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66 試験合格のあと(5)
リュカ…と名乗った少年は軽く頭を下げる。物腰丁寧な姿は物凄く理知的な奴なんだろうとなんとなく思った。少なくとも…バンよりはおとなしいだろ。
「…あなたがグラムさんですね。アリアさんから通信でお聞きしてます。ずいぶんと期待されているとか」
「ん?おっ…おぉ…そんなことないけどな…」
まさか…そんな風に思われてるとは…。本を読むしか使えないスキルなんだけど…。
それよりも気になることが…
「えーと…リュカさん?質問したいことが…」
俺がそう口にしたとき、すぐ側にいたバンがでけぇ声で突っ込みを入れてきた。
「おいおい!こんな坊主のこと『さん』づけせんでええ!適当にリュウ坊とでも…」
「バン!グラムさんに変なこと言わないでください!…とりあえずボクのことはリュカと呼び捨てにしていただければ…その方が話しやすいでしょう」
「…そっ…そうっすね…」
この二人っていつもこんな感じなんだろうな…。逆に仲が良さそうで安定してるわ。




