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IRREGULAR'S HISTORIA  作者: 古河新後
第2部 Artificial life スケアクロウ
29/56

25.Shouldered will 背負うと言う事

 日本に太古の時代から根を張る組織があった。


 いつから彼らがいたのか……正確に記録している組織は存在せず、その全容を知る者も身内以外にはいなかった。

 コンビニなどである、嘘のような知識をまとめたゴシック本には当たり障りのない情報がまとめられ、当っていたり、外れていたりする。

 一人の新聞記者によって一度だけ……数ある雑誌の中で正確な情報が、ぽつりと掲載された事があった。


 『彼らは思っている以上に強大な組織であり、国家権力に左右されず、普段は普通の社会に溶け込んだ地位をもって生活している。

 しかし一度召集がかかれば、どの日常生活よりも最優先に動くことを求められ、最優先でソレは行使される。

 “ソレ”とは人道的な人の口からは易々と言う事の出来ない事柄――すなわち“殺し”の事である。

 彼らはある頂点とする一族によって“統治”“管理”され、その部署は『本家』と呼ばれているらしい。

 私の知り得る情報はこれだけだ。これからはこの『本家』について調べて行く方向で考えている』


 後に、この記事を書いた記者は、この情報を否定し、その後何があったのかは語る事は無かった。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 「ご足労、ありがとうございます。桜家当主、灰木家当主」


 ノハは自らが招集した二人に丁寧に一礼する。その様子は、この場に訪れた二人が、身内としてではなく自らの役職を全うする為に居るのだと伝えていた。


 「状況を深く理解するつもりはない。ある程度察しているからな」


 桜家当主――桜冴烈はいつもと変わらない雰囲気でノハと光陽を交互に見た。


 「コレに関わった時から、絶対は無いと思っていたけどね……まぁ、いいさ」


 灰木家当主――灰木鷹与はハットを持ち上げて対峙する若人二人を確認すると、腕を組んで見届ける。


 「コウ、君の言う問題はこれで全部クリアした。それで、君の意志は――」

 「もちろん、受ける」


 その低く唸るような声に含まれる感情がノハに当てられた。

 当てられた(ノハ)は、この程度では怯むことも委縮する事も無いが、爆発する様に溜め込んでいる光陽の怒りは、間違いなく彼女(ルー)の為である事が解る。


 「良かった。二人に来てもらった手前、断られたらどうしようかと思ってたからね」


 爽やかな笑みでノハは心内を伝えるが、光陽はジャケットを脱いで近くの瓦礫から飛び出る鉄筋に投げて引っかけた。


 「オレの望みは――お前の望みに対するオレの決断にケチをつけるな、だ」


 光陽は、そう言いながらシャツの袖も肘まで捲る。着々と動きやすい状態に持っていく光陽に対してノハは上着を着たまま、微笑んで動くつもりはない。


 「承認した」

 「承認したよ」


 冴烈と鷹さんは光陽の言葉に、それ以上の追及はしようとしない。二人の望みが、“本家”に害を成すモノでなく彼らの中での問題であると、ノハから前もって聞かされていたからだった。


 「だ、そうだ」

 「だ、そうだね」


 対峙する二人はそれぞれの言葉を口にする。

 次の虚に、光陽はノハの眼前の地面を踏み砕き、一撃で決めるつもりで肘――『玄武一門』を繰り出していた。





 白く広大な空間。破壊と衝撃を考慮し、音も漏れない完璧な戦闘空間。

 そこで、【光王(ルー)】と【魔王(アスラ)】の対峙は静かに行われ、先手を行使しようとしているのはルーだった。


 右手に(エネルギー)を。強く、濃く、片手に集中。思わず眼を背けそうになる程の光量は相手(アスラ)だけが感じる感覚。


 「『光の投槍(ジャベリン)』」


 ルーは右手に(エネルギー)を溜めたまま、横に浮く二つの『光球』から、初手と同じエネルギーを射出させる。

 光の速度で向かうソレは、アスラの反射反応内の速度であった。故に、完璧な対応は不可能ではなかった。


 再び迎え撃とうと拳を構えた途端、光線は壁に当って跳ねるボールのように、ジクザクに軌道を変えて襲い掛かる。

 アスラは交差した腕を、絞る様に勢いよく脇に溜めた。


 「――フンッ!!」


 その掛け声と共に発生した衝撃波によって、立っている地面の一部も弾け飛ぶ。それは、アスラが何気なく吐き出すエネルギーを周囲に勢いよく放出しただけのモノだった。

 しかし、その衝撃は細い『光の投槍(ジャベリン)』を容易くかき消し、ルー本人へも襲い掛かる。


 「ん?」


 アスラが視線を戻すとそこに彼女は居なかった。

 次に彼が感じたのはエネルギーによる感知ではなく、700年以上の間で培った経験による気配の察知である。

 ルーは宙に、一度触れたら消える程度の足場を、エネルギーで造り移動していた。そして、アスラの背後に回り込む。


 「晩飯吐き出すなよ?」

 「まだ食べてない」

 「『光撃の手甲(ガントレット)』」


 右腕の光をアスラに叩きつける。直撃の証明として発生する閃光と衝撃。その一撃で生まれた反動を利用して、ルーは距離を取った。同時に左手には次撃の為の(エネルギー)を蓄えている。


 「『光翼の外套(ファラング)』」


 次にルーの取った行動は左腕に蓄えたエネルギーを放つ事ではなく、洪水のよう切り崩した(エネルギー)で、アスラの逃げ場を封じる事だった。


 先の一撃によって発生した閃光もろとも呑み込む。そのまま円形に変化させ、閉じ込める様に拘束する。同時に逃げる間を与えず、左腕に蓄えた光が更に輝きを増した。刹那――


 「『光の投槍(ジャベリン)』!!」


 左腕の(エネルギー)を限界まで留めると、拘束しているアスラに向かって爆発する様な音と共に射出。

 確実にアスラへ着弾した『光の投槍(ジャベリン)』によって、空間は衝撃と光で埋め尽くされ、鳴くように震える。


 「…………!!」


 閃光と衝撃が発生し続けるが、突如、その全てが吹き消えた。そこには、薄く藍色の炎に包まれたアスラが一層の存在感を知らしめている。


 「吾輩のターン」


 アスラは腕を掬うように振り上げると、なんの前触れもなく大気が回転。一瞬で強靭な風速を生じる竜巻が発生した。


 「ふふん。マジで災害だな!」


 発生した竜巻に驚きながらも、こうでなくては、とルーは歓喜する。

 竜巻はアスラが操作すると更に勢力を強め、次にはヘビのように、うねってルーへ襲い掛かった。


 ただの竜巻ではない。形こそ“竜巻”なのだが、その発生原理全てにアスラのエネルギーが使われている。つまりエネルギーそのものが回転し、全てを押しつぶす攻撃エネルギーとなって襲来しているのだ。


 「―――ちっ」


 ルーは“竜巻”として引き寄せる特性を持ったソレを、避けきれないと判断する。咄嗟にエネルギーで周囲を覆い防御に徹した。

 反発するエネルギー同士の接触によって発生した閃光と、ソレをまるまる呑み込むような爆発が生まれた。


 それでも止まらずに、その場で回転し続ける竜巻は、アスラのエネルギーが完璧にルーのエネルギーより優っている事を意味している。装備しているマントが爆発の衝撃に、後方に引っ張られるようになびく。


 「…………ふむ」


 パチンッと指を鳴らすと、一度突風が吹きぬけて竜巻は跡形もなく消失し――彼女(ルー)の姿も消失していた。


 「!?」


 地面が割れてルーがアスラの背後から飛び出す。エネルギーの乱れによって失った感知の裏をかき下を掘り進んでいたのだ。結果、アスラの行動は数瞬遅れた。


 「『光撃の手甲(ガントレット)』!!」


 空間がゆがむほどの拳をアスラに叩き付ける。対して、ギリギリのところでアスラは直撃を躱すものの、掠めたマントは一部が消し飛んだ。

 ルーは叩きつけた手を拳から掌に開くと、地面に着いて、そこを起点にアスラの顔面へ蹴りを放つ。

 軋むような音を立てつつも、アスラは蹴打を肘で受け止めた。同時に態勢を崩している彼女へ拳を叩きつける。

 空箱のように飛んでいく小柄なルーの身体は、二度ほど跳ねると態勢を立て直して踏ん張った。滑って自然と距離が開く。


 右腕には物理的なデザインをした手甲が創り出されており、アスラから放たれた先の一撃はソレで受け止めていたのだ。


 「ようやく、と言った所かね?」

 「ああ。ようやく、完璧に創造できた」


 ルーは右腕の手甲をエネルギーへ戻すと、落ちた白いキャスケットを拾い上げて被る。


 「じゃあ、そろそろ本格的に戦るかね。『千年戦場』――」


 その言葉に呼応する様に、視界を埋め尽くすほどの武器が、地面に突き立てられていた。





 足を踏みしめると、地に叩きつけた際に生まれた衝撃が反発して身体に帰ってくる。その衝撃を身体で受けるのではなく、内部を通して敵にぶつけるのだ。


 それが、『玄武双璧』の基本的な攻撃力の原理。


 普通に力強く踏みつけるよりも、洗練された体重移動によって数十キロとなった震脚の衝撃は、ただの打撃の衝撃ではない。


 拳で殴りつける様な瞬間的な衝撃は、正面から外装とぶつかり、物質の強度や弾力に、軽減、相殺される。しかし、光陽の放つ攻撃は重く鋭く伝わるため、一般的な衝撃とはまるで違う。


 外装を振動させ、内部に衝撃を通す。


 “剄”とよばれるソレは、固体ならば内部の崩壊に合わせて外部も粉壊さ、液体ならば衝撃が強く激しく拡散する。故に、一撃受けただけでも痛みを感じない限りは、まともに動く事も出来ないのである。


 どの攻撃でも一撃必殺。それが『玄武双璧』の基本だった。

 実際、光陽も、一度の戦闘で同じ敵に四打以上、『玄武双璧』を叩き込んだことは無い。


 「君の言った通りだ――」


 ノハは光陽の『玄武一門』を受けたまま、微動だにしていなかった。本来ならば、狙った胸部の奥にある、心臓や肺、食道と言った重要器官に支障を来たすレベルの“剄”を叩き込んだのである。


 「迷いは技を弱くする。ソレに憑かれた様に生きる君なら……尚更だ」


 波の弱い“剄”を、ノハは接触点を僅かにズラす事で威力をほぼゼロにしていた。

 状況を察した光陽は後ろへ退く。だがノハは、その機を逃さず距離を開けさせなかった。それでも次の行動へ迷わず移――後ろへ体重移動。地を踏みしめて次の攻撃を――


 「発剄」


 攻撃を放つ前にノハが一言つげた。同時に肩に手を触れている。

 光陽は次の行動に入る前に、差し入れられたノハの攻撃であったため対応が遅れ、内包した衝撃が肩で炸裂。その衝撃で肩の骨が外れた。


 「――ッチ!」


 残った片手でノハの襟首を掴むと背負い投げの要領で投げる。が――


 「雑だ。最後に君と対峙した時よりも弱い」


 ノハは動かなかった。まるで地に根が張っていると錯覚させる程に、完璧な体重移動は、投げに重要な重心を見事に狂わせていた。


 「『刃柄』――」


 斬るように動いたノハの肘が光陽の脇腹を狙って迫る。


 「『玄武剛山』!!」


 今度は爆発する様にノハの身体が吹き飛んだ。その場で行われた『玄武剛山』によって砕けた地面に光陽の足は僅かに埋まる。


 「あの時の君だったら……今の一撃で僕の逆転負けだった」


 何事も無かったかのようにノハは着地すると、ようやく上着を脱ぎ、動きやすい様に袖を捲る。


 「コウ、あえて言わせてもらう」


 ノハは光陽に歩み寄りながら、前に彼に言われた事を今度は言い返す。


 「迷っている『玄武』に『鬼人』は討ち取れないよ?」





 「見込み違いだったか……」


 『城里試合』に立ち会いをしている鷹さんは、光陽の様子を見て最後に技を見た時よりも錆びついている事に呆れていた。


 「修練は怠っておらん。それはワシが保証する」

 「別にソレを疑ってるわけじゃないさ。そもそも、ある程度不調でも、あそこまで簡単に状況が悪くなるのは見過ごせないよ」


 無論、『玄武双璧』と光陽自身の生き方にも、今の状況の悪さはあるのだろうが……それにしても酷すぎる。


 「『城里試合』が終わったら、本気で見合いでもさせた方が良いんじゃないかい?」


 鷹さんの光陽に関しての事は、冴烈と同等に把握している。

 (ヤエ)が居なくなった事で……技が落ちたと言っていたことも、生き方自体に迷いが生じている事も、全ては“生涯を賭して護る者”の不在による所が大きいと見ていた。


 「『玄武』を継ぐ以上、途中退場は出来ん。ソレを決めたのが本人であろうとも――」


 一度決めた宿命を易々と切り替える事は、誇りを……自身の在り方を否定する事と同義なのだ。


 「だからだよ。無駄死にさせるよりも、伴侶(よめ)でも見つけてあげた方がまだマシさ」


 責任を持ち、帰る場所を見つける事で、少なくとも死に対して少しは警戒すると考えたのだ。むしろ……今のままで“仕事”に出せば間違いなく死んでしまうだろう。


 「……そうだな」

 「冴烈、アンタなんか知ってるね? 光陽の色恋は全然知らないけど……居るのかい?」

 「何が?」

 「しらばっくれるんじゃないよ。アイツの相手さ」


 そう冴烈は、その件で不思議がっているのだ。

 なぜ迷う? 光陽……お前は“護る者”を見つけたハズだ。その背に命を賭して護る“存在”を……


 「終わってから本人(こうよう)に聞けばいい」

 「気を失ってなければね」


 今のお前では――『玄武双璧』だけでは『鬼人』には勝てない。ソレを思い出せ光陽――





 こんな時まで……何を考えている。ここまでオレは……

 ノハは迷いなく踏み込んでくる。冷静に、的確に、肩の外れた右側から攻撃を集中してくるのだ。受けは無視し、長期戦を避ける為に逆に踏み込む――


 「……」

 「!?」


 だが、咄嗟に足を止めて身体を引く。顔面を狙ったノハの回し蹴りが、前髪を掠めた。


 「――それだけ?」


 次に、丸太を叩きつけられた様な衝撃を、残った手で庇うように受けて吹き飛ぶ。

 頭を狙って放たれた蹴りは不発に終わったが、そのまま地に着くと同時に反対の足で、もう半歩踏み込んで蹴りつけたのである。


 この程度なら本来は『発剄』で弾き返せた一撃だった。


 「全てにおいて……見るに耐えない。今の君は追いかけるに値しない」


 虚を突き、踏み込んでいたノハによって、一撃一撃がとてつもなく重い連打が叩き込まれる。その際にもノハは隙を一片も見せずに、反撃の糸口を与えるつもりはなかった。





 何を護る?

 それが、オレの生涯の課題だった。その時は躊躇いなく“家族(ヤエ)”だと答え、それ以上の事は考えなかった。

 必要が無かったからだ。オレは……その為に『玄武双璧』を祖父に求めたんだ。

 オレだけが背負えばいい。オレだけが血に濡れればいい。オレの生きる世界で大切な人を失いたくない。


 だから、アイツの――ルーの為を思って……アイツにも余計な事を背負わせて、足枷とさせたくなかった。

 これから何が起こるのか解らない。けど、何が始まるかは……知っている。

 この場所と同じように世界中が巻き込まれるのだ。今回は運が良かった。あの戦いで誰も死ななかった。

 オレが原因で大切な人が死ぬ。とても耐えられる事じゃない。


 常人ではとても生きていけない世界に身を置いている。けど、オレは弱い。


 昔から失う事に慣れてないのだ。だから……【英雄】として刀をアイツに向けた時、本当に怖かった。

 オレが望んでいる事じゃないのに……奪おうとしたんだ。アイツの命を――

 自分が自分で解らなくなる。制御できない自分は何者で、何を護るために――


 “助けてくれて……ありがとう”


 「――ああ、そうだよな」


 ノハが放つ脇腹を狙った蹴りが、光陽へ炸裂する。容易く骨を砕く、その一撃は勝負を決めるつもりで放った一撃だった。

 だったのだが――


 「!!」


 光陽は僅かに屈んで外れた肩を、その蹴打を合わせた。生々しく骨がぶつかる音が響く。


 「ありがとよ。肩……上手く嵌ったぜ――」


 次に踏み込んだ光陽の震脚に、ノハは寒気を覚えて後退し、突き出された掌底打はギリギリ触れずに退がりきった。


 「――――カハッ!?」


 しかし、距離を置き躱したハズのノハが感じたのは、内部で響く、重い痛み。内部を揺らされた事によって、どこか痛めたらしい。口の端から血が流れる。


 遠当て。掌底打はフェイントで、本命は震脚による地を通してでの“剄”の伝達ダメージだった。


 「ノハ……悪かったな。全面的に謝る」


 どこか影のあった光陽は、いつものように軽い口調と余裕のある表情に戻っていた。


 「オレは馬鹿だ。だから……あれこれ考えるのは止めにする」


 どうもタイミングよく、アイツの声が聞こえた。別れる時に何かしたのだろうが……追及はアパートに帰った時にしよう。


 「ただ護る。ソレがオレの誇りある生き方だ。だから! 護る! アイツを! 家族を!」

 「…………」

 「『城里試合』だったな。そろそろ、終わりにしようぜ」


 先ほどとは、まるで別人の雰囲気を纏いながら、光陽は改めてノハを真っ直ぐ見据えていた。


 「正直に言うと……僕も使命より生き方が勝ったよ。今の君に勝たないと『城里試合』に勝利したとは言えない」

 「そうかい。そりぁ……嬉しい」


 互いに二撃目は考えていない。次の接触で間違いなく……どちらか一人が勝者となる。

 腰を落して中腰で構えを取る光陽と、腕を開いて次に最高の一撃を図るノハ。その時――


 「やぁやぁ、何だか……妙な雰囲気がしたので引き寄せられたよ。見学させてもらおうかな?」


 その場の四人すべてが気づかぬうちに、一人の人間の接近を許していた。そして、その場の四人は声を発した人物を驚きの目で見る。


 「……『お屋形様』」


 光陽は、その場に現れた城里巧断(じょうりくだん)を見て、会社の『総編集長』ではなく“本家”筆頭『城里家』当主――『お屋形様』として、この場に現れたのだと理解していた。


 「それで、君たちは何をしている?」

次話タイトル「To laugh sincerely 心から笑い合う為に」

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