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13 見たのはただの破壊だった

「華やかに!くたばれぇぇ!!錬成(れんせい)魔法・《オリジン・ブレード》!!」


 仄かな光の粒が、シャナが兄さんと呼んだ男を中心に漂う。

 

 それは手の中に吸い込まれ、気が付けば、そこには滑らかで純粋な刀身を伸ばした剣が握られていた。


「シャナ!シャナ!シャナァ!」


 妹の名を殴打(おうだ)するように連呼(れんこ)する度、刀身がみるみるうちに巨大化する。汚れた歓喜に侵された精神からなだれ込む魔力に、その刃はもがき苦しむように、強く強く、繰り返し強く、光を放った。


「見苦しい!」


 耐え兼ねたシャナが一歩を踏み込み、凶悪な威力を誇る、その魔法を放とうとして。


「《フリーズダスト・キャノン》!!」


 俺の背中に遮られた。


「呼んでいない。呼んでなどいない。邪魔など邪魔されるなど。気分が悪い。あああ悪い悪い。なんだこの魔法!?こんなちっこいのぶつけてなんになる!?生意気なんだよ、がきぃ!!」


 その行為は、その男の逆鱗に触れた。それだけで、何も与えられなかった。傷も、痛みすらも。


 錬成魔法で創られた剣の一振りで、俺の魔法は全て掻き消えた。


「どいて」


 後ろから、シャナの声。


「俺もたたか」


「どいて」


 俺も戦う。その言葉を、シャナはさっきと同じ言葉で断つ。


「二度忠告したからね」


 その意味を肌で感じ取った俺は、全身を地面に叩きつけるように伏せた。


「破壊魔法・《ノーマルバースト》」


 赤黒い血のような二重の螺旋(らせん)に空間が穿(うが)たれ、辺りが飲まれる。


 それがただ蹂躙(じゅうりん)するだけの存在だと、一目で分かった。


 見上げた視界の中、どこも、目の前の地面が抉れていたからだ。


 建築物に当たらないよう、制御された射程圏内を”破壊”する攻撃。


 破壊されなかったのは、伏せていた俺と、邪悪な笑みを浮かべる彼女の兄だけだった。

 更新遅れてすみません!!


「あれどうしたんだろう」と心配してくれた読者の皆様、ありがとうございます!!ご安心を!!今日みたいなことは起こさないように反省しています!!今後も毎日更新の方針は変わりません!!


「あ、ほんとだ」と思ってくれた皆様!!気にせずお楽しみください!!


「いや初見ですけど」と思ってくれた皆様!!まあたぶんここから読み始める方はいらっしゃらないとは思いますが、楽しんでいってください!!大歓迎です!!最初から読むことをおすすめしますが!!

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