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67 試験合格のあと(6)

 いや…それよりも聞きたいことがあるんだったな。


「…あー…リュカ達はなんで外に?なんか情報屋って内に籠るもんだと思ってたんだが…」


「あぁ…確かにそうですね。いつもなら拠点で情報収集してるんですが…今回は特別ですね」


「特別?」


 俺の何気ない疑問に、今度はバンが答える。


「わいらが調べてる依頼やけどな、ちょっとした暗号解読をしとる。そいつは厄介なもんでなぁ…」


「厄介?」


「解読するべき暗号文がこちらには送られへんほどの重要書類でな。向こうの依頼人が直接来てくれって言うとんねん。せやからわいらがリスク負ってわざわざ外に出なあかんのよ。ほんとやったらあかんねんけどな」


 なるほど…そーいう事情で外に出たのか。それは大変だ…。


「それで…その仕事って終わったんですか?」


 俺の素朴な疑問に、リュカは少し疲れた表情で眼鏡を上げると答えてくれた。


「まだですね。なにせ解読の手順からルール…その全てが複雑でややこしい。こうやって帰ってきましたが、数時間後にまた行かないといけないんです。外に人を待たせてますし。」


 うげぇ…それはしんどいな。よほどの重要機密だから依頼人も慎重にならざるを得ない。だから情報屋であるバン達の一時帰宅にも神経質になるのか。

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