黒ちゃんの暴走ひとり旅
《私の書く話しにシリアスはない。》
『言いきったよこの人』
《後、私の力では戦闘シーンは上手く表現出来ないので悪しからず》
『それは最初から期待してないよ』
※注意※
この小説は作者の雲猫の想像、妄想で出来ています。専門知識等はありません。
不愉快と思ったら戻って下さい。
誤字・脱字・物語の矛盾等あるかもしれませんが、御了承下さい。なお、誹謗中傷はお控え下さい。
ここまで読んでも”大丈夫”と言う方、生暖かい目で見てくれると幸です。
ねぇ白、君は覚えていないよね前世の事は。
でも俺は覚えてる。
殺された事。あれは俺のせいなんだ…俺の……
だから、今度は…今度だけは……護らせてくれないかな。
きっとアイツはこの世界に必ず居る。
しつこさだけは認めてるからな。認めたくは無いけどさ。
なのに……
あんなに決意したのに
……また護れなかった。
白、君は今どこに居るの?
もうあんな思いはシタクナイ。
……シタクナイヨ…
********
どうもこんにちは。
黒です。ただ今俺の周りの空気は最悪なんだよね。
空気だけでなく俺の機嫌も最悪なんだけど。
一番は長の機嫌の悪さが原因だけどね。
まぁ原因は白が捕まったから。俺もそうなんだけどさ。
昼寝の時に昔の夢を見たせいで前世の記憶が甦った。おかげで寝起き最悪なそんな時に白が密猟者に捕まった。
あの密猟者…今度会ったらどうしようかな♪
夢見が悪いといつも嫌な事が起きる。
前世の夢は割りと良く見ていた。けど目が覚めるとボヤけた記憶だけ残ってて……
そんな事がヘイムグルに生まれたから毎日あった 。そんな前世の夢は正直いい記憶あまりない。
少しだけ楽しかった思い出を見たけど、夢はいつも大事な人が居なくなる夢 、大切な人が目の前で殺されるのを何も出来ずにいる夢とか嫌なもの。
悲惨な夢を見る日は必ず嫌な出来事が必ずあるのは気のせいではないと思う。
最初は生まれて少したった時に魔物に襲われて怪我をした時。あの時は死ぬかと思った。母親に助けてもらって助かったけど。結構深い傷だったけど、流石はファンタジーな世界、回復術で痕も残らなかった。
2度目は両親が密猟者に捕まった。
あれは俺を狙った密猟者にわざと捕まったんだ。
俺を逃がすため。
その後生まれたての白と会ったんだ。
前世は人だったからまさか白が彼女だとは思わなくて見詰めていたら睨んでいると勘違いされたのはちょっと悲しかった。
俺の目付きそんなに悪いかな?
そんな勘違いのおかげで友達になって、俺の記憶がかなり戻ってきた。
記憶は決して消えないと聞いたことがある。
忘れているだけで、きっかけさえあれば思い出せると。
なら俺の場合のきっかけは白に会ったことかな。
俺の前世は白の前世に片思いしてたし。未練がましな俺は。
そして三度目は白が捕まった事。俺やトパーズの近くに居なかった白は群れから逆に走り出して罠にかかった。
でも何でだろ、白ならあの密猟者どもから逃げ出しそうな気がする。
白が彼女だと気が付いたのは、殆ど勘だけど…まず間違いないと思う。
だってあんなに性格が似てる事なんてまずないよアレは。
前と同じで“ちび”の単語でキレるのは変わってない。
それで告白と言うよりプロポーズしたわけだけどね。勿論長にお許しを貰ってからしたよ。
長って白を溺愛してるから。それに、外堀から固めた方が良いだろ?
はぐらかされたけど。
でもそれでいいんだ。これで群れの中で白にアプローチする奴を減らせるから。それに牽制になったし。
例え白が彼女じゃ無かったとしても、白が違う相手を将来選んでも構わない。
白が幸せならそれでいいんだ。護れなかった俺が白と釣り合わないのはわかっているし。
何より、俺の毛色は狙われるから側にいない方が良いだろ。
俺って片思いには慣れてるからな。今までもずっと片思いしてたし。
それを、奴が勘違いして俺たちは殺された…。
……なぁ白、前世にした約束覚えてるか?
俺は覚えているよ。
けど、白は思い出さないでくれ。
きっと白が思い出したくない事まで思い出してしまうから。
だから思い出さないで。
俺の事も忘れて良いから
*****
なんだか今までの事を思い出していた。
白はどっちに連れて行かれたのだろう。
ヘイムグルは所謂チート種族だからよっぽどの事がない限り無事だろう。
それに高く売れるヘイムグルを粗末に扱わないだろう。……多分。
白がキレてないといいけどね。
『長!!これでもう8頭目ですよ。仲間が捕まったのは。もうこの森には居られませんよ!もっと人間達が居ない土地に移りましょう!』
『ソレしか無いのか…』
今は群れの 全員で今後の事について会議中。
人間が居ない土地が在るのか不安だけど、概ね移動する事に決まりそうだな。
ただ、問題が一つある。
俺が居ること。
普段ヘイムグルを見ても驚かない人間でも真っ黒い俺を見ると血眼になって捕まえようとするから群れ全体が危険だ。
まぁ、最初から群れから離れるつもりだったからいいけどね。
『そんなに気にしなくともいい黒いの。子供が気にするものでは無い。』
『そうよ黒ちゃん。貴方が気にしなくて良いの』
『………』
そんな事言っても他の仲間がそう思っているよ。
白の両親は優しいから。それにトパーズと彼の両親も心配してこっちを見ている。ホントは子どもの事を第一に考えて俺を追い出せば良いのに…まだ誰も口に出さない。
自然界では目立つヤツが生きていけない、それと同じだろ?
みんななんだかんだでお人好しだよな。ありがとう…みんな優しすぎる。
俺を切り捨てても良いんだ。
ごめん、みんな
俺出ていくよ。白も探したいし、白が見つかったら連れて行くよ。
だから今まで群れに残っていたんだし。
群れがどこに居るのか分からないのにどうやって帰るんだよ。
決行は夜中が良いかな。
《本気の黒ちゃんはどこまで行くのかな?》
*****
《ただ今黒ちゃんは闇に紛れ森を爆走している。
でもさ、どうやって群れを抜けて来たんだろこの子…》
気配をなるべく消しながらここまで走って来たけど、案外簡単に出来て拍子抜けしたよ。大丈夫かなあの群れ。俺が気配をなるべく消しても少しは気づくだろう。
…中には気がついた大人もいただろうけど。脚には自信が有るけど、大人にはまだかなわない。
《そんな事はなく、ホントに誰も黒ちゃんに気づいていなかった。》
あの話し合いは満場一致で森を離れる事が決まった。場所はまだキチンと決まってないが色々な所を転々としてから決めるらしい。大人達には苦にもならないが、子どもにはキツイ旅になるだろう。トパーズ達は大丈夫だろうか。
俺は一先ず白を見つけないと…
どの方向に白が居るのか…
実はこの世界はゲームの世界しかも、前世で白が遊んでいたデータそのままの世界らしい。
現に白の前世が創った種族ヘイムグルが居るんだから。
俺も遊ぶ約束をしていたがその矢先に死んだので詳しくは知らない。
けど、話は良く聞いていた。
曰く、現実でも方向音痴ゲームでも方向音痴の竜使い。
現実では男、でもゲームでは選択を間違えネカマになった攻撃寄りの魔術師。
ネカマに合わせてキャラの性別を逆にしたせいで喋るとオカマにしか見えない天然聖騎士
と、なかなかキャラの濃いメンバーだった。
まぁ、白の前世もし相当濃いキャラだったよ。
みんな孤児院の時の幼なじみだったのは驚いた。
みんなも奴の被害にあってなければいいな。
早く白を探さないと…。
長曰く、強く念じれば本当に会いたい者の居場所は分かるらしい。
益々チートだなヘイムグル。
長は自分では動けないから悔しがっていた。
《群れの長なので、自由行動が出来ずに地団駄踏み地面に亀裂を作っていた。ホントチートだな》
ここはもう違う森だな。どこら辺だろう…。
実はさっきから頭上にマップがある。よくゲームにあるようなヤツ。群れから抜け出す前にマップを作成した。ちなみにこの知識は前世の白にゲーム世界ではマップを予め作っておくと便利だと聞いていたから。それに俺がやったことがあるゲームは仲間を予めマーキングしておくと世界中どこに居ても大体の方向が分かるという機能があったので活用してみた。どこかで世界地図でも手にいれたらもっと便利なんだけど…そんなに上手くは行かないよな。これにもっと早く気づいていたら白を見つけるのもかなり楽だったのに。
それにしてもここら辺の森はなんだか不味そうな植物しか生えてない…。今の俺は食べ物は見付からなくても一週間は持つかな…。
もう二度と暴食状態には絶対なりたくない!!
アレは本当に勘弁だ。食べても食べても満腹にならない。苦しいじゃない。
悲しい。虚しい。
『早く白を見つけないと…どこかでキレてるかも知れない。…??」
なんだか魔物の気配が……
[グルルルッ!!]
お約束な展開だよ。まあ、俺みたいな子どもはいいカモだよな。
黒いから闇夜に紛れて姿が見えにくいけど、匂いや気配で気づくよな。
……けど、なヘイムグルをナメたらダメだぞ魔物…
「5匹は多いだろう。」
ちょっと待て俺はゲームはあまりやったことなかったから例外もあるかもしれないけどさ、最初の戦闘はスライムとかもっと弱そうな魔物だろ…戦闘がライオンみたいな魔物が5匹は多いだろう。
もしかして俺は凄く運がない?
[グルルル…グアアーー!!]
5匹だろうが、殺るしかない…
《言うと思ったよ。》
**********
《折れた大木や抉れた大地、そこらに散らばった魔物が落としたしであろうアイテム。氷漬けにされたライオン型の魔物が戦闘の激しさを物語る。》
ハァーもう居ないよな?
かなり疲れた…いきなり5匹は辛いよ。
《ガッツリカットしました。ごめんね黒ちゃん。君今かなり機嫌悪いから戦闘が…。かなりね。御見せできない有り様なんですよ。》
だったらモザイクでも着けたらいいだろ…。
《アレ?気のせいだよね。》
「やっぱりゲームと同じ世界観なんだな。アイテムまで落としたし、倒したら消えるしレベルも6も上がったみたいだし。でも、痛みもある。これは現在なんだよな…。」
漸く実感出来たのかもしれない。ここがゲームではなく現実なんだと。
心のどこかでこれは夢なんじゃないか?夢から覚めたら現実、前世の世界に戻れるのかも…?なんて思っていたのかもしれない。でも確かにここが現実で人間だった俺は死んで今の俺が生きている。
もうあの頃には戻れないんだな。物語の主人公って凄いな。一人で異世界にトリップしてもなんとかなるだろう?けど現実の俺はあんなに前向きにはなれないなきっと。
絶対白が居なかったら俺はここまで冷静ではいられなかった。目的があるから強くなれる。
「って何語っているんだろ俺は」
寂しくて独り言が多くなってきた。
そう言えば転生してから一人で居ることはなかった…。どこかに必ず大人が居た。人間の時もそうだった。必ず誰が居た。孤独ってこんなに辛いのか…
白は一人で大丈夫だろうか…いや、白はなんとなく大丈夫な気がする。
さて、ネガティブな考えは後にしてこのアイテムどうしよう。
知識としてはアイテムボックスとかできたら良いのにな…。
それに俺がやったことがあるゲームもアイテム所持制限はなかった。99個しか持てなかったが種類に所持制限はなかった。…例えば回復アイテムはポーションやエーテルと各種ある。種類に所持制限はないが各種99個しか持てなかった。だが果たしてここでも出来るのか?ゲームはゲームだ、ここは現実、果たして出来るのか?
出来たらかなり便利なんだか。
試しにやってみよう。
「先ずは…この宝石みたいなアイテムからかな…このアイテムどの覧かな?貴重品かな?」
馬の姿のヘイムグルでは手で掴む事が出来ないのでくわえて念じてみる…。
アイテムボックスにの貴重品覧にしまう…
[!][スキルアイテムボックス取得]
できたよ…なんてご都合展開なんだ。
この調子で全部仕舞ってしまおう。
こんな事してる場合じゃなかった!!
早く白と合流しないと…
《こうして黒ちゃんの走った後には氷漬けの魔物やなぎ倒された木々
少々削れた大地と獣道が出来上がっていた。冒険者の間でいつしか謎の魔物が暴れた後と噂されたのは今から少し後の出来事…》
「白が怪我してら…俺キレるかも…」
つづく
戦闘シーンはどうやって書いたらいいのかまだまだ未熟者な雲猫です。
いや~スマホは慣れないとかなり目が疲れるね。変換も慣れてないと凄い間違えをしてしまう…。一応見直しはしましたがどこか間違いが有ると思います。お見苦しいと思いますがご勘弁ください。
最後に、こんな拙い小説と言うよりはただの文字の羅列をここまで読んでくださりありがとうごさいます。m(__)m
それではまた読んでくれると嬉しいです。(^ω^)/
P.S この文で「ただの」と打ったら「ぢの」と打っていた。ぢって何だよ?ただ単に早く打ち過ぎただけなんだが…5回も間違えたよ…。




