角が無ければただの馬
白ちゃんに危機が迫っている……のか?
どうも皆さん、この小説をお読みいただいた方々ありがとうございます。
ならびに、お気に入り登録してくださった方々ありがとうございます。
今回は少し短めです。すいません。
どうも皆さん、なんだかおでこ辺りが痒くて…でも、馬なもんで前足で掻けない白です。
いつもなら、お母様やお父様や黒に掻いてもらいます。角で。
今は仲間が居ません。どうしましょう…
アルテに掻いてもらうことも出来ませんし…。ん? 何故かって?
それはですね、ヘイムグルは角を他人に触られるのを極端に嫌います。ぶっちゃけた話、顔を触られるのも嫌いです。
なので、信頼している者にしか触らせません。実は私も触られるの嫌いなんです。
皆さんだって身知らずの人に顔を触られるのはいい気はしないでしょ?それと、同じですよ。
『かっ、痒い~。うぅ~…痒い!!』
耳の後ろなら後ろ足が届くのに…。
余談ですが、馬でも犬や猫の様に後ろ足で首まわりを掻くことが出来るものも居るらしいです。私もお母様も出来ますが、お父様と黒は出来ないそうです。きっと身体が固いか、馬体が重くてバランスを取りずらいかのどちらかではないでしょうか。
『か、角ばった物ありませんか…』
アルテのお母さんには悪いですけど、今は話している余裕がありません。ごめんなさい。
部屋をウロウロする馬はとても滑稽ですね。でも、構っていられません!
『くしょ~、せめて何か掻けるものが…』
「どうしたの白…」
「まぁ、どうしたの。」
か~ゆ~い~、アルテとアルテのお母さんが驚いて心配している様なんですが、それどころじゃないんですぅぅぅ。
尖った角…机? ダメだ、私が体当たりしたら粉々、木材の破片の出来上がりですよ~。
『アルテ、アルテ!! ドア開けてください!』
「えあ? わ、解った。」
このままだと部屋の中の家財道具が消滅の危機なので、外に避難です。
《は~い、久しぶり♪ナレーションだよ。この頃ちょっと忙しくてみんな来れなかったんだよね~。》
《フローリングの床をドカドカ音をたてて外に飛び出していった白を、アルテは慌てて追いかける。しかし、白は追いつけない速さで走り去ってしまった。》
《ねえ、話聞いてる?》
《しかし、玄関前に差し掛かった所で白が、足踏みしながらアルテがドアを開けるのを待っていた。》
《お~い、僕の話聞いてたの~?》
《すいません、ちょっと静かにさせますから…少々お待ちください。》
グァシッ!
《え、ちょっ……………》
《………そこに追い付いたアルテがドア開ける。するとまた一目散に走り出し、「ドガガン!!」と、音をたてて庭に置いてあった大きな岩にぶつかった。》
「白!?」
痒い痒い痒い痒い痒いかゆいカユイ…痒い!!何か掻けるもの……ない!
………こうなったら…作ればいい。
ちょうどあそこに大きな岩が…砕けば角が出来ますよね?……突撃!!(#`皿´)
……ちょうど真っ二つに割れたましたね。あっ、あの角が掻くのにちょうど良さそう~♪
《痒いからと言って岩を真っ二つにする辺り、ドコかずれている白だった。》
ん~、痒いところが掻けるって幸せですね~♪ カシカシ~♪
「……し、白…角…」
『あっ、アルテ?どうしたんですかそんなに目を見開いていたら目玉が落ちますよ?』
《まるで信じられないモノを見るかの様に、目を見開いたアルテが白の額を指差した。そう、額を…。》
『角がどうかしましたか? あ~、大丈夫ですよ、私の角ってどんなことしても早々折れたりしませ……』
《「ポロッ」そんな音がしただろう。白は何か落ちてきた上を見るが、なにもみえない。そう、何もないのだ。》
あれ?いつもなら視界の上に必ずあった物がない…。つの?……!!!!!
《あるはずのモノが、角が無いことに気がつき唖然とした白は、どうしても前足辺りに落ちているはずの角を見れなかった。
認めたくなかったのだろう。》
『あ、ア、ア……つぅのぉぉぉ!!!』
角が、角が…取れた!!!Σ(T▽T;)
『う、うぅぅぅ…角が…(´;ω;`)』
角が無ければただの馬じゃないですか~。ヘイムグルたる証でもあるのに。別に馬が悪いわけでは無いけど、でもやっぱり悲しいよ……
「あの…(どうしよう、声をかけられない…)」
遠くのお母様、お父様、そして黒。私はチート種族から普通の馬にクラスチェンジしてしまいました……(。>д<)
ぐずっ…所で、角が取れた額はどうなっていますか? 額だけ剥げてるのはちょっと嫌です……。
角が取れた白ちゃんは見た目、普通の馬です。目がくりくりしてて可愛いイメージです。額に毛は……どうでしょうね(笑)
それではここまで読んでくださいましてありがとうございました。m(__)m




