43.男の正体
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
※6月6日~7月5日まで毎日投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
スージー「あんた、白髪の赤メッシュの男、知らない?」
悪魔商人『白髪の…赤メッシュの、男?』
ネム「スージーそれ聞いちゃう!?」
スージー「異世界について知ってるなら、利用する理由がないわ」
ネム「まぁ、確かに?」
ネメシス「白髪の男って、スージーが魔人になったきっかけの奴だよな…」
レン「お姉ちゃんが異世界の事に首を突っ込んでる理由だっけ?」
スージー「そうよ…そいつを倒さないと、私に平穏は訪れない…」
悪魔商人『なぜ、あなたがそのお方を事をご存じなのか、分かりました…まさか、彼が今異世界で暴れてる理由も、あなただったとは…』
スージー「?何よ…そのお方って…」
悪魔商人『異世界にいる白髪で赤メッシュのある男性は約1名しかいません…それは…』
悪魔商人はスージーの目を真っ直ぐ見つめ、とある1人の人物の名前を出した。
悪魔商人『魔界の現魔王、『アクア』です…』
スージー「魔界の…現、魔王…?」
悪魔商人『はい…あなたが遭遇したと言う方は、魔界の王…それはそれは恐ろしい方です…数年前に、前任の魔王を殺し、乗っ取る形で魔王の座に君臨し、現在、魔界の広範囲を支配する絶対君主です。』
アカネ「おいおい、端っこで聞いてたけどよ…スージー、お前とんでもねぇのに目ぇ付けられてんじゃねぇか…」
悪魔商人『彼はここ数日、ずっと荒れてまして…まさか、荒れてた理由があなた様だったとは、思いもしませんでした…』
ネム「あいつ、スージーの事を攻撃してくるやばい奴だよ!」
スージー「なんとなく分かるのが、そのアクアって奴、人の命なんてどうでも良いって姿勢があるわ…だから、いざとなったら私すら殺す可能性がある…」
サスケ「サイコパスかよ…」
ネメシス「いや、間違いねぇだろ」
レン「でも、なんでそのアクアって人、お姉ちゃんを狙うんだろう…」
サスケ「そんなの、スージーが可愛すぎて恋に堕ちた一択だろ!」
ネム「は?(怒)」
サスケ「まぁ、恋に堕ちようがスージーを渡す気はねぇけどな…」
ネム「そんなの私もなんだけど?」
ネメシス「なんか、大抵スージーに関わる男って頭可笑しくなるよな…」
アカネ「これを人類は『脳破壊』と言う…」
レン「うちだと、破壊されてる人、2人くらいいるけどね…」
ネメシス「1人男でもないし、なんなら2人揃って他人でもねぇじゃねぇか…」
アカネ「血の繋がりのある兄妹だからな…」
スージー「アクアって奴について、知ってる事があるなら、全部教えて」
悪魔商人『なぜそこまでして彼に関わろうとするのですか…関わったって良い事なんてございません…それに、今の彼は本当に危険です。』
スージー「私の平穏な暮らしを取り戻す為にも、そいつは倒しておきたい…それだけよ…」
悪魔商人『倒すなんて…とても難しいですよ!今のあなた方の実力だと、彼に一網打尽にされてしまい、スージーさんの命すら危うい状態になってしまいます!』
スージー「えぇ、わかってるわ。だから、勝てる方法が欲しいの」
悪魔商人『…分かりました…ですが…これから話す事は彼の弱点になり得る話です。なので、それを覚悟にお聞きください…』
スージー「えぇ…」
悪魔商人『彼にはとある秘密があるのです…それが、元“人間”なんじゃないか…と言う話です…』
ネム「元“人間”!?あの男が!?」
悪魔商人『少し思い返してみてください…あなた方2人が初めて彼と対峙した時、あなた方、彼の言葉が分かりましたか?』
スージー「っ!確かに…言われてみればそうかも…」
ネム「あの時、私達どっちも魔人じゃなかったもんね…なのに、言葉はハッキリとわかった…」
悪魔商人『彼は異世界独自の言葉も話せ、そして人間界の言葉も話せる…つまり、彼は元“人間”の可能性があるのです…』
アカネ「マジかよ…って事は、その“元人間”が弱点なんだな!?」
悪魔商人『完全な弱点かは不明ですが、少なくとも、彼にとっては弱点になり得るものだと思います。』
スージー「弱点が分かっても、その弱点をどうやって使うかよ…そもそも、元人間なら既に死んでたりするでしょ…」
悪魔商人『あなたは察しがいい様ですね…そうです、彼は既に死に、転生して悪魔になってます…』
スージー「…やっぱり…じゃあ、やる事は1つ…」
サスケ「?なんだ?」
スージー「どうにか過去に遡ってそのアクアの元となった人間を現代に連れてくる…それ一択よ」
アカネ「いや、時間遡行って…普通に無理だろ…」
悪魔商人『いや、そうでもありませんよ?』
アカネ「え?」
悪魔商人『私の知り合いの悪魔に時間遡行の力を使える方がいるので、その人に頼んでみますね。』
アカネ「え?頼めんの?」
悪魔商人『はい。その方には事情を話し、協力してもらいます。その方もアクア様の奇行にうんざりしていますので…』
アカネ「よっしゃ!これでそのアクアって奴ぶっ倒して、魔界を平和にしてやろうぜ!」
スージー「魔界の平和じゃなくて私の平穏なんだけど?」
アカネ「いいじゃねぇか!魔界の奴らはアクアの奇行に悩んでて頭抱えてる、お前はアクアに狙われて平穏もクソもない…利害一致してんじゃねぇか!なら、助けてやろうぜ!」
スージー「……はぁ…分かったわよ…私の平穏、魔界の平穏…どっちもやってやるわよ!」
悪魔商人『皆様、なんだか色々ありがとうございます…では、彼女に後継ぎしておきます。予定が空き次第、そちらに連絡します!』
そう言うと、ホログラムの悪魔商人は消えて行った…
スージー「なんだか、めんどくさい事になったわね…」
アカネ「まぁまぁいいじゃねぇか!お前を狙ってた犯人の正体が知れてよ…」
ネメシス「相手の事を知るのも勝利の一歩だからな」
ネム「大丈夫だよ!私達ならそのアクアって奴にも勝てるよ!」
スージー「…そうなのかしらね…」




