プロローグ9 仲間達の事実確認
瑠璃の指差す先にいた堀田の姿を見た不審者の仲間達は、堀田の姿をまじまじと眺めた後、最初の不審者に瑠璃の話は本当の事なのか? と尋ねていく。
「……堀田……あのじじい、か……」
「おい、今あのキツネが言った事はマジなのかよ?」
「……ああ、マジだよ」
「……なんでそんな事したんだぁ? わざわざ問題を起こすような事は……」
「仕方ねえだろ!? あのじじい、あの隠れ家に住んでるって言うんだもんよぉ!」
「……なに……?」
「あの隠れ家の、本当の主……だと……?」
仲間達の質問に、本当の事だと答えていった最初の不審者。
この答えを聞いた仲間達は、それならどうして堀田に絡んでいったのか? と次の質問をしていった。
こうして行われた二つ目の質問に最初の不審者は、堀田が自分達が隠れ家として使っている小島の家の家主だから、だと答えていく。
この答えで仲間達の空気が変わったと判断した最初の不審者が、堀田に絡んでいった理由を話し始める。
「ああ、そうだ! だから、このままにしておくと絶対に揉め事になると思ってよ、それなら、揉め事になる前にあのじじいをやっちまえば、揉め事にはならねえだろうと思って……」
「……そういう事かよ……」
「んで、やろうとしたらチビギツネがいて、そのチビギツネにぶっ飛ばされた、てか?」
「……ああそうだよ、悪かったな!」
最初の不審者の話を聞いた仲間達が、ようやくここで起こった事のすべてを理解していく。
その結果、自身が瑠璃に吹っ飛ばされた事を改めて尋ねられた最初の不審者が、怒りながらそうだ、と答える。
そんな最初の不審者の態度を鼻で笑っていった仲間達が、隠し持っていた拳銃を取り出すと、瑠璃と堀田にその銃口を向けながら、ここから立ち去れ、と瑠璃と堀田に命令してきた。
「ははっ、情けねえやつだ!」
「本当だぜ、はははっ!」
「……」
「くっくっく……さて、と……じじいとチビ」
「……むっ!」
「さっさとどっかに行きやがれ! じゃねえと、ぶっ殺す!」
「……ぬ、ぬぅ……うん?」
「……狐火」
「え? う、うわぁっ!?」
「う、うおっ!?」
「げ、げえっ!? なんで俺様まで!?」
自分達に銃口を向けられた事に、堀田がこのままおとなしく不審者達の命令を聞いてここから立ち去るかどうかで頭を悩ませる。
しかしそんな堀田の悩み等どこ吹く風、といった感じで瑠璃が最初の不審者も含めた三人に狐火を炸裂させていく。
これに堀田が目を丸くして驚いていると、狐火を食らった三人が慌てふためいて湖に飛び込んで、自分達の体の消火作業を始めていった。
少し時間に余裕があったので、今日はまだ投稿します!
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