グリーンキャットよ。永遠に
本物のディアナ、偽物のディアナ。
ふたりが退治する中何者かが偽物のディアナを殴る。
ディアナはその人物を見て驚いた。
「あなたは確かミドリさん?」
「グリーンキャットですわ。陛下」
「そ、そうね確かそんな名前でしたね!」
ミドリはグリーンキャットというパワードスーツを纏った戦士になっていた。
すると吹っ飛ばされたディアナはパットに戻っていた。
「くっ! なぜわかったんだ!」
「私は悪と正義を見抜く力があるの!」
実際はミドリの洞察力と鎧の識別機能によるものだった。
ミドリは緑色に光る光の剣を突き立てた。
「さぁ、偽物覚悟しなさい!」
「くそっ!」
パットは煙幕を投げる。しかしグリーンキャットには逃れることはできない。なぜならバイザーのお陰で煙幕の効果がなく、どこにパットがいるのかがわかるからである。
しかし、グリーンキャットは見失ってしまった。
(私としたことが! きっと虫かなんかに変装して急いで逃げたのね。きっとディアナを襲ってなりすました時もネズミやゴキブリにでも化けて城に潜入したのでしょう)
そう悟りグリーンキャットはディアナとアインを安全なとこに案内させる。
一方ソフィアの身代わりとなり死んだジャンヌの
遺体は布でくるんだ。ディアナにはとても見せられないと配慮をしたのだった。
グリーンキャットは人に見つかりにくい小屋に
ディアナたちを避難させる。ディアナは悲しんでいた。するとそこに誰かが声をかける。
「お姉様……」
「ジュリア!」
そこに居たのは死んだと思われていたソフィアだった。そしてゼロとアスナもいた。
ゼロを見てアインは怒る。
「ゼロ! どうしてこんなことを!」
「俺の秘策だすまない、お兄さん。
敵にバレないように秘密にしたかったのだ」
「馬鹿野郎! 俺はお前の味方だ! なのに!」
アインは自分もソフィアの死のフェイクに騙されたことを怒っていた。これにはある事情があった。
それはゼロたちが筋肉美少年隊のマイクに助けられたところに遡る。
ゼロたちはジャンヌに追撃されていた。
「裏切り者は殺すのみ!」
ゼロとジャンヌは戦いながら話をしていた。
(ゼロ! 私がジュリア様の身代わりになり、ジュリア様を死んだ事にします。あなた方はチャイナックという国に逃げてください。あそこはフェルアの同盟国です。そこでジュリア様はソフィアというただの女性として生きていただきます)
(お前何を言うんだ! 身代わりってどういうことだ!)
(何者かがフェルアを亡き者にしようとしてます。
その目的はジュリア様ということは我々の調査でわかっています。もう彼女を誰にも狙われさせたくないのです!それに反逆者として生かしたくはない!)
ゼロとジュリアは戦ってる振りをしながら打ち合わせをしているのだった。
(やめろ、ジュリア! 俺はお前を殺したくない!)
(あなたが愛しあなたを愛してるのはジュリア様でしょう。私があなたの従者になってる理由はジュリア様のためよ。あなたなんて!)
本気でゼロを傷つけようとするジャンヌ。ジャンヌはこう言った。
(私はサビエラ様が好きだった。もう私にはなにもないのよ。あなたにはジュリア様がいる!
私は身代わりになるわゼロ!)
ジャンヌはゼロの急所を外し、ゼロを気絶させた。
ゼロを抱えるマイク。
ソフィアは話してる内容を知らずジャンヌは自分を逃がそうとしてることはわかった。
ジャンヌはこう言う。
「ジュリア様。あなた方のフェイク遺体を生成してください。それを使って身代わりになります!」
「そんな!あなたを置いていけないわ!」
「あなたは足手まといなんです! 私はあなたを愛している。だからこそ私は必ず帰ってきます!
だから逃げてぐたさい!」
ジャンヌは涙を流しながらソフィアにこう言う。
ソフィアはマイクに抱えられた。マイクはソフィアとゼロをかついで逃げる。
しかしアスナは残った。
「あなたもいなくなって! 悪魔ごときに助けられたくない!」
「そんな言い方はないだろう!」
「あなたにもいてもらっては困るのです!
あなたは事をややこしくする。
それに今のあなたは魔王ではなくゼロと共に
ソフィア様にとって大事な存在なのよ。
だから行って! そして守って!」
アスナはそういわれ逃げていった。
こうしてジュリアの名を名乗り、ジャンヌは捕まり死刑となった。
「さようならゼロ、ジュリア様……」
この事実を聞きディアナはショックになった。
「そうだったのね……たとえジャンヌでも彼女は私の家族なのよ! なのに! うぅ……」
ディアナとソフィアは泣き崩れた。
するとマイクは言う。
「泣いてる場合じゃないぞ2人とも!」
マイクに対してゼロが怒鳴る。
「だまれ! 筋肉バカ! 俺たちは今家族を失ったとこなんだ。ここはほっといてくれ!」
マイクは言われた通り黙る。そして時がたち落ち着いたソフィアはマイクに聞く。
「あなたが助けた理由を聞きたいわ!」
「いいだろう」
この話の最中グリーンキャットは退室する。
「私の役目はここまでよ。あとは頑張りなさいゼロ!」
「ああ、ありがとうなミドリ」
「私はミドリじゃ……まぁいいわ。
あとでね」
グリーンキャットは立ち去った。ミドリの姿に戻ったグリーンキャットはやるべきことをやるために歩む。
彼女はイリスを呼び出した。
「やぁ、ミドリちゃん珍しいね。」
「そうかしら? ウルマリアの件からそんなにたったかしら?」
「そうだよ! で、どうしたの?」
「そうね……その殴りあとは誰から殴られたのかしら」
そう言ったミドリはイリスに向けて発砲した。
「ガッ……」
イリスは腕を負傷し抑え、座り込む。
「な、何を言ってるのかな? ミドリちゃん」
「あなたが偽物なんて既にわかってたわ。
偽物さん?本物のイリスはどうしたのかしら?」
「そんなんで言えるかよ。クソが!」
「正体を現したわね。殴った時に発信機つけといたのよ。バレてるわよ」
「本物のイリスはとっくに死んでるさ」
そういいパットは正体を現す。
ミドリは銃を向け問いただす。
「あなたたちを指示してるのは誰なの?
言わないと頭撃つわよ」
「言えるかタコが! いてぇ!」
撃たれた腕と違う場所を銃で撃たれ負傷するパット。
「くだらないこと言ったらほんとに頭撃つわよ」
「言う。言うってただトイレに行かせて欲しいんだビビって漏らしそうなんだ」
「……わかったわ」
するとミドリは一旦背を向ける。そして発砲音がなる。
ミドリの腹部から大量の血がでてきた。
「何……これ?」
倒れるミドリ。ミドリは腹部を抑える。
「このマヌケが言うわけないだろ!
言ったらこっちの命が危ないんだ!
お前なんて……」
するとパットに突然頭痛が起きる。
(パットお前は用済みだ! 死ね!)
「そんな! ゼブブ様! お願い! 助け…… 」
その途端パットの姿は爆発するかのように木っ端微塵になり消えてしまった。
ミドリはうずくまった。そしてこう言う。
「イリス……あなたが死んでたなんて……でも、グリーンキャットは死なないわ。私はグリーンキャット……平和のために……あの子のために……」
そういいミドリはその場を動かなくなり光になって消えた。
このことをゼロたちは知らない。




