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原作品『アサシン』第1期 ~始まりの覚醒~  作者: ラン


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37/66

36.奇跡の一発

※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。


ラン原作品


現代異世界ファンタジー


『アサシン』


毎週土曜日に1話ずつ投稿!


原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。


イラスト垢 @RAN_assn


創作メイキング垢 @Ran_Makin

アカネ「サスケ!?ネメシス!?お前ら撤退したはずじゃ!」


サスケ「俺もわけわかんねえよ」


ネメシス「これはスージーの作戦だよ。」


アカネ「どう言う事だ?あいつの鱗は硬すぎてそもそも傷すらつかないんじゃ…」


スージー「いや、あいつの鱗自体は硬くはない…所詮は魔獣よ。あの鬼形みたいに策を練ってるわけじゃ無い。」


アカネ「じゃあ、なんで…」


スージー「あんたの攻撃はいわば『打撃』…そりゃ、打撃なんて硬い鱗持ちのドラゴン相手には効かないでしょ…」


アカネ「それもそうか…」


スージー「早く、レンを助けるわよ!」


ネメシス「ほんとだ!このままだと消化されちまう!」


アカネ「ここは俺に任せろ!あいつにレン吐かせれば勝ちだ!」


 そう宣言して、アカネが魔獣の腹へ思い切り打撃を喰らわせる。


 魔獣はあまりにも勢いのある打撃なだけに体液を吐き出す。


 それと同時に、レンも吐き出したのだった。


スージー「レン!」


 スージーがギリギリの所でレンをキャッチし、なんとか無事に出れたのだった。


アカネ「どうよ!」


ドラゴン「貴様ら…調子に乗るなよ!?」


スージー「これで、あんたに構う必要性も無くなった…後は、あんたを倒すだけ!」


ドラゴン「やれるもんならやってみろ!」


 魔獣は余力を残しているのか、またブレスを放ってくる。


 だが、翼を攻撃され、足にも深傷を負い、更に腹まで攻撃されたドラゴンのブレスは弱く、勢いが落ちていた。


ドラゴン(くそ、蓄積ダメージが…)


スージー「あんたは終わりよ!」


 スージーがトドメに、腹を斬るが…


 魔獣は一向に消滅しない。


スージー「どうなってんのよ…」


ドラゴン「当たり前だ…俺の弱点は腹ではない…」


アカネ「次はそっちパターンかよ!」


スージー「なら、あんたを斬り刻むまでよ!」


 スージーはドラゴンへ大量の斬撃を喰らわせるが、弱点が違うからなのか、本当に微塵も消滅する気配がない。


アカネ「どうすんだよ…」


ネメシス「どうにか、あいつの弱点を見つけねぇと…」


サスケ「なぁ、あそこ…」


 サスケがドラゴンの額を指差す。


 そこには紫に輝く宝石があった。


アカネ「まさか、アレが弱点?」


サスケ「ぽいので言うならこれだろ…」


ネメシス「どうすんだよ…アレを攻撃しようにも、高すぎるだろ!?」


アカネ「俺があそこまで飛ぶしかないか…」


ネメシス「もう飛ぶな!」


サスケ「てか、ネメシスの銃で狙えんじゃね?」


ネメシス「いや、遠すぎて照準合わねえよ。」


 と、試しに撃つが、見事に外し、当たらなかった。


アカネ「なら、どうすんだ…」


レン「ん?」


 その時、レンが運良く目覚めたのだった。


レン「?何が起きてるの?」


アカネ「なぁ!レン俺らを助けてくれよ!」


レン「?どう言う状況?」


ネメシス「見て理解してくれ…」


 目の前には巨大なドラゴンがい、そのドラゴンを無限に斬り続けているスージーの姿があった。


レン「あのドラゴンは?」


アカネ「状況説明は後でだ!まずはあのドラゴンを倒す方法だ!」


サスケ「レン、お前も魔人なんだから、武器が出せるはずだ。」


レン「武器?」


アカネ「あぁ、こんな感じの武器だ。」


 と、アカネ達はレンに武器を見せる。


ネメシス「魔人になったらこんな感じで武器を生成できるんだ。」


アカネ「だから、あのドラゴンを倒せる武器を作ってくれ!」


レン「…どうすれば良いかわかんないけど、とりあえずやってみるね?」


 レンが手を翳す。すると、手元にスコープの付いたでかい銃が現れた。


アカネ「レンも銃かよ!」


ネメシス「でもこれって…」


レン「多分、対物ライフル…」


サスケ「って、事はあのドラゴンを倒せるんじゃ…」


アカネ「マジかよ!じゃあ早速、あいつの額にある紫の宝石を狙って撃ってくれ!」


レン「え、あの紫に光ってるあれ?」


アカネ「そうだ!」


レン「わかんないけど、やってみる…」


 レンはスコープに目を通す。


 レンは冷静に、慎重に相手の額を狙う。


 だが、目の前には圧倒的なデカさを持つ相手…緊張から腕が震え、照準が合わない。


 その時、アカネがレンの肩に手を置く。


アカネ「焦んなくていい…ゆっくり…深呼吸しろ…」


レン「うん…」


 レンは冷静に、空気を吸い、吐きを繰り返す。


 最初は震えていた手も徐々に震えがなくなり、照準が定まるようになった。


 そして…


 ドーーンと言う、対物ライフル特有の大きな銃声を響かせ、撃った弾は魔獣の額にヒットした。


 その時、紫に輝く宝石がバラバラに砕け、ドラゴンの体も消滅して行った。


スージー「!?何が起きて…」


アカネ「よっしゃ!予想通り!」


ネメシス「あの宝石が弱点だったんだな」


スージー「ちょっと!あんたら!」


アカネ「いや、スージーが相手の注意を引いてくれてたお陰で、こっちはしっかり弱点探し出来たわ。」


スージー「そんな事してたのね…てか、レンも目覚めたのね…」


レン「うん…」


アカネ「ちなみに、あのドラゴン野郎にトドメ刺したの、レンだからな?」


スージー「えぇ、なんとなく察しは付いてるから。レンが持ってる銃、対物ライフルでしょ?それで弱点撃ったってところでしょうね。」


レン「そう言えば、お姉ちゃん達に教えて欲しいの…この世界の事…それと、さっきのドラゴンも…」


スージー「まぁ、あんたも魔人になったし、共有はしておかないとね…」


 スージーはサスケやネメシスにしたのと同じ説明をレンに聞かせた。


レン「この真っ赤な世界って異世界の狭間なんだ…」


アカネ「完全な異世界ではないからな…」


サスケ「俺らの推測が合ってたら、多分この世界には本当に異世界があるだろうな。」


スージー「あるだろうな、じゃなくて、多分、本当にあるでしょうね…」


ネメシス「まぁ、そりゃ、悪魔に魔獣…これはあるとしか言えねぇよな…」


レン「もう断言してるんだ…」


アカネ「逆に、レンはあの魔獣とか悪魔と触れてどうだったよ?」


レン「私の本音を言うと、半々かな?あんなの見たらあるかもって疑うし、もしかしたら夢で、異世界なんて存在しないんじゃって…」


アカネ「まぁ、そうなるよな…」


スージー「まぁ、レンは魔人になったばっかりだもの…半々でもおかしくはないわ。」


アカネ「それもそうだな…」


ネメシス「てか、レン探すだけで時間かけ過ぎだろ…」


アカネ「た、確かに…」


サスケ「今思い出した…そう言えば、ネムも探さないといけないんだった…」


アカネ「でも、ネムの捜索を明日に持ち越すわけにはいかねぇよな?」


スージー「そりゃそうよ…今もネムとレンを心配してる可能性あるし…」


アカネ「なら、急いでネム探すぞ!」

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