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最強勇者と奴隷魔王  作者: キミヒラ
フェルア滅亡編

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84/93

協力者現る

ミドリはパットに銃で撃たれ死んだ。

パットもゼブブから用済みとなり死んでしまった。

そんなことを知らぬままゼロたちはこれからのことを話し合う。

そしていちばん気になるのは敵対する悪魔のひとりアスモデウスの部下であり筋肉美少年隊最後の生き残りであるマイクのことについてである。

ソフィアは聞く。


「なんであなたは私たちを助けてくれたの?」


「それは君のことが好きだからさお姫さん」


「えっ?」


マイクがソフィアにそういうとゼロの大剣がマイクの頭の真横の壁に刺さる。


「もういっぺん言ったら頭に刺すぞ!」


「こわいねぇ。噂通りの勇者君!」


ゼロは怒ってた。ソフィアは止める。


「ゼロ! 助けてくれた人にそんなことするなんて!」


「お前は騙されそうになっている。こいつは悪魔の手下なんだ!お前を騙すために優しい美形を演じてるだけだよ!」


揉める2人。するとアスナが言う。


「お前の上司はアスモデウスなのだろう?

そいつは今どこにいる?」


「ここよーん。アスタロトちゃん!」


するとそこには筋肉隆々の変な顔をした

2m程の男性が現れた。


「久しぶりねぇん。アスタロトちゃん」


ソフィアは不気味がる。


「な、なんなのこの人!」


「アスモデウスだよソフィア。この筋肉軍団の親玉だ!」


ゼロとアインはそう聞くと剣を構える。しかしアスモデウスは怯みもしない。


「ノンノンノン。あなたたち暴力はダメー。

私は話をしに来たのよ。アハッ、いい体ね」


ゼロとアインはアスモデウスに触れられた時、一気に力が抜けた。


(なんだこれは!)


2人とも立てず膝を床に着く。


「ゼロ! お義兄様!」


ソフィアは心配する。するとアスモデウスはソフィアに触れた。


「いいお嬢さんだこと。あなたから溢れるエネルギー。これは思ったよりすごいものよ。聖女の力を超えてるわぁ」


「離してよ!気持ち悪い!」


アスモデウスはソフィアの顔を舐め、服の中に手を入れる。ゼロは必死に止めようとするが力が出ない。


「やめろ……クソ悪魔! ソフィにそれ以上なにかしたら魚のエサにしてやる!……」


するとその途端ソフィアはアスモデウスにビンタした。


「やめてよ! 気持ち悪い! 」


するとアスモデウスは顔つきが変わる。


「気が変わった。お前を殺し今すぐ力を手に入れる」


アスモデウスは今までの言い方から冷たい言い方になり顔つきも変わった。指の一部をカッターに変えソフィアの喉元を切ろうとする。

しかし切られることはなかった。アスナが指を

捕まえたからである。


アスモデウスはアスナを見て言う。


「正気かアスタロト。お前もこの小娘を狙って

ここにいるのだろう? なぜこんなことをする?」


「私はソフィアの力など知らん。ただゼロに束縛されてるだけだ! いずれはゼロを倒し私は魔王に

返り咲く。ソフィアはその時のために必要なのだ!お前ごときに殺させやしない!」


するとアスモデウスはソフィアを殺すことをやめた。そしてこう言った。


「なんてね。ジョークよ。冗句。

私が本気で殺すのなら来た途端あんたら全員

死んでるわ。フフフ」


元のコミカルな口調に戻ったアスモデウスだったが場の空気は凍りついていた。

ゼロとアインは動けるようになり立ち上がった。

そしてゼロはこういう。


「さっさと要件を言え!じゃなきゃ殺すぞ!」


「さすがはアスタロトを1度倒すだけある度胸ね。

いいわ。あなたは最後に殺してあげる。

じゃあ貴方の知りたいことを言うわ。

私ら悪魔のことよ」


そしてアスモデウスはこう語る。


「私たち悪魔はかつて神々と対決していた。

その対決に負け、私たちはツボの中に閉じ込められたのよ。

だけど何者かに出してもらい私たちは人間共の世界を陰ながら征服することにした。

ファンダメンタ大陸はアスタロトが支配したけど

アスタロトはそこの坊やに倒され、こんなちんちくりんな女の子になったのよね」


アスナは自分がちんちくりんと言われムッときたが話は続く。


「アスタロトがなき今魔王には席が空いた。

しかし各国が協力者二度と戦争をしないために

ルシファーという男が選ばれ魔族の国を今収めてるのよね。アスタロトのように他の国には進行せず、人間を食料にしないなど色々と制約をつけて

大陸に居させたのよね」


「それは私は前から知ってますわ」


ディアナはアスタロトの言葉にそう言う。


「そうよね現女王。あなたならこれぐらいのことは既に知っている。じゃあこれはどうかしら?

聖女について」


ディアナにそう問うアスモデウス。そこはソフィアが説明する。


「それはジェノンで聞いたわ。かつての聖女マリアの血を私が継いでるということ。

私だけではない。仲間のパティや同じお父様であるディアナにも」


「それは初耳よジュリア」


「え?」


ディアナの言葉に戸惑うソフィア。


「王家の血はあるけどその聖女というのは分からないわ。でももしかしたら私たちのひいおばあちゃんのソフィーナなら持ってたかもしれないわ」


このことにアスモデウスは言う。


「同じ血筋でも聖女の力が覚醒するのは

どうやら個人差があるようね。

あなたのお仲間のパティの母親テレサは

聖女の素質はあるがそれを上手く使えず

擬似聖女や娘の力を使おうとした。

そしてソフィア。あなたにはもうひとつあるわ」


「それは?」


「あなたは魔女の血もあるのよ!」


するとディアナがそばにあった机を思い切りたたく!


「何言ってるの! お母様みたいなこと言って!」


アスモデウスはそう言うディアナに向かい小さな針を投げるがアインが防いだ。


「ディアナ。気をつけろ相手は血の涙のない

悪魔だ!」


「さすがね。私はソフィアちゃんに用事はあるけどあんたには興味はない。現女王の首はいつでも切れるのよ」


するとアスナはアスモデウスに言う。


「話を続けろアスモデウス」


「ええ、いいわ。ソフィア。あなたのお母さん。

フィオナは確か魔女に弟子入りしてたわね。

そして魔法を覚えた。それはなぜか。

あなたのお母さんが魔女の血を継いでるから」


ソフィアはこのことにショックだった。

そしてこの時点でファルシオーネの言っていたことが本当だと知る。


(あれはお母様を嫉妬した乱心によるものと思ってたわ。あの時テレサが言っていた魔女というのはこういうことだったのね)


するとゼロが言う。


「……納得いかねぇな」


「ゼロ正気か! アスモデウスに逆らうとどうなるか!」


「黙ってろアスナ! 何かあっても俺は大丈夫だ。こいつに言いたい。

ソフィアやパティが聖女の血を持つことはわかった。

だが魔女というのは思い込みじゃないのか?

例えフィオナが魔女だとしてもディアナのように聖女の力が弱いやつもいる。

だったら別に魔女ではないんじゃねぇのか?」


ゼロはこうアスモデウスに喧嘩を売るように言う。

アスモデウスはこう返す。


「前にアスタロトの部下があなたの血を吸った際拒否られた。それは愛称の問題ね。

でもソフィアちゃんは違う。それは魔女と聖女どちらも持つ希少種だからよ。

パズスを始め多くのものは彼女を狙うのは

強大な力を持つからよ。あなたのお仲間のパトリシアも力を大きくもつ。恐らく彼女も稀にある素質を持ってるのかもね」


「ふざけるな!そんなことでソフィやパティを襲うなんて知ったことか!」


「だからこそ私たちが力を貸すのよ。

今ではあなたたち反逆者よ。

表向きではジュリア王女は死に。貴方も死んだことになってる。恐らく別の国に匿ってもらうことを考えてると思うけどゼブブはそんな甘くないわ。

ね?アスタロト。」


「そうだ。ゼブブは頭が良く。力もかなりある。

そんな奴がゼノのようなやつを従えてるとは……」


するとゼロは言う。


「悪いが俺はこいつの力などいらない。

こいつは信用出来ない!アスナの後釜や

ソフィの命を狙うような奴らなんて俺は!」


「そう……だったら、死ね!」


アスモデウスは体から無数の刃を繰り出しゼロたち串刺しにした。


「あーもったいない。でも聖女の力はせっかく貰うわ」


ソフィアに触るアスモデウス。しかしソフィアに息はあった。そして刃物も刺さってなかった。


「何!どういうこと?」


アスモデウスは驚く。するとゼロは言う。


「なんだ?腕を構えたかと思ったらなんもしねぇじゃんか」


ゼロは串刺しになって死んだはず。しかしアスナやディアナ、アインも無事だった。

アスモデウスは勘づく。


「マイク! あなたまさか!」


「はい。筋肉リワインドを使いました。

ゼロたちを死の時から戻したのです」


「あなた!なんてことをしたの!

そんなことしたら寿命の半分以上もとられちゃうわよ!」


「アスモデウス様! 私にとって彼らはゼブブを倒すために必要なのです。

あのゼブブを倒すためなら私の命など!」


「わかったわ。あなたの覚悟受け止めてあげるわ。仕方ない今日は引き上げるわ。

でもマイクには残って貰うわ。じゃあね」


そういいアスモデウスは消えた。

マイクにはその場に残っており、そのことにゼロは言う。


「お前も早く行け! 目障りなんだ」


「今はお前とは戦わない。アスモデウス様と共にゼブブを倒したら別だがな」


「アスモデウスと言うやつは信用出来ない。だからお前も信用出来ない。それだけだ」


するとソフィアは止める。


「やめなさい2人とも! 今は私たちの今後を考えるのが先よ!」


ソフィアがそういうとゼロは剣をしまう。

ディアナは自分の隠れた別荘があるといい

そこに連れていくことにした。

道中ソフィアはマイクに礼を言う。


「何があったかは分からないけどあなたがアスモデウスから私たちを救ってくれたのね。ありがとう」


「例には及ばない。全てはゼブブを倒すため」


「そうかしら? 私にはそれだけとは思えないけど」


この会話にやきもきするゼロ。ディアナは言う。


「ゼロ、気持ちは分かるわ。だけどソフィのこともわかって欲しいわ」


「だけど、姉さんあいつは!」


「ソフィだって馬鹿じゃないわ。わかってるはずよ。あなたも事もマイクの事も」


ゼロは会話の中で違和感を感じる。


「お姉さんソフィって呼んだけど」


「あ、気づかなかったわ。そうね……もう彼女はジュリアではないのね」


ディアナは少し寂しそうな雰囲気になっていた。

しかしゼロはマイクと仲良くしている。ソフィアと2人きりになりこういった。


「ソフィ。あいつは人造人レプリヒューマだ。人の心は持っていない。お前に心を開くために演技をしているだけだ」


するとソフィアは怒る。


「それって本気で言ってるの! 復活したフランツ様やジェノンのシスター達までそうだと!」


「ジェノンのことは知らないがフランツだって元はジョンに利用されていただろう?」


「あなたはマイクが私をとるかそんな事を考えてんでしょ! くだらない!」


「くだらないとはなんだ! アスモデウスはお前を殺そうとしたんだ! あいつを警戒しないでどうすると言うんだ!」


「だけど、それなら私たちはとっくに殺されてるわ!」


2人が揉めてる中そこに割り込む人物がいた。


「お前たち」


「アスナ!」


2人はアスナに驚く。


「今大事なのはお前が今後どうするかだろう。

早くしないとまたややこしいことになる。」


アスナの言うことにソフィアとゼロは喧嘩どこではなかった。


別荘についたディアナ達はこれからゼロ達がどうするかそのことを話し合った。ディアナが言う。


「ジャンヌの提案通りあなたたちをチャイナックに匿ってもらいます。チャイナックの女王、ランファは信頼ができる人。わけを話せばわかるでしょう」


「お姉さん、気持ちはありがたいがソフィア王国はどうなるんだ?」


「ソフィア王国は一旦フェルアに吸収します。

エリーゼたちや豪邸、庭にある草木、牧場もチャイナックへ転送します」


「転送! またやんの?」


「ええ。幸いここにはソフィア王国へ繋がるパッドがあります。私がソフィア王国に出入りできたのもこれのおかげ。これで逃げるのです。

そこで転送を再びすればよいかと」


するとソフィアが言う。


「お姉様はどうするの?」


「あなたたちの誤解をとくため私は残ります。

表向きではゼロ、ソフィア、アスナ、そしてジュリアは死んだことになっている。それを上手く合わせます」


ディアナはこう言うがソフィアは心配する。


「お姉様! あなたまで死んだら私……」


「大丈夫よ、ソフィ。私はディアナとしては死んでもソニアとしては生きるわ。それに新しいこの子の命まで失いたくはない」


ディアナのお腹には産まれる前の子供がいた。

ディアナはその命も背負っている。ソフィアとゼロはそれを理解した。


そしてゼロ、アスナ、ソフィアはソフィア王国へ戻る。マイクはディアナの元に残ることにした。


「おい、筋肉!お姉さんになんかしたらアインに殺されるからな」


「俺は紳士だ。そんなことはせんよ」


ゼロは最後までマイクに突っかかりソフィア王国へ戻った。


ゼロが居なくなったあとマイクは言う。


「ああはいったが死ぬ気だろう? 陛下。」


「いえ、私は死なない。絶対に生き残るわ。

せめてこの子だけでも……」

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