馬だからと言って羞恥心がない訳じゃないのです!
さて、再開します。
はい、再開です。この物語が再開します。
白ちゃんたちも再会しました。
お待たせして申し訳ありませんでした!!m(__)m
はい、どうも皆さん。ただ今黒がベッタリくっ付いて離れないので身動きが取れない白です。
『黒、いい加減離れてください。動けませんから……。』
『もう少ししたらね。』
どうやら黒は寂しかったようです。それとも反抗期でしょうか? どちらにしても私の行動を著しく 妨害していますよ。
………ほら、アルテとユーリがドン引きしてますからいい加減離れなさい。
「えっと…白? この馬は知り合い?(メッチャ睨んできてるんだけど…)」
「それよりも、先ずは白の涙拭いてやれよ(なんつー目力だよ黒いやつ……)」
そう言ってユーリがアルテにハンカチを渡して私の方に来ようとした。そう゛した゛のだ。
『それ以上近付くな…』
「「(あぁやっぱりね)」」
今まで聞いたことの無い程の冷たい声でした。黒がこんなに冷たい声でした話しているのは初めて聞きましたよ。どうしたんでしょ?
『あの~黒? 何でそんなに怒っているんですか?』
「「(鈍い!鈍いよ白!!)」」
《そう、白はとても鈍かった。特に自分自身に向けられる好意には。その鈍さははからずもアルテとユーリの心を一つにした。(まぁ、白にたいするツッコミ限定だけどな。)》
『白、その鈍さは危ないから気を付けね。見知らぬヒトに無闇に優しくしたらダメだよ。漬け込まれるから。』
『それは大丈夫ですよ。私は条件が合わないと助けたりしませんから。』
『(その条件自体が甘いから危ないんだよ……)』
「(とても高価な宝石と林檎山ほどで交換が条件って…確かに危ないね)」
「(白はお人好しなんだな…。)」
[!]
[白は「お馬好し」の称号を手に入れた!]
『!!!(び、ビックリしたー…何ですかいきなり。称号取得時にこんなお知らせ技能なんか無かったんですけど~)( ; ゜Д゜)』
「!(お馬好しって………)」
「………(白ってまさか…)」
『(あの人間ふたりは今の表示が見えたのか? このふたり警戒した方がいいか。)』
《何かに気付いたユーリと黒に対して白とアルテは暢気な事を考えていた。》
『えっと、アルテ、ユーリ。こっちは幼馴染みの黒です。黒、こちらはアルテとユーリです。アルテ二人には色々とお世話になったんですよ。』
『…それなら良いけど…。悪かったよ。勘違いして転ばしたりなんかして。』
まだ腑に落ちない様な顔をしていましたが、一応納得はしてくれた見たいです。一先ずは安心してもいいかな。
「あぁ、良いの良いの。勘違いしても仕方なかったよ。白から聞いたけど密猟者に捕まったんでしょ? なら心配してたんだから。ねえユーリ。」
「そうだな。心底心配してたみたいだし(黒は白に惚れてるな…。そりゃぁ焦るよなぁ~)」
なんだか黒に対してユーリが同情するような目をしています。そんな事してると黒がキレますからやめてくださいな。黒って同情されるのがとても嫌いなんですよ。
『それにしても黒、道中独りで大丈夫でしたか?魔物とかイッパイ居ましたよ。かく言う私も敵に追いかけられて……』
『ちょっと待って、白?追いかけられたって大丈夫だったの?』
あ、あれ?何で私地雷踏んだのでしょう……
黒の眉間に皺が寄っていきます。
『黒あのですね、その、密猟者の馬車を燃やして脱出したらですね。その……お腹が空きまして…美味しそうな木の実とか探していたら魔物の雄叫びにビックリして、ミルの実を落としてしまって……頭にきてその魔物を吹っ飛ばしたら……アルテが居たんです。』
『ふーん(-_-) それで?』
未だに引っ付きムシな黒、そう言えば首や角の辺りは匂いを出す器官があってマーキング何かの為に木や岩何かに擦り付けると、お母様に聞きましたね。あれ?私って黒にとって木や岩と同じ扱いですか?
《違う、違うよ白ちゃん。それは求愛の行為だよ。お母様にも言ってたでしょ!》
《(鈍感……)》
『それでですね……アルテのお家にお呼ばれに預かったんです。お礼にって。』
『それで?』
『えっと……それで途中またしても魔物が群れで襲ってきたんです。でも今思えば、アレって不思議でしたね。ねえアルテ?』
「(いやでも、白って鈍感だからきっと黒の好意に気づいてないよ…)」
「(いや、気づいても何処かで忘れてるんだよ)」
なんだかユーリとアルテはヒソヒソと話し込んでいた。えっと~お二人さん?黒があなた達を睨んでるので話に加わってくれませんか?
『あのアルテ~~!』
「あえ? あ、ごめんねつい話し込んでた。で?なんだって?」
『森で集団で襲って来た魔物ですよ。アレって不思議でしたよね。』
「ん~~~。確かに不思議…というか不自然。」
「どう不自然なんだ?」
『あのですね、本来魔物も動物と同じで、同じ種類同士じゃないと群れないんですよ。でも……』
「あの時の集団はでかいの一体と狼類が大勢のバラバラな群れだった。でかいのはなんの種類だったか忘れたけど、狼類じゃなかったよ。」
そうなのです。今考えたらアレって群れじゃなくて、何かから逃げていたのでは?何て考えてみたり……。
『(…もしかして、俺の所為かも……森で暴れてたし……)』
本当に何だったんでしょうね?
どうかしたのか黒は私を見てくれなくなってしまいました……黒?
『黒?どうかしましたか?』
『ん?いや、何でもない……』
黒は何でもないと言って私の頬を伝う涙を舐めました……な、なめたぁ!!!
『く、黒しゃんっ!あ、ああ~あのですね、そんなことはしなくてもいいのですよ!な、なめるにゃんて……なんて!!!!Σ(×_×;)!』
『そこまで嫌がられると……悲しいな』
『あ、いえいえ……そのですねそう言うのは……えっと…なんて…ん~~……こう言うのは…ですね……』
なんと説明すればいいのか……悩み処ですね。
《白ちゃんテンパっております!》
《やけに楽しそうだな……》
《え?そんなコタないよ?ボクはあの子達の事を微笑ましく見守ってるだけだもん♪》
《そんなことを話しているうちにあちらは何やら進展しているようですよ?》
『――――ですから、今のようなことは誰彼構わずやってはいけないと思うのですよ。』
『俺もそう思うよ?』
『……なら私にもしては行けませ『俺がプロポーズしたの忘れた?』……はぅぅ……そ、そうでした』
私のどこが良いのでしょう。黒は私から見てもカッコいいです……カッコいいんですよ!!そんな事を言われると勘違いしそうになります……。
あの、お母様、お父様。私はどうしたら良いのでしょう? 遠くのお二人に今、切にお聞きしたいです。
そのあと、アルテとユーリに諸々の話を聞いている時も黒はベッタリ引っ付き虫さんでした。
あの、この恥ずかしい事はいつまで続くのでしょう?心臓が持たないので離れてほしいと心のなかで思いました。
《その後、寝るまで黒は白から離れる事はなかった。》
《(ヤンデレ化しないか心配な今日この頃)》
黒ちゃん暴走してます。でも白ちゃん心配は要らないぞ。黒ちゃんはヤンデレにはならないから。
ん?心配なところが違う?
ハハハハ……照れちゃってこいつぅー(汗)




