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『ダンジョン物語』  作者: nankul naisa
プロローグ
4/6

04 武器購入

ハイサイ!nankul naisaです。

読んでいただきありがとうございます。


普段はnoteの方をメインで活動してます。他にもyoutubeやスタエフやサブスタもしています。

アイデアはたくさん思いつくのですが形にするのは苦手なのでAIと一緒に作ってます。


この作品は一年前に書いたものですが、眠っていたのをnoteに出してみて、なろうの方が読みやすいかと思って出してみました。



 ◇◆◇


 数日後。ギルドのカウンターで、影真は無表情のままカードを差し出した。

 担当の受付嬢が端末を通して数字を確認し、思わず目を丸くする。


「えっ……すごい。もう10,000Pを超えてるじゃないですか」


「ええ、まあ」


 それだけ答えて、影真は視線を逸らす。表情は変わらない。

 だが喜びを抑えきれず指先はリズムを叩いていた。


 受付嬢は微笑ましそうに、優しく言葉を続ける。

「影真さんって……感情が読みにくい方だと思ってましたけど」


「……」


「でも、報酬の数字が増えたとき、必ず目が少しだけ開くんですよね」


 影真は一瞬だけ時が止まり、それから気まずそうに視線を泳がせた。


「……そういうのは、俺がいない時に言ってくれ」


「ふふっ、やっぱり分かりやすい人ですね」


 受付嬢が笑うと、影真は苦笑いで返した。

 耳の先がわずかに赤いことを見られてる事に彼自身は気づいていなかった。


 ◇◆◇


 数日間、浅層での戦闘を繰り返し、影真の探索者カードには「27,800P」と数字が表示されていた。

 これだけあれば、ずっと欲しかった武器を手に入れることができる。


 街の一角にある武器屋へ足を踏み入れると、鉄と革の匂いが鼻をくすぐった。

 棚には剣や槍、短剣、メイスなど様々な武器が並んでいる。

 影真は適当に物色し色んな武器を見てる内になんだかセール品でもいいかと思い直し、セール品コーナーへ向かった。

 「安くても、手頃で使いやすい武器があれば今の俺には十分だ」


 カウンターの向こうには、にこやかな女性が立っていた。

 店主の奥さんらしく、愛想の良い笑顔で迎えてくれる。


「いらっしゃいませ! 今日はどんな武器をお探しですか?」


 影真は軽く挨拶をして、セール品の中から何となく3つの短剣を指差す。

「それをください」


 女性は手早く武器を取り上げ、細かく点検した後、端末に影真の探索者カードをかざす。

 数字が光り、「12,800P」と減算される。


「お買い上げありがとうございます! 良い冒険になりますように♪」


 短剣を腰に差し込むと、拳と刃、武器が2つなった事に少し高揚する。

 


 「……ダンジョンで試すのが楽しみだ」


 影真は口角をわずかに上げる。

 戦闘中の熱が、ほのかに蘇る。


最後までお付き合いありがとうございました。

ゆる~く更新出来たらと思ってます。

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