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異世界でギルド経営  作者: materialism
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メリッサさんの改革

さて、メリッサさんが考えた儲ける仕組みとは

どんなものだろう?


「ギルドへの依頼人にも冒険者を選べるようにする

仕組みを導入しようかと思っているの。」

「?」

「ほら、今は冒険者が早い者勝ちで依頼を請け負うから

依頼人に選択肢が無いでしょう。」


ああ、なるほど、俺としては冒険者にランクを付けて、

依頼人はランクを指定する形式にすれば十分かと思っていたが、

言われてみれば、その通りだな。


「それで依頼人にも選択肢を、という訳か。」

「そう。依頼は請け負う冒険者が現れても、期限まで貼っておくの。

そうして期限までに請け負いたいという冒険者全員に対して、

依頼人が依頼達成の履歴を確認して、冒険者を選ぶのよ。」


公共工事の入札みたいだな。

報酬が事前に決まっているところは違うが。


「良かったら、この仕組みを始めたいのだけれど。」

「良いと思う。是非、始めてくれ。」


これが出来たら、依頼をしそうな人たちにも、

宣伝をしなくてはならないなあ。

また、他の都市のギルドとの連携という点でも、

問題にはなりそうだが。

上手く行くようなら、むしろこの方式を、

各都市のギルドに採用してもらうというのもありかな。


次はお城だ。

討伐債の準備が完了して、売り出されていた。

王様の名前で発行されているだけはあって、

売れ行きは好調とのこと。


とりあえずということで、現在売れた分の、

金貨10万枚をもらう。これでルキウスさんに

支払う分は確保できたな。


これは俺が売って回る必要も無いかな。

そう思っていると、メランさんが現れた。


「あら、帰ったのね。アリタイ国では上手く行ったの?」

「まあ上手く行った方だろう。」

「なんだか気になる言い方ねえ。」

まあ、大丈夫。大丈夫。と誤魔化して、

気になっていたことを聞く。


「ところで、ルキウスという名前は知っているか?」

「知っているも何も、アリタイ国の宰相でしょう。」


ああ、やっぱり本当だったんだな。


「コルネリアという名前は知っているか?」

「コルネリア?、何処かで聞いた気がするけれど・・・」


まだ、中学生くらいだったし、知る訳ないか。


「アリタイ国の関係者かしら?」

「それがよく分からないから聞いたんだ。

コルネリアの方はそんなに重要じゃないから大丈夫。

ルキウスについては、ありがとう。」


ルキウスさんについては身元の確証が得られたので、

送金することにする。


為替という仕組みがこちらにもあったので、

それで送金をした。

金貨10万枚分の為替証書を発行してもらい、

受取人のところに、マテウスさんを指定する。


あとは、傭兵を雇うだけだな。

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