38.独りぼっち
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
※6月6日~7月5日まで毎日投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
NO side
数日後…
スージーの部屋 リビング
アカネ「いやぁ…まさかレンも魔人になるなんてな…」
スージー「何回言うのよ」
アカネ「いや、うちで1番の末っ子のレンが魔人になったんだぜ?そりゃ感慨深くなるだろ。」
サスケ「そんなか?」
ネメシス「俺やアカネまで巻き込まれたんだからなってもおかしくはないだろ。」
アカネ「まぁ、それもそうだけだよ…」
スージー「あんたからすれば異世界調査する為の仲間が増えてラッキーって思ってるんでしょ?」
アカネ「!なぜわかった!?」
スージー「顔に出てるわよ」
サスケ「本当にな…少しは隠そうと思え」
アカネ「いや、だって異世界って危ない所だろ?なら、1人より2人、2人より3人、そして3人より4人って人数が多い方が良いに決まってるだろうが!?」
スージー「私達総出で調べるつもりなの?」
アカネ「当たり前だろ?」
ネメシス「こいつは本当に…」
そうやって5人で談笑している中、1人、遠くから5人の様子を眺める子がいた。
ネムだ。
ネムは兄妹が揃うと言う事で、一緒に呼ばれたのだった。
アカネ「正直よ…異世界って魔人じゃないとどうする事もできないよな…」
サスケ「そうだな…」
レン「よく聞くけど何でなの?」
アカネ「まぁ、端的に言うと、人間のまんまだとアイツらに攻撃は一切効かないんだ。」
ネメシス「マジで鬼畜だよな…」
スージー「アカネが一回魔獣に攻撃をした事あるけど、その時、魔獣は怯みは来たけど、ダメージ自体は入ってなかったわ…」
サスケ「魔獣怯ませるってどんだけ強い攻撃したんだよ…」
レン「でも、怯んだだけで、倒せはしなかったんだよね?」
アカネ「あぁ…正直、手応えがなかったな…」
ネメシス「やべぇじゃねぇか!」
アカネ「まっ!だから魔人になったんだけどな!」
ネメシス「魔獣にムカついたから?」
アカネ「それ半分、魔人に興味があったから!」
サスケ「ロクでもねぇ理由だな…」
スージー「そんな理由を持つ奴に助けられた私って…」
レン「お姉ちゃん、落ち込まないで…」
ネメシス「その時、お前も慣れてなかったんだろ?なら仕方ねぇよ!」
ネム「………」
アカネ「そう言えばよく…まぁ、今日ここにネムを呼んだのはとある理由があるんだよな…」
ネメシス「確かにな…ネム、ここに来てから俺らの会話にすら入らず、ずっと黙ったまんまだもんな…」
ネム「……」
レン「ネムお姉ちゃんを呼んだ理由って?」
アカネ「まぁ、それは前に話した内容の続きでな…前、俺もスージーでネムに『人間のネムは異世界に来ない方がいい』って話をしたんだよな…」
スージー「したわね」
アカネ「今回は、ネムを説得…と言ったら大逸れてるが、まぁ、簡潔に言うと、ネムを俺らのサポートとして起きたいんだ…」
ネム「え?」
ネメシス「サポート?具体的にネムは何をするんだ?」
アカネ「まぁ、俺らも無傷で異世界からの生還はムズイわけだ。だから、ネムには医療とかまぁ傷の手当て的な立ちで居て欲しいんだよな…」
スージー「まぁ、それなら異世界に行く事もないし、危ない目に合うわけじゃないし、いいわね…」
アカネ「これについて異論のある奴いるか?」
サスケ「まぁ、ネムが人間なのならその立ち位置で良いと思うぜ。」
ネメシス「正直、俺的にも今のネムは異世界に関わらない方がいいな…」
レン「異世界は危険…まだここの方が安全…私もネムお姉ちゃんには人間界に残ってサポートして欲しい…」
スージー「私も異論は無いわ」
アカネ「なら、ネムはサポートってことで…(ネム「ちょっと待ってよ!!」
ネメシス「おい、どうしたんだよ?」
ネム「私は、サポーターなんて嫌!スージーを守る為に、私もみんなと一緒に異世界に行きたい!」
アカネ「って言われてもよ…」
サスケ「別に、俺らはお前を省きたくて省いてるんじゃ無いぞ?」
ネム「……今の私には、みんな、私を仲間外れにしてるようにしか聞こえない…」
スージー「……」
ネム「私が人間だから?魔獣に対抗できないからダメなの?」
スージー「そうじゃない。あそこは命を落とす危険がある場所よ…守る術のないあんたには危険よ。」
ネム「私にはそう聞こえるの!!!!」
アカネ「!?なんだよ!いきなりヒステリックに叫んで…」
ネム「ねぇ、スージー…私は、スージーを守りたいの…わかる?スージーを守る為に側に居たいの…」
ネムがスージーに手を差し伸べる。
だが、スージーは無慈悲にその手を払いのける。
ネム「え?」
スージー「ねぇ…ネム…あんたは私の何なの?」
ネム「何って…そんなの、スージーを守る為の…」
スージー「私を守る為?私達は、双子の姉妹でそれ以上でもそれ以下でもないはずよ?」
ネム「っ!」
スージー「正直、今だから言うけど、あんたが来たって何もできないんだから出しゃばらないで。」
ネム「っ!スー……ジー………?」
アカネ「おいおい…流石に言い過ぎだって…」
スージー「は?何よ…異論でもあんの?」
アカネ「確かに、魔人じゃないネムが異世界行っても足手纏いになるのは、事実だけどよ…だからって突き放す必要はないだろ?」
スージー「は?何良い子ぶってんのよ。」
アカネ「いや、良い子ぶってるわけじゃ…」
スージー「あんたは、自分が魔人になった時の事覚えてる?あの時、ネムがいて私は上手い事身動きが取れなかった…あんたが契約するまでね…」
アカネ「っ!それはそうだけどよ…」
スージー「1人でも戦えない奴がいるとこっちが迷惑被るのよ。なら、こう言う時は相手が傷ついてでもいいから強い言葉を使ってでも突き放すしかないのよ。」
アカネ「………」
サスケ「………」
ネメシス「………」
レン「………」
ネム「……なんで…」
スージー「?」
ネム「私は、スージーの為に尽して来た…なのに…なんでそんな酷い事を言うの…?」
スージー「は?さっきも言ったでしょ?戦えないからよ。何回も言わせないでくれる?」
ネム「もういい!スージーなんて知らない!!!」
そう叫ぶと、ネムは玄関の方を向いて去って行った。
アカネ「…これってどっちが悪いんだ?」
ネメシス「まぁ、ネムはマジでスージーが絡むとこれだもんな…」
アカネ「てか、ネムって中学問題児だったんだろ?どんなんだったんだよ?」
ネメシス「スージーに告白した男子を不登校に追い遣ったり、脅したりしてたらしい…クラスの奴らから聞いた話だけどな…」
サスケ「拗らせてんな…」
アカネ「お前もな…」
ネムside
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
なんでなの?スージー…
私、スージーの為に尽して来たのに…ずっと…ずっと…中学の頃から、スージーが嫌う男子を排除して来たのに…
私は出口までフラついた足取りで行こうとした時…
ふと、スージーの自室が目に入った。
そこにはスージーのスマホがあった…
その時、とある事を思いついた。
そうだ…異世界に行って魔獣を倒そう…
そうすれば、スージーも私を認めてくれる…
突き放される事なんてなくなる…
私無しでは生きられなくなるはず…
私はスージーの自室に入って、スマホをいじった。
スマホにはロックが掛かってたけど、私はパスワードを知ってる。スージーが昔から好きな作品の推しの誕生日…
推しの誕生日な日付を入れるとアッサリロックは解除された。
そして、アプリからあの扉マークのアプリを探して、見つけた。
そのアプリを開けても文字は一向に読めない。だけど、適当に操作する。そうすれば異世界に行ける…
そうすれば…




