第2話での行動経済学の解説
行動経済学ノート:
サンクコストの誤謬
すでに投下してしまい、取り返しのつかない時間や金銭を惜しむあまり、不合理な判断を続けてしまう心理状態です。作中では「つまらない映画でも、チケット代を払ったからという理由で最後まで観てしまう」例や、文化祭の実行委員たちが「過去の労力や予算を無駄にしたくない」と伝統企画の継続に固執する理由として挙げられます。
サンクコストの誤謬の考え方は物事の判断で役立つ考えですので、ぜひ覚えておいてください。
コンコルドの誤謬(コンコルド効果)
サンクコストの誤謬のひとつで、すでに失敗が見えているプロジェクトに対して、過去の損失を回収しようとしてさらなる投資を続けてしまい、結果として損失を拡大させることです。作中では「これまでの赤字を取り返すために、今年の企画規模を拡大する」という委員会の方針が、まさにこの誤りに陥っていますね。
フレーミング効果
同じ内容であっても、提示の仕方(枠組み)によって判断や印象が大きく変わる現象です。作中では、企画を「伝統の継続」という枠組みで捉えるのではなく、「もしこれが今日提案されたまっさらな新企画だとしたら?」という枠組みで考え直させることで、実行委員たちの判断を変えるために利用しました。
ひと言で言い表すなら「言い方」
参考文献:
サンクコストの誤謬
・リチャード・セイラー『行動経済学の逆襲』
(行動経済学の歴史をエッセイ風に書いています)
コンコルドの誤謬
・大竹文雄『行動経済学の使い方』
(行動経済学の入門としてお勧めします)
フレーミング効果
・ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』
(行動経済学の元祖といえばこれです)
お手数ですがポイントを入れてくださると助かります。




