馬鹿弟子と師匠
午後六時四十二分。
ジャポネ北部、旧研究施設跡。
「……おらっ!」
黒瀬迅の右手が、地面へ伸びた。
空振り。
「……っだぁ!!」
今度は左手。
空振り。
「……だったら!」
両手。
空振り。
「…………」
迅は地面にしゃがみ込んだ。
目の前には、一人の少女。
白い髪。
白い瞳。
小柄な体。
ロージャ。
彼女は、何事もなかったかのように肉まんを食べていた。
「……ふむ」
もぐもぐ。
「……もう一度じゃ」
迅は顔を上げた。
「……なあ」
「何じゃ?」
「何回目?」
ロージャは少し考えた。
「……百二十七回目じゃの」
「数えてんのかよ!?」
「暇じゃからな」
「俺は全然暇じゃねぇんだけど!!」
ロージャは肉まんを一口食べた。
「……ならば、早く拾うがよい」
「だから拾えねぇんだって!!」
迅は頭をかいた。
目の前には、小さな石。
ただの石だ。
どこにでも落ちている、何の変哲もない小石。
しかし。
拾えない。
どれだけ速く手を伸ばしても。
どれだけ角度を変えても。
気づけば、ロージャの手の中にある。
「……お前、ズルしてねぇ?」
迅が尋ねた。
ロージャは首を傾げた。
「……何をじゃ?」
「能力とか」
「…………」
ロージャは少し黙った。
そして。
「……お主」
「ん?」
「勝てぬ理由を相手に求めるな」
迅は口を閉じた。
ロージャは続けた。
「相手が何をしておるか分からぬのなら、まずは見よ」
「……見てるって」
「見ておるだけじゃ」
「……は?」
ロージャは小石を地面に置いた。
「お主は、石しか見ておらぬ」
迅は眉をひそめた。
「……石を拾うんだから、当たり前だろ」
「そうかの」
ロージャは静かに言った。
「ならば、なぜわしに取られる?」
「…………」
迅は黙った。
ロージャは小さく頷いた。
「……考えるのじゃ」
迅は目を細めた。
地面の石。
ロージャの手。肩。足。視線。呼吸。
「…………」
少しだけ、何かが分かった気がした。
迅はゆっくりと手を伸ばした。
ロージャの右手が、わずかに動く。
その瞬間。
迅は左手を伸ばした。
「……取った!」
しかし。
「……残念じゃ」
小石は、ロージャの手の中にあった。
「……は?」
迅は固まった。
ロージャは微笑んだ。
「……少しはマシになったの」
迅は数秒黙った。
そして。
「……ははっ」
笑った。
「……面白ぇじゃん」
ロージャは小さく頷いた。
「……うむ」
「もう一回!」
「よかろう」
迅は拳を握った。
「今度こそ!」
「……ふむ」
ロージャは小石を置いた。
「では、百二十八回目じゃ」
「いちいち数えんな!!」
廃墟に、迅の声が響いた。
午後九時十三分。
旧研究施設跡。
「……はぁ……はぁ……」
迅は地面に仰向けになっていた。
全身が汗だくだった。
その隣では、ロージャが静かに将棋盤を並べていた。
「……なあ」
迅が呟いた。
「……何してんの?」
「将棋じゃ」
「見りゃ分かる」
「ならば聞くでない」
「……一人で?」
「そうじゃ」
迅は上体を起こした。
「……楽しいの?」
ロージャは少し考えた。
「……まあまあじゃの」
「……変な奴」
「お主に言われたくはない」
迅は笑った。
「ははっ! そりゃそうか」
ロージャは将棋の駒を一つ動かした。
ぱちん。
静かな音が響く。
迅はしばらく眺めていた。
そして。
「……なあ、師匠」
ロージャの手が止まった。
「…………」
数秒の沈黙。
「……何じゃ?」
迅は首を傾げた。
「ん?」
ロージャは迅を見た。
「……今、何と呼んだ?」
「師匠」
「…………」
「……何?」
ロージャは少しだけ目を細めた。
「……ふむ」
そして、将棋の駒を動かした。
「……悪くないの」
迅は笑った。
「だろ?」
「調子に乗るでない」
「なんでだよ!」
ロージャは小さく笑った。
「……馬鹿弟子」
迅は肩をすくめた。
「へいへい」
そして、時計を見た。
午後九時十五分。
「……あ」
ロージャが顔を上げる。
「……どうした?」
迅は固まった。
「……やべ」
「何がじゃ?」
「門限」
「……門限?」
迅は勢いよく立ち上がった。
「基地の門限、とっくに過ぎてんじゃん!!」
ロージャは静かに頷いた。
「……そうじゃの」
「そうじゃの、じゃねぇよ!!」
迅は荷物を掴んだ。
「やべぇ! また怒られる!」
ロージャは将棋盤を片づけ始めた。
「……気をつけて帰るのじゃぞ」
迅は振り返った。
「……師匠!」
「何じゃ?」
「明日も来ていい?」
ロージャは少し黙った。
そして。
「……宿題が終わっておらぬからの」
迅は笑った。
「……じゃあ、来るわ!」
「うむ」
迅は走り出した。
その背中に、ロージャが声をかけた。
「……迅」
迅が振り返る。
「ん?」
ロージャは静かに言った。
「風呂に入れよ」
「……は?」
「歯も磨け」
「……急に何だよ」
「宿題も忘れるでないぞ」
迅は笑った。
「ははっ! 分かってるって!」
ロージャは小さく頷いた。
「……風邪もひくでないぞ」
迅は少し黙った。
そして。
「……師匠」
「何じゃ?」
「……母ちゃんみてぇだな」
ロージャは目を細めた。
「……そうかの」
迅は笑った。
「じゃ、また明日!」
「……うむ」
迅は廃墟の奥へ走り去った。
ロージャは、その背中が見えなくなるまで眺めていた。
そして。
「……ふむ」
小さく呟いた。
「……賑やかな弟子じゃの」
将棋盤に視線を落とす。
先ほどまで一人で指していた盤面。
ロージャは駒を一つ動かした。
ぱちん。
「……悪くない」
誰に聞かせるでもなく、そう呟いた。
午後九時三十二分。
第七駐屯基地、正門。
「……止まれ!!」
門番の怒声が響いた。
迅は急停止した。
「……おっす!」
門番は顔をしかめた。
「黒瀬ぇぇぇ!!」
「……あ」
「貴様! また門限を破ったな!!」
迅は笑った。
「いや、ちょっと修行しててさ」
「修行!?」
「おう」
「誰の許可を得た!!」
「……師匠?」
「誰だそれは!!」
迅は首を傾げた。
「……師匠」
「名前を聞いているんだ!!」
「……ロージャ」
門番は数秒黙った。
「……知らん」
「だろうな」
「何だその態度は!!」
迅は笑った。
「ははっ! 悪ぃ悪ぃ!」
門番はため息をついた。
「……とにかく、明日司令官室に来い」
「えー」
「えー、じゃない!!」
迅は肩を落とした。
「……また説教かよ」
「当たり前だ!!」
そのとき。
「……迅?」
背後から声がした。
振り返ると、アギが立っていた。
手には軍用端末。
どうやら巡回記録を提出しに来たらしい。
「……アギ」
迅が手を上げた。
「おっす」
アギは迅を見た。
そして、時計を見た。
「……今、何時か分かっていますか?」
迅は笑った。
「……夜?」
「九時三十三分です」
「細けぇな」
「細かくありません!」
アギは額を押さえた。
「……あなた、どこに行っていたんですか?」
「修行」
「……修行?」
「おう」
迅はにやりと笑った。
「師匠ができた」
アギは目を丸くした。
「……師匠?」
「めちゃくちゃ強ぇ奴」
「……本当ですか?」
迅は頷いた。
「俺、全然勝てなかった」
アギの表情が変わった。
「……あなたが?」
「おう」
迅は笑った。
「すげぇんだよ、あいつ」
アギは少し考えた。
「……その方は、超越者ですか?」
「知らね」
「……知らないんですか!?」
「聞いてねぇし」
アギはため息をついた。
「……せめて、身元くらい確認してください」
迅は首を傾げた。
「……なんで?」
「危険だからです!」
「でも、肉まんくれたぞ」
「それだけで信用したんですか!?」
迅は笑った。
「おう!」
アギは頭を抱えた。
「……本当に、あなたは……」
そのとき。
宿舎の方から、大きな声が響いた。
「おーい!!」
ラフバだった。
彼は走ってくるなり、迅の肩を掴んだ。
「迅!!」
「あ?」
「お前、どこ行ってたんだよ!」
「修行」
「……修行!?」
ラフバの目が輝いた。
「俺もやる!!」
迅は笑った。
「ははっ! お前もかよ!」
「当たり前だろ!!」
アギは二人を見た。
そして。
「……お願いですから、まずは司令官に報告してください」
迅とラフバは顔を見合わせた。
「……なあ、ラフ」
「ラフバだ」
「明日、師匠んとこ行く?」
「行く!!」
「……聞いていますか?」
アギの声が、夜の基地に響いた。
翌日。
午前六時。
第七駐屯基地、第一訓練場。
「……おい」
榊原宗一郎大佐は、目の前の三人を見つめていた。
迅。
ラフバ。
アギ。
そして。
「……貴様ら」
榊原は深くため息をついた。
「なぜ、また揃っている?」
迅が答えた。
「説教?」
ラフバも答えた。
「知らね!」
アギは静かに答えた。
「……私も分かりません」
榊原は机を叩いた。
「黒瀬!!」
「はいはい」
「返事は一回!!」
「はい」
榊原は書類を見た。
「昨日、貴様は無許可で基地を離れたな?」
「おう」
「門限も破ったな?」
「おう」
「そして、外部の人間と接触したな?」
「おう」
榊原は顔を上げた。
「……その人物は誰だ?」
迅は笑った。
「師匠」
「名前を聞いている!!」
「ロージャ」
榊原は眉をひそめた。
「……ロージャ?」
「おう」
「所属は?」
「知らね」
「経歴は?」
「知らね」
「能力は?」
「知らね」
「…………」
榊原は目を閉じた。
「……貴様は、何を知っている?」
迅は少し考えた。
そして。
「……強ぇ」
「…………」
「あと、肉まんくれた」
榊原は天井を見上げた。
「……誰か、こいつをどうにかしてくれ」
アギが小さく手を挙げた。
「……大佐」
「何だ?」
「私からも、一つお願いがあります」
榊原はアギを見た。
「……言ってみろ」
「迅の言う師匠について、調査を許可していただけませんか?」
迅が振り返る。
「……え?」
アギは続けた。
「昨日の戦闘を考えると、私たちには更なる訓練が必要です」
榊原は黙っていた。
「もし、その方が本当に優れた指導者であるなら、協力をお願いする価値はあると思います」
榊原は少し考えた。
そして。
「……分かった」
迅の目が輝いた。
「お!」
「ただし」
榊原は三人を睨んだ。
「必ず報告を行え。無断外出は禁止だ」
迅は笑った。
「へいへい」
「返事は!?」
「はい!」
ラフバが拳を握った。
「よっしゃ! 修行だ!!」
アギはため息をついた。
「……まずは、会ってからですよ」
こうして。
第十三混成班の三人は、ロージャのもとへ向かうことになった。
午後一時。
ジャポネ北部、旧研究施設跡。
「……師匠ー!」
迅の声が響いた。
「来たぞー!」
建物の奥。
ロージャは将棋盤の前に座っていた。
「……ふむ」
顔を上げる。
「……来たか、馬鹿弟子」
迅は笑った。
「おう!」
その後ろから、ラフバとアギが姿を現した。
ロージャは二人を見た。
「……ほう」
ラフバが前に出た。
「お前が迅の師匠か!?」
「そうじゃ」
「俺とも勝負しろ!!」
即答だった。
アギは額を押さえた。
「……ラフバ、まずは挨拶を」
ロージャはラフバを見た。
そして。
「……嫌じゃ」
「……は?」
ラフバが固まった。
迅が吹き出した。
「ぶははっ! 断られてんじゃん!」
ラフバは顔をしかめた。
「なんでだよ!」
ロージャは静かに答えた。
「面倒じゃからの」
「……面倒!?」
「そうじゃ」
迅は腹を抱えて笑った。
「はははっ! 師匠、最高!」
ラフバは拳を握った。
「……おい!」
ロージャはラフバを見上げた。
「……何じゃ?」
「俺は強ぇぞ!」
「……そうかの」
「迅より強ぇ!」
迅が振り返る。
「はぁ!?」
「事実だろ!」
「どこがだよ!」
二人は睨み合った。
ロージャは静かに見つめていた。
そして。
「……ふむ」
小さく呟いた。
「……似ておるの」
「「似てねぇ!!」」
声が重なった。
アギはため息をついた。
「……本当に、すみません」
ロージャはアギを見た。
「……お主は?」
アギは軽く頭を下げた。
「アギ・ハワーと申します。迅とラフバの班長を務めています」
「……ほう」
ロージャは少し目を細めた。
「……苦労しておるの」
アギは数秒黙った。
そして。
「……分かっていただけますか」
ロージャは静かに頷いた。
「……うむ」
アギは小さく笑った。
「……ありがとうございます」
迅が口を挟んだ。
「なんだよ、二人して!」
ラフバも笑った。
「俺らが悪いみてぇじゃねぇか!」
アギは即答した。
「悪いんです」
ロージャも頷いた。
「そうじゃの」
「「おい!!」」
廃墟に、二人の声が響いた。
「……さて」
ロージャは立ち上がった。
「せっかく来たのじゃ」
三人を見る。
「少し、遊んでやろう」
ラフバの目が輝いた。
「……お!」
迅も笑った。
「やっとか!」
アギは静かに構えた。
「……よろしくお願いします」
ロージャは小さく頷いた。
「……うむ」
そして。
「三人まとめて、かかって来るがよい」
「…………」
迅が固まった。
ラフバも固まった。
アギも目を細めた。
「……三人、まとめて?」
迅が尋ねた。
ロージャは頷いた。
「そうじゃ」
ラフバが笑った。
「……ははっ!」
拳を握る。
「面白ぇじゃねぇか!!」
迅も笑った。
「師匠、後悔すんなよ!」
アギは静かに刀の柄に手を添えた。
「……では、遠慮なく」
三人が同時に動いた。
迅が右から。
ラフバが左から。
アギが正面から。
三方向からの同時攻撃。
しかし。
「……甘いの」
ロージャが呟いた。
次の瞬間。
ドンッ!!
迅が地面に転がった。
「……は!?」
ラフバの拳が空を切る。
「……な!?」
アギの足元が崩れた。
「……っ!?」
三人が、ほぼ同時に体勢を崩した。
ロージャは、先ほどと同じ場所に立っていた。
「…………」
迅は目を丸くした。
ラフバも固まっていた。
アギは静かに息を吐いた。
ロージャは小さく頷いた。
「……ふむ」
そして。
「……まだまだじゃの」
迅は笑った。
「……ははっ」
ラフバも笑った。
「……最高じゃねぇか」
アギは小さく微笑んだ。
「……本当に、すごい方ですね」
ロージャは三人を見た。
「……では」
地面に小石を置いた。
「次の宿題じゃ」
迅が顔をしかめた。
「……また石!?」
ロージャは頷いた。
「そうじゃ」
ラフバが首を傾げた。
「……石?」
アギも不思議そうに見た。
ロージャは静かに言った。
「三人で、この石を拾うがよい」
迅は笑った。
「……師匠」
「何じゃ?」
「俺、昨日それ百回以上やったんだけど」
ロージャは小さく頷いた。
「……百二十七回じゃ」
「覚えてんのかよ!!」
ラフバは拳を握った。
「よっしゃ! 俺が先に拾う!」
迅が振り返る。
「はぁ!? 俺が先だ!」
アギはため息をついた。
「……だから、勝負では……」
ロージャは静かに微笑んだ。
「……ふふ」
そして。
「……賑やかじゃの」
こうして。
三人の修行が始まった。
夕暮れ。
旧研究施設跡。
「……はぁ……はぁ……」
迅は地面に座り込んでいた。
ラフバも隣で寝転がっている。
アギは少し離れた場所で、静かに息を整えていた。
三人とも、疲れ果てていた。
そして。
小石は、まだ拾えていない。
「……くそっ」
ラフバが呟いた。
「……一回も取れねぇ」
迅は笑った。
「ははっ! 俺なんか昨日からだぞ」
アギは静かに頷いた。
「……ですが、少しずつ分かってきました」
迅が振り返る。
「……何が?」
アギはロージャを見た。
「……私たちは、相手の動きを見てから反応しています」
ロージャは小さく頷いた。
「……うむ」
アギは続けた。
「ですが、それでは遅い」
迅の目が動いた。
「…………」
「相手が何をしようとしているのか。その兆候を読み取らなければ、間に合いません」
ロージャは静かに微笑んだ。
「……よく気づいたの」
アギは軽く頭を下げた。
「ありがとうございます」
迅は少し考えた。
そして。
「……なるほどね」
にやりと笑った。
「じゃあ、次は取れるな」
ロージャは首を傾げた。
「……どうかの」
迅は笑った。
「絶対取る!」
ラフバも拳を握った。
「俺が先だ!!」
アギはため息をついた。
「……また始まりましたね」
ロージャは小さく笑った。
「……ふふ」
夕日が、廃墟を赤く染めていた。
四人の影が、長く伸びる。
迅はロージャを見た。
「……なあ、師匠」
「何じゃ?」
「明日も来るわ」
ロージャは頷いた。
「……うむ」
「明後日も」
「うむ」
「その次も」
ロージャは少しだけ目を細めた。
「……好きにするがよい」
迅は笑った。
「ははっ! じゃあ、そうする!」
ロージャは静かに頷いた。
そして。
「……迅」
「ん?」
「風呂に入れよ」
迅は笑った。
「分かってる!」
「歯も磨け」
「はいはい!」
「宿題も忘れるでないぞ」
「……それは考える」
ロージャは目を細めた。
「……馬鹿弟子」
迅は笑った。
「ははっ!」
ラフバが首を傾げた。
「……なんだ、それ?」
アギは小さく微笑んだ。
「……何だか、親子みたいですね」
迅はロージャを見た。
ロージャも迅を見た。
数秒の沈黙。
そして。
「……まあ」
迅が笑った。
「……悪くねぇな」
ロージャは少しだけ目を細めた。
「……そうかの」
夕暮れの廃墟。
四人の笑い声が、静かに響いた。
この日々が、いつまで続くのか。
誰にも分からない。
けれど。
少なくとも今は。
この場所が、迅にとって少しずつ大切な場所になり始めていた。
次回予告
ロージャの修行が本格化する。
速さに頼る迅。
力に頼るラフバ。
技術に優れるアギ。
それぞれの弱点を見抜いたロージャは、三人に異なる課題を与える。
一方、アリス教軍では、旧市街での戦闘記録が上層部へ提出されていた。
未覚醒でありながら超越者に立ち向かった三人。
その存在が、少しずつ敵の関心を集め始める。




