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投稿再開……ですが、やはり今後も亀更新です。
あれから小一時間ほどアルテとユーリに説得されて渋々この場所にお世話になることになりました。白と黒です。今の私の外見はユーリ曰く一歳なるかならないかの外見だそうです。ちなみに黒は2歳馬だそうです。まだ一歳にも満たないのに……私も黒も規格外ですね。………いえ、ヘイムグルという種族であって、馬ではないので規格外とか関係ないのでしょうけど。
ヘイムグルでも黒の体格は規格外だとは思います。それと、私も小さいと言う点は規格外……ち、チビじゃないです(T^T)
『今日も白は百面相をしてるね』
『ウワヮッ……黒!後ろから急に話しかけないでください。驚きました。』
『白、俺達馬面だよ?後ろもある程度見えるでしょ?』
『う゛っ』
はい、見えてます。が、人だった時の感覚が残っているので……時々後ろ側の事に反応できないなです。見えてはいますけどね。
《大事なことなので二度言いました?ってやつだね》
《言ってやるな……それにしても今までどこにいた?》
《あ、スマホでゲームしてたよ。凄いよね今のケータイは。》
《今はやってないのか?》
《やりたいんだけどさぁ~、遊んでたデータが消えちゃって……やる気なくした》
《……役目を果たせ》
なんだか遠くの遠くで何かを話しているような気がしますが、今は今後の事が気になります。
一体いつまでここにいられるのでしょうか。大好きな林檎をモシャモシャ食べながら考えていました。けれど、思考が明後日の方向に行ってしまいいつも最後はなってみないと分からないとか、黒に言われる事になるんです。分かってはいますけどね。気にしていても仕方ないことくらいは。でも、黒はもう少し気にした方がいいと思います。てか、私を探しに来ない方がよかった気がしますが……黒の性格上無理なんでしょうね。一度こうと決めるとテコでも動かない頑固者ですから。え?私が言えない? そうですね、二人とも頑固ですね。
『モシャモシャ……』
『あ、俺にも少し分けて?』
『いっぱい有るのでどうぞどうぞ』
悩んでいるとお腹が空くのです。きっと体の成長と併合して頭を動かす為に栄養が膨大に……ん?私がバカだから余分に栄養を必要としている?
一理ありますね。
そもそも、子ヘイムグルは食べ盛りの時は際限なく食べます。こうして林檎の山をポンッと出せるアルテとユーリの家族が経営する農園は私たちにはもってこいなのです。私たちって本当は運が良いのかな?
いやいや、そもそも運が良かったら捕まって群れとはぐれたりなんかしませんよね。これは悪運と言うのでしょうか?
あま、それはさておき。黒と私は一メートル程のこの林檎の山でも軽くペロッと食べてしまいます。一体何処に入るのか私たち種族の胃袋に多少の疑問を持ちつつも構わず食べつつけました。
『白は本当に林檎が好きだね』
『はい!小さい頃から好きなんです……?』
『うん?(転生前から好きだもんね)』
小さい頃からなんて……今でも子供なのに、黒は不振に思ってないからよかったものの、もしも私が……転生して人間の記憶があると気付かれる事に……どういう反応を見せるのでしょ?
とっても恐いです。
『長も瑠璃さんも白の事は心配してるよ?』
『唐突にどうしたのですか?』
私ってばそんなに不安そうな顔をしていたのでしょうか? 眉間に皺を……これはいけません! 将来皺が深く……お、おおうふ……蹄の前足では眉間辺りの皺を伸ばすこともできません!なんてことですか!?
『顔も掻けませんでした……( ´ω`)』
『そんなときは俺が角で掻くよ?』
若返りの妙薬にも(効能が本当にあるかは不明)、強力な魔術の媒介にもなる超レアアイテムも私たち種族にとっては孫の手と同じ扱い……これって人間たちが知ったら仰天モノなんではないでしょうか?
……今のところアルテとユーリ以外の人間に私たちの声は聞き取れない様ですが、言ってみたいですね……どんなに驚くことでしょう。ユーリ曰く私たちって神聖な生き物と見られているらしいですよ?
魔物なら人を襲うと人間たちは思っているから。狂暴なのは肉食の魔物と雑食の魔物に限りますよ? たまに縄張り意識が異様に強い個体もいますけどね。基本目があったから攻撃する訳ではないのです。どちからというと、人間側から攻撃される事の方が多いと思うのです私は。
意外な事実、魔物たちはそんなに攻撃的ではない様です。ちょっと体が頑丈で魔術を使える野性動物的な経ち位置なんです。多分……




