白、決断する
原因不明(多分画面の見すぎ)で書いているので内容が……後で手直しするかもしれません。
大変なことが起きた!
『白……逃げて!!』
『黒ー!!黒ぉぉー!!』
見つかった……私達を欲しがっている強欲な人間に。
『俺がアイツ等の気を引くから……その間に逃げて!早くっ!』
『うっうぅぅぅ……』
黒は私を逃がすために自分に掛けた馬に誤魔化す術をわざと解いて密猟者の前に躍り出ました。
そして密猟者を挑発するように嘶き私とは反対方向に走っていってしまった。
私は不人気な白い色と角が抜けていたために目にも留まらなかったのか見逃されました……
放牧地での突然の出来事にアルテやユーリも気が付いていないでしょう。ここは少し家からも遠すぎました。これは追いかけっこに夢中になりすぎた私の所為です。
その後、黒は帰ってきませんでした。
5日たちました。黒の行方は解りません。
一週間たちました。黒と思われる黒い馬型の騎獣が捕まったと噂が帝都では持ちきりだそうです。黒は捕まって帝都に連れていかれた……私は絶望しかありませんでした。
10日たちました。
アルテやユーリの静止を振り切って帝都に単身乗り込もうとしましたが、ユーリのお父さんに止められ断念。ユーリのお父さん……ホントに人間ですか?
とうとう私のなけなしだった食欲も無くなり始めて少し痩せました……脚の骨が浮き出てきてちょっとヤバイと自分でも思ったのですが、こればっかりはどうにもなら無い。
始めて……群れからはぐれて私を産んだお母様を心配して暴れたお父様の気持ちが少しわかってしまった。
私は……黒が好きなんですね。
遠くに行って始めて気がつきました。失ってから気付くと言うのは本当なんですね。
恋って苦しいと思い出しました。
「白……」
『諦めませんよ』
「白?」
諦めません。私は今は誇り高いヘイムグル。惚れた相手を目の前で奪われるなら奪い返します。
何より私はお母様の娘です。
意中の雄がいるなら雌として闘って勝ち取らなければ!!
『奪われたなら取り返すまでです!』
「白……うん、それなら協力するよ。ね、ユーリ」
「ああ、時間かかったが……待たせて悪かったな」
どうやら色々と旅に必要な用意をしていたアルテとユーリ達。私は黒が居なくなってから厩舎や放牧地を闇雲に走ったりウロウロ徘徊したり……何もしてなかったです。恥ずかしい……
協力してくれる人がかなり遠くに住んでいるので時間がかかったようですが……誰なんでしょうね、協力者って。
ユーリ曰く「父親の知人」らしく、アルテ曰く「怒ると恐い」らしいです。そんな人が味方してくれたのは……嬉しいよですが何だか怖くもありますね。
私はどんなにチート種族であっても帝都まで無事とは到底思えません。特に道順なんて知りませんし、迷うこと掛け合い……洒落じゃないですよ?
アルテは道順を知らないのですが、ユーリは一度行ったことがあるそうで、案内してくれるそうです。ありがとうユーリ。内心ヘタレと言っていた事が有りましたが「おい、聞いてねぇーぞソレ」
まぁ、今ではどうでもいいことです。
良かったです。ホントに……
『このままここで燻っていたら……帝都に着くまでに進行方向にあるもの全て消し炭にでもしてでも探そうかと思ってましたから♪』
「間に合ってよかったよ……心底」
「白……恐ろしい子っ」
そんな、誉めてもなにもでないでふ
「あっ、噛んだ」
「誉めてねぇーよ、素で呆れてんだよ」
ふふ、これも一途なヘイムグルの血です。仕方ないのですよ。
お父様もお母様も多分お互いに何かあればその美しい角や毛並みを血に染まることになるでしょう。
それがヘイムグルなんですから。
そんな一途なヘイムグルを敵に回してきた人間達が今だ何の被害もなく呑気に暮らしているのは単に私たちが怒っていないだけですから……いいえ、怒ってますね……怒ってますけど、色々と事情があって今まで報復に出なかっただけです。
例え番のどちらかが捕まっても、着いていくのでどんな環境でも別にいいとか…まぁ、そんなもんでふ。
「そうなんだ……」
「相手さえいれば良いのか……」
『まあ、そうですね。』
ただ、人間達の土地はマナが少なく、子供を産むには適してないので産まないんです。だから黒の両親は成長に必要なマナが豊富なあの森に残るように逃がしたんです。
どんなに食べ物を与えられてもマナが豊富でなければ意味がありませんからね。
「禿山が出来上がるんですねわかります」
「食べる量スゴいからなお前ら」
『強い種族は大体体を保持するためにエネルギーが必要なんですよ~』
さあ、こうなったらトコトン相手を潰し……いえ、吊るしてやりますよ。馬みたいだから出来ないと思います? ……フッフッフッ……チート種族は伊達じゃないですよ。やろうと思えばデキマスヨキット!
多分まだ更新速度は早くならないですね。
早く良くなるように目が疲れないようにしています。




