おはよう……ございます?
おはようございます。アンバーです。
わたしは今、《琥珀の森・最深部》と呼ばれる場所で目が覚めました。長い夢を見ていたような気がします。
え?なんで場所の名前がわかったかって?
琥珀色の丸い石が嵌っている大きな本の『マップ・現在地』というページに書かれていました。しかもこの地図、歩けば歩くほど白紙だった場所に地形やその特徴、動植物の分布などが事細かく記載されていきます。まるで魔法の本、まほんですね!
最深部というだけあってくすんだ色の白い石を切り出して作られたであろう建物たちに木の根っこらしきものが絡みついてます。わたしはそこから木の根を掻き分けて出てきました。
本の1ページ目には『ミッション・地上を目指せ!』と記載されています。地上とは何なのでしょうか。本に書かれているその文字を軽くなぞると、目を凝らせばわかるくらいの細い細い光の筋のようなものが別の部屋に向かって伸びていました。
地上?という物にそこまで興味が無いのでとりあえずこの不思議な本を読んでみることにしました。
最後のページにはわたしと思われる少女のプロフィールが書かれていました。そこでわたしはわたしという存在を知るのでした…………。
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名前 アンバー 性別 女性 種族 ■■■
製造年月日 ■3■0年 ■月 ■日
家族構成 ー
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特記事項 プロトタイプAの核は琥珀色の石である。
とてつもない靭性と硬度を誇るが肉体と必要以上に引き離すと肉体が死体のように動かなくなるので要注意。該当する石を近付けると何事もなかったかのように振る舞い始めるので取り扱いには注意が必要である。また、当個体は他の個体など当てにならないような特異体質のため、石と肉体を引き離すとどうなるかわからないのでやらないほうが良いと結論付けられた。
どちらにせよ、できるだけ彼女を監視すべきである。
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え?なにこれ。




