36.奇跡の一発
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
アカネ「サスケ!?ネメシス!?お前ら撤退したはずじゃ!」
サスケ「俺もわけわかんねえよ」
ネメシス「これはスージーの作戦だよ。」
アカネ「どう言う事だ?あいつの鱗は硬すぎてそもそも傷すらつかないんじゃ…」
スージー「いや、あいつの鱗自体は硬くはない…所詮は魔獣よ。あの鬼形みたいに策を練ってるわけじゃ無い。」
アカネ「じゃあ、なんで…」
スージー「あんたの攻撃はいわば『打撃』…そりゃ、打撃なんて硬い鱗持ちのドラゴン相手には効かないでしょ…」
アカネ「それもそうか…」
スージー「早く、レンを助けるわよ!」
ネメシス「ほんとだ!このままだと消化されちまう!」
アカネ「ここは俺に任せろ!あいつにレン吐かせれば勝ちだ!」
そう宣言して、アカネが魔獣の腹へ思い切り打撃を喰らわせる。
魔獣はあまりにも勢いのある打撃なだけに体液を吐き出す。
それと同時に、レンも吐き出したのだった。
スージー「レン!」
スージーがギリギリの所でレンをキャッチし、なんとか無事に出れたのだった。
アカネ「どうよ!」
ドラゴン「貴様ら…調子に乗るなよ!?」
スージー「これで、あんたに構う必要性も無くなった…後は、あんたを倒すだけ!」
ドラゴン「やれるもんならやってみろ!」
魔獣は余力を残しているのか、またブレスを放ってくる。
だが、翼を攻撃され、足にも深傷を負い、更に腹まで攻撃されたドラゴンのブレスは弱く、勢いが落ちていた。
ドラゴン(くそ、蓄積ダメージが…)
スージー「あんたは終わりよ!」
スージーがトドメに、腹を斬るが…
魔獣は一向に消滅しない。
スージー「どうなってんのよ…」
ドラゴン「当たり前だ…俺の弱点は腹ではない…」
アカネ「次はそっちパターンかよ!」
スージー「なら、あんたを斬り刻むまでよ!」
スージーはドラゴンへ大量の斬撃を喰らわせるが、弱点が違うからなのか、本当に微塵も消滅する気配がない。
アカネ「どうすんだよ…」
ネメシス「どうにか、あいつの弱点を見つけねぇと…」
サスケ「なぁ、あそこ…」
サスケがドラゴンの額を指差す。
そこには紫に輝く宝石があった。
アカネ「まさか、アレが弱点?」
サスケ「ぽいので言うならこれだろ…」
ネメシス「どうすんだよ…アレを攻撃しようにも、高すぎるだろ!?」
アカネ「俺があそこまで飛ぶしかないか…」
ネメシス「もう飛ぶな!」
サスケ「てか、ネメシスの銃で狙えんじゃね?」
ネメシス「いや、遠すぎて照準合わねえよ。」
と、試しに撃つが、見事に外し、当たらなかった。
アカネ「なら、どうすんだ…」
レン「ん?」
その時、レンが運良く目覚めたのだった。
レン「?何が起きてるの?」
アカネ「なぁ!レン俺らを助けてくれよ!」
レン「?どう言う状況?」
ネメシス「見て理解してくれ…」
目の前には巨大なドラゴンがい、そのドラゴンを無限に斬り続けているスージーの姿があった。
レン「あのドラゴンは?」
アカネ「状況説明は後でだ!まずはあのドラゴンを倒す方法だ!」
サスケ「レン、お前も魔人なんだから、武器が出せるはずだ。」
レン「武器?」
アカネ「あぁ、こんな感じの武器だ。」
と、アカネ達はレンに武器を見せる。
ネメシス「魔人になったらこんな感じで武器を生成できるんだ。」
アカネ「だから、あのドラゴンを倒せる武器を作ってくれ!」
レン「…どうすれば良いかわかんないけど、とりあえずやってみるね?」
レンが手を翳す。すると、手元にスコープの付いたでかい銃が現れた。
アカネ「レンも銃かよ!」
ネメシス「でもこれって…」
レン「多分、対物ライフル…」
サスケ「って、事はあのドラゴンを倒せるんじゃ…」
アカネ「マジかよ!じゃあ早速、あいつの額にある紫の宝石を狙って撃ってくれ!」
レン「え、あの紫に光ってるあれ?」
アカネ「そうだ!」
レン「わかんないけど、やってみる…」
レンはスコープに目を通す。
レンは冷静に、慎重に相手の額を狙う。
だが、目の前には圧倒的なデカさを持つ相手…緊張から腕が震え、照準が合わない。
その時、アカネがレンの肩に手を置く。
アカネ「焦んなくていい…ゆっくり…深呼吸しろ…」
レン「うん…」
レンは冷静に、空気を吸い、吐きを繰り返す。
最初は震えていた手も徐々に震えがなくなり、照準が定まるようになった。
そして…
ドーーンと言う、対物ライフル特有の大きな銃声を響かせ、撃った弾は魔獣の額にヒットした。
その時、紫に輝く宝石がバラバラに砕け、ドラゴンの体も消滅して行った。
スージー「!?何が起きて…」
アカネ「よっしゃ!予想通り!」
ネメシス「あの宝石が弱点だったんだな」
スージー「ちょっと!あんたら!」
アカネ「いや、スージーが相手の注意を引いてくれてたお陰で、こっちはしっかり弱点探し出来たわ。」
スージー「そんな事してたのね…てか、レンも目覚めたのね…」
レン「うん…」
アカネ「ちなみに、あのドラゴン野郎にトドメ刺したの、レンだからな?」
スージー「えぇ、なんとなく察しは付いてるから。レンが持ってる銃、対物ライフルでしょ?それで弱点撃ったってところでしょうね。」
レン「そう言えば、お姉ちゃん達に教えて欲しいの…この世界の事…それと、さっきのドラゴンも…」
スージー「まぁ、あんたも魔人になったし、共有はしておかないとね…」
スージーはサスケやネメシスにしたのと同じ説明をレンに聞かせた。
レン「この真っ赤な世界って異世界の狭間なんだ…」
アカネ「完全な異世界ではないからな…」
サスケ「俺らの推測が合ってたら、多分この世界には本当に異世界があるだろうな。」
スージー「あるだろうな、じゃなくて、多分、本当にあるでしょうね…」
ネメシス「まぁ、そりゃ、悪魔に魔獣…これはあるとしか言えねぇよな…」
レン「もう断言してるんだ…」
アカネ「逆に、レンはあの魔獣とか悪魔と触れてどうだったよ?」
レン「私の本音を言うと、半々かな?あんなの見たらあるかもって疑うし、もしかしたら夢で、異世界なんて存在しないんじゃって…」
アカネ「まぁ、そうなるよな…」
スージー「まぁ、レンは魔人になったばっかりだもの…半々でもおかしくはないわ。」
アカネ「それもそうだな…」
ネメシス「てか、レン探すだけで時間かけ過ぎだろ…」
アカネ「た、確かに…」
サスケ「今思い出した…そう言えば、ネムも探さないといけないんだった…」
アカネ「でも、ネムの捜索を明日に持ち越すわけにはいかねぇよな?」
スージー「そりゃそうよ…今もネムとレンを心配してる可能性あるし…」
アカネ「なら、急いでネム探すぞ!」




