25.拒んだ力
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
その後も、スージーとアカネは魔獣と攻防を繰り広げる。
だが、魔獣には傷1つ付けることができない。
なんとか首を斬ろうとするも、尽く弾かれ、どうする事もできない。
アカネ「くっそ…こいつ硬すぎるだろ!!」
スージー「あんなに攻撃しても傷0っておかしいでしょ…」
鬼形魔獣「そんなんで、俺を倒せると思っているのか?」
アカネ「魔獣って魔人の攻撃は通るんじゃねぇのかよ!」
鬼形魔獣「俺はそんな魔人に対して対策を練ってるんだ。」
スージー「それが、その硬い体ってこと?」
鬼形魔獣「そうだ」
アカネ「めんどくせぇな…でも、力いっぱい奴に攻撃しても弾かれるばっかでどうする事もできねぇ…本当にスージーの言う通り、技術がいるな…」
スージー「どこかの国では首斬りの時は、相手を屈ませて首と首の接続部分の間に隙間を造るのが作法って聞いたわ…でも…」
大きく佇むそれに屈ませることなんて尚の事難しい…
スージー「ギロチンが開発されるまで斧で罪人の首を何度も斬りつけた…なんて事も聞いたわ。」
アカネ「それに、あの皮膚の硬さだ…何度も斬りつけるじゃ無理があるだろ…」
スージー「このままじゃ、徒労に終わるわよ?」
アカネ「だぁぁぁぁくそっ!!!じゃあどうすんだよ!!」
スージー「……」
アカネに質問されたスージーは、街の方へ走り出した。
スージー「何か手段を探す!」
アカネ「はぁ!?こいつを置いて!?」
スージー「こいつは倒さないと危険よ!どうにかしてでも手段を探さないと!」
鬼形魔獣「なんだ?逃げるのか?とんだ雑魚だな?」
スージー(こいつの煽りを聞いてる暇なんてない!何か、別の手段を考えないと!)
スージーが荒野から街へ向かっていた時…誰かが、スージー達の方へ近づいてくるのが見えた。
そのシルエットは見覚えがあった。
スージー「は?サスケ!?」
アカネ「なんでこいつがここにいんだよ!?(でも、ここは異世界の狭間だ…俺らの声なんて届くわけ…)
サスケ「…やっぱここか…」
スージー「え?」
サスケ「なんとなくここにいる気がして来たが…アカネ、お前も魔人なんだな…」
アカネ「“お前も”ってまさかっ!」
サスケ「あぁ…俺もだよ…」
鬼形魔獣「なんだ?仲間か?何人増えたって俺に太刀打ちはできないぞ?」
アカネ「へっ!調子に乗ってられるのも今のうちだぞ!?てめぇ!」
スージー「1人増えただけで調子に乗るのは軽率よ。少しはこっちも気を引き締めないと」
鬼形魔獣「まぁいい、人数が増えたとて俺に勝つことは不可能だ。」
サスケ「っ!」
アカネ「大丈夫だって!1人で戦うわけじゃねぇんだから!堂々としてろ!」
サスケ「わかってる…そんな事…」
スージー「……」
アカネ「よっしゃ!さっさとこいつを片すぞ!」
スージー「えぇ…」
サスケ「……」
アカネとスージーの2人は躊躇いなく、魔獣に特攻するが…
ただ1人…サスケだけは、その場から動こうとしなかった。
アカネ「サスケ?どうしたんだよ?」
サスケ「……」
スージー「?」
アカネ「なんだよ、こいつ、意気揚々と俺らの前に現れて、何もしねぇとか…」
スージー「サスケ、あんたも魔人なら戦えるはずよ。なんで武器も出さずボサッとしてんのよ。」
鬼形魔獣「こいつは…フッ、クックックッ…そういう事か…お前、魔人の力を『拒絶』してんのか…」
アカネ「は?どういう事だよ?」
鬼形魔獣「そのまんまの意味だ。こいつは、確かに魔人ではある。だが、魔人の力を拒み続けてんだよ。」
スージー「なんでそんな事してんのよ」
サスケ「…俺は…」
その時、サスケは重々しく口を開けて、悪魔と契約する事になった経緯を話し始めた…
サスケside
回想
俺は、ある日、この『異世界と人間界の狭間』に迷い込んだ。
突然、景色が赤くなり、何が起きたのか分からなかった。
その世界を迷ってる時、スージーとネムを見かけた。
2人はこの世界を彷徨い、なんとか異世界から抜けようとしていた。俺も2人について行って、抜け出す方法を考えようとした。
その時、スージーが、謎のフードを被った奴に襲撃された。
あの時、俺はあの場面を見ていたんだ。スージーが窮地に追いやられ、いても経ってもいられなくなった時…
???『あの娘を助けたいか?』
サスケ「!?誰だ!?」
???『まぁ慌てるな…俺は悪魔…お前に力を授ける為にいる…』
サスケ「は?力?」
???『そうだ。あの小娘を助けれる力をな…』
サスケ「(そうだ…今スージーはピンチなんだ。助けないと…)なら、契約をする」
???『クックックッ…やはり乗って来るか…なら、その力を使い、あの小娘を助けてみせろ。』
そう言われ、俺の手には刀が握られていた。
そして、スージーを助ける為に特攻しに行こうとしたら…
スージーの周りを青い炎が包んだ。
そして、青い炎が晴れた後、スージーの手には剣が握られていた。
スージーはそのままフード男に特攻していった。
そして、男のフード刃が掠めるのをみた。
俺の出る幕なんてなかった…
最初はスージーを守る為に身につけた力…だけど、スージーもこの力を手に入れて、俺なんて必要ないと思ってしまった。
NO side
現在
サスケ「俺は契約もしたし、代償も払った。だけど、スージーもこの力を手に入れてるのなら、意味ないだろ…」
スージー「……」
鬼形魔獣「ふん、愚かな奴め…」
アカネ「……何寝ぼけた事ほざいてんだ!!このくそ兄貴!!!!」
サスケ「!?」




