗を強いられるも、向こうが用意していた手榴弾の不意打ちによって死…


 その後の経緯として、魂は後に前任の魔王に拾われ、悪魔へ転生したとされているそうだ…


アカネ「アクアって奴にそんな過去があるんだな…」


ネム「でもさ、なんでスージーを狙うの?」


ネメシス「確かに、それは気になるな!」


悪魔「一説でかないけど、どうやら、この子には双子の妹が居たそうよ…」


スージー「なんだか、言い方に違和感があるわね…」


悪魔「それもそうよ…その妹さん、幼くして両親に殺されてるなんて言われてるもの…」


アカネ「りょ、両親に殺されてる!?」


ネメシス「なんか、既視感感じんな…」


 一同揃ってスージーを見る


スージー「私を見んな」


アカネ「でも、殺すってなんでそんな事になったんだよ…」


悪魔「さぁ…そこまでは私も分からないわ…ただ、前任の魔王様曰く、その子の魂はかなり珍しく、幾度となく死に、幾度となく転生してきた個体らしく、その魂は何年もずっと共有され続けているとされているわ…」


アカネ「魂は全部一緒じゃねぇのかよ?」


悪魔「いえ、違うわ。普通なら妖魔界で閻魔様の審判を受け、そのまま輪廻の流れに入るか、地獄で罰を受けてから輪廻の流れに戻る2択があるわ…輪廻の流れは、いわば魂をリセットする場でもある…だけど、その魂は一度もリセットされずに同じ魂、同じ運命を辿っている…」


ネム「なんだか、いよいよ本当にファンタジーの話になってきて、追いつけないんだけど…」


悪魔「それが、異世界と言うもの…貴方達人間にとっては信じ難いものなのよ…無理に理解する必要もないわ…」


アカネ「いや!ここまで来たんだ!徹底的に調べてやる!」


悪魔「随分な熱量ね…でも、その熱を持ったままで居てね…それじゃあ、現世に帰りましょう…」


スージー「そうね…アカネがサスケ、どっちでもいいからそいつ担いどきなさい。」


アカネ「お前が担げよ!」


スージー「嫌よ…男に触れるとか…穢らわしい…」


 そして、アカネが渋々青年を担ぎ、現世に帰っていった…

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