26.受け入れる
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
アカネ「……何寝ぼけた事ほざいてんだ!!このくそ兄貴!!!!」
サスケ「!?」
スージー「アカネ!?」
アカネ「スージーが手に入れたからだ?んなこと関係ねぇよ!むしろな、異世界の事調べるなら魔人は3人だろうが4人だろうが10人だろうが多い方が良いに決まってんだろ!?」
スージー「あんた、何言ってんのよ…」
その時、アカネはサスケに迫り、胸ぐらを掴む。
アカネ「俺は魔人になりたくてなった!てめぇはなんだ!?スージーを守りたいからなった?だけど、スージーが魔人になった途端、必要なくなった?意味わかんねぇ!」
サスケ「そうだろうが!スージーには自衛できる術ができた!俺が手を貸す必要なんて…」
アカネ「何寝言ほざいてんだ」
サスケ「は?」
アカネ「今必要に決まってんだろ!あの鬼野郎を倒す為にな!」
サスケ「…は?」
サスケは目の前にいる、自分よりも圧倒的にでかい鬼の形をした怪物を見る。
サスケ「こいつを…俺が?」
アカネ「お前だけじゃねぇよ!俺らも戦うに決まってんだろ!」
スージー「事情説明は後でよ。まずはこいつを倒す…それを目的にしなさい!」
鬼形魔獣「俺を倒すだと?貴様ら程度で俺を倒せるわけないだろ…」
アカネ「そう言ってられるのも今のうちだそ!デカブツ!」
スージー「調子に乗らない!あんたを倒さないと世界に安全はない…今ここであんたを何としてでも倒す!」
アカネとスージーの2人は鬼形魔獣に特攻する。
サスケは狼狽え、少し後退りをする。
サスケ(…あんなのに挑めるって…どうなってんだよ…)
悪魔『さっさと戦え、貴様』
サスケ「!…」
悪魔『貴様、この力を授けておいて一向に力を発揮しようとしないな…そんなのでは宝の持ち腐れだ…こうなったら、こんな力を貴様に授けた俺が間違っていたか…』
サスケ「っ!わかった!使えば良いんだろ!」
サスケは自身の武器を召喚する。
その武器の形は打刀程度の長さの刀となっている。
悪魔『それでいい…さっさと使え』
サスケは鞘から取り出し、綺麗な刃が輝く。
そして、サスケは不慣れな様子で刀を構え、魔獣に斬りかかる。
だが、察しの通り硬い体に刀は弾かれてしまう。
アカネ「サスケ、あいつ、武器刀じゃねぇか!」
スージー「そうね…でも…」
サスケの顔には大きな迷いや恐怖が見える。
スージー(あの様子で戦えるのかしら…)
アカネ「こうなったら、こいつを屈ませてサスケに斬らせるか!」
そう言うと、アカネは魔獣を屈ませようと頭を叩く。
だが、魔獣は微動だにしない
スージー「狙う場所な違うわよ、アカネ。」
アカネ「は?狙う場所?」
スージー「まぁ、見てなさい。それと、アカネ、あんたの鎌貸しなさい。」
アカネ「はぁ!?なんでだよ!?」
スージー「すべこべ言うな!貸せ!」
スージーはアカネから大鎌を強奪すると、アカネに自身の武器である剣を渡し、魔獣にゆっくりと近づく。
鬼形魔獣(こいつ、何をするつもりだ?)
スージー「喰らいなさい!」
そう叫ぶと、スージーは魔獣の足の側面を思いっきり叩いた…いや、足払いしたのだった。
力が籠もった大鎌の打撃は強烈で、バランスを崩し前屈みになる姿勢となった。
姿勢は丁度首の関節に隙間ができていた。
鬼形魔獣は何が起きたか状況判断に苦しんだが、この体制では駄目だと察し、起き上がろとした。
その時…
アカネ「オラァァァァァァァァァ!!」
スージー「起き上がるんじゃない!」
アカネとスージー2人に取り押さえられた。
鬼形魔獣(所詮、人間…俺を押さえつけるなんて無理な話…)
余裕綽々で起き上がろうとするが、そのパワーは人間の、しかも女とは思えない程の力で、自身より圧倒的に体格差のある奴を抑え込める程の力を持っていたのだった。
アカネ「サスケ!今だ!こいつの首を斬れ!」
サスケ「は!?」
アカネ「俺らが抑え込んでんだ!早くやれ!」
サスケ「っ!」
サスケは渋々魔獣の横に立つ。
魔獣は抵抗するが、アカネやスージーによって強制的首を内側に入れられて、関節の間に隙間を造らされている
サスケは魔獣の首に刃を向け、振りかざす。
だが、その刀を握る手は震えており、息も荒い。
その時サスケの耳に聞き慣れた声が聞こえる。
スージー「落ち着きなさい。緊張してると、切れるものも切れないわ。」
サスケ「!スージー…」
スージーがそう助言する。
そして、サスケは、息を整える。最初の息継ぎは早く、そして浅かった。だけど、徐々に落ち着かせ、徐々に深く、遅くなっていく…
息を吸い、息を吐く…この工程を繰り返し、大きく息を吸った後、大きく息を吐いた…そして…
息を止め、刃を魔獣の首にへと振りかぶる。
首は見事に切り落とされ、ぼとりとその場に落ちる。
首を斬られた体は地に体全体を落とし、ピクリとも動かなくなった。
そして、斬られた場所から体は崩壊し、消滅していった。
アカネ「終わったのか?」
スージー「消滅したし、終わったんでしょ…」
アカネ「はぁ…やっと終わった…」
スージー「それもそうね…」
アカネ「正直、サスケ来なかったら詰みじゃね?」
スージー「間違いないでしょうね…私とアカネが揃ってようやっとあのデカブツを抑えれるって…私達2人だけだと、『抑える』が限界よ…その後は、他の魔人が来ない限り無理よ。」
アカネ「そうだな…その魔人がサスケだけどな…」
サスケ「…別にいいだろ…」
アカネ「まぁ、解決したしいいか…」
スージー「早く戻りましょ…」
アカネ「それもそうだな…特訓どころじゃねぇわ…」




