格闘大会レディ!ゴー!
ソフィアは話し合いの後落ち込んでいた。
やはりディアナの死はかなりこたえたようだ。
するとパティがそこに来て励ます。
「ソフィさん。あなたの気持ちは分かります。
私も目の前でお母様を喪ったのだから……」
「パティ……そうよね。それなのに私は……」
「元気だしてくださいソフィアさん!
私はこないだのジェノンのことで色々考えてたんです。でも私にはソフィさんたちがいる。
だからあなたも元気だしてください」
パティの言葉は単純なものだった。でもソフィアは一旦安堵した気持ちになる。
「さて、私はダーリンと子作りを」
「ダーリン?」
ソフィア箱の言葉に反応する。
「はい! ゼロさんのことです!
私ゼロさんと正式に結婚したのですよ。
第2夫人として。これからはソフィアさんと一緒にゼロさんといつも……ってあれ?ソフィアさんどこ?」
ソフィアはそこにいなかった。猛ダッシュしてゼロの元にいたからである。
「ちょっと! ゼロ! どういうことなの!」
血相を変えたソフィア。ゼロは言う。
「お前がアスナと結婚するって言い出したからだよ。そのお返しだ。パティと結婚したところでお前への愛は変わらん」
「ほんと? パティのこと好きなくせに」
「俺はリディアに対してできなくて後悔してるんだ。パティは俺のことがほんとに好きなんだ。だから結婚しただけだよ。もちろんおれは遊びでパティと付き合うつもりはない。それはソフィと同じぐらい愛するつもりだ」
一旦は怒っていたソフィアもこのことには納得した。
「そうよね。女の子が沢山いてあなたも辛いのよね。私が悪かったわ」
するとお互い抱きしめあった。
「ソフィ、お姉さんのことは辛いと思う。
でも感じるんだお姉さんは俺の中にいると」
「それはお姉様であってお姉様ではないわ。お姉様の幻よ。肉体があってここにいないと生きた気はしないわ」
「それは分かってるだからこそ残されたみんなを守りたいんだ」
「うん」
ソフィアの気はおさまった。そこで誰かが入ってくる。
「ダーリン。私の番はまだ?」
それはエリーゼだった。
「エリー? 何言ってんの?」
「あ、ソフィ。知らないのか……私ゼロと結婚したのよ」
するとソフィアはゼロから離れる。そしてゼロの
魔族殺しを手にしその形状は銀色の杖に変わった。そしてソフィはゼロとエリーゼに向かい杖で叩こうと振る。
「オメェら何しとんじゃ! 私の気持ちを踏みにじって。一瞬感動した私が馬鹿だったわ!」
「待て!落ち着けソフィ!」
「落ち着けるかぁ! エリー、あなたも許さないわ!」
「ま、まってソフィ!」
パティはゼロの部屋の前を通りがかる。そしてこの騒動を聞いてこういう。
「楽しそうでなによりです!」
するとそこにヒカリが歩いてくる。
「ヒカリさんどうしたんですか?」
「あ、いや相談しようとしたけどなんかお取り込み中で……」
「多分大丈夫と思うよ」
「そうかな?」
恐る恐るヒカリはゼロの部屋に入る。すると
そこではゼロがぼこぼこにされており。エリーゼが枕でガードしていた。ソフィアはギロッとヒカリを睨みこういう。
「あなたもゼロと結婚してるの?」
怒ったようにこういうソフィに少し怖がったヒカリは言う。
「し、してないです。てか相談があるの」
「相談?」
ソフィアはいつもの感じに戻った。ゼロは起き上がりヒカリの話を聞く。
「格闘大会?」
「そう格闘大会。賞金が出るんだよ」
「それは魅力的だがやれる自信あるのか?」
「私は格闘家だよ! まっかせなさい!」
こういうヒカリだがゼロはわかっていた。
きっとゼブブ側にいるかつての仲間が絡んでることを。しかしそれを聞いていたランファが突然部屋に入る。
「いいわよ。特別に予選なしで入れてあげるわ」
「ランファさん! いつの間に」
驚くソフィア。ランファは言う。
「でもいいのかしら格闘大会に出たらあなたたちのことがバレるわよ」
「大丈夫ゼロのことは秘密にするから」
「そうね」
ランファはそう答え格闘大会の出場を許可した。
そして予選から残った格闘家達が集まった。
ウォレミナもその中に入っており前優勝者のウォンという男がいた。彼は無敵の強さを誇る上にイケメンのため有名な男だった。
そしてもう1人いた。ヘルメットをつけた。謎の格闘家その名もレディXだった。彼女は独特のオーラを纏っていた。しかし人前に姿を表すのは僅かな時間だった。
この4人が本線に出場するのであった。
ウォンとレディX、ウォレミナとヒカリがそれぞれ対決するのだった。
ヒカリは初っ端からウォレミナと戦うことにワクワクしていた。
一方ゼロもウォレミナに気がついていた。
「あいつはウォレミナ!」
「知り合い?」
ソフィアが聞く。
「ああ。あいつも前の仲間だ」
「そう……」
「また嫉妬か?」
「ち、違うわ! 最近そういった人達ばかり戦ってるからゼロが辛いなと思って」
「へえ、さっきまでボコボコにしてたやつとは思え……」
ゼロは褒めてたがソフィアは睨んた。
「わ、わかったよ。ほんとに冗談聞かないな。
それよりもあのレディXってやつもなんか気になるな」
「また結婚?」
「ち、違う! 他人じゃない気がするってだげだよ」
「どういうこと?」
「なんというかどこかで会ったことあるというか」
こうして格闘大会の幕は開かれた。




