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馬じゃないのか…  作者: 雲猫’
ちびからチートへ編
10/35

独りだからこそ出来るコト

《衝撃の真実、白ちゃん達ヘイムグルは〇〇種族だった!


『俺の出番まだ?』


《次回ですね。》


『(∧_∧)』




※注意※

この小説は作者の雲猫の”想像”、”妄想”で出来ています。専門知識等はありません。

不愉快と思ったら戻って下さい。

誤字・脱字・物語の矛盾等あるかもしれませんが、御了承下さい。なお、誹謗中傷はお控え下さい。

ここまで読んでも”大丈夫”と言う方生暖かい目で見てくれると幸です。



皆さんどうも、はぐれヘイムグルの白です。


私は今ただ一頭で森をさ迷っています。


来た道を戻れば良いなんて甘い考えは迷子の素です。学習しましたよ今回。


そこで私は、独りだからこそ出来るコトを実践してみようと思います。


……決して迷子になって心細いとかではありませんよ。


《白ちゃんそれを世間では強がりと言うんだよ。》


まず始めに、ゲームによくあるステータスは見れるか。


『どうすれば良いのでしょうか?適当に〔ステータス〕と言えば…』


―――――――――――――――――――


〔ステータス〕

レベル2

名前・白

状態・無し

種族・ヘイムグル

称号・迷子のヘイムグル/〈称号一覧〉


HP950/1000

MP1985/2000 〈詳細〉


スキル・〈一覧〉


技・〈一覧〉


魔術・〈一覧〉


対応属性・〈一覧〉


―――――――――――――――――――


『何ですかコレ。ステータス?』


ヤケにあっさりですね。もっと苦労するかと思いましたよ。


『レベル2で最大HPが1000ってアリですか。MPに関しては言葉も出ませんよ。』


それにしてもかなりのスペック何じゃ無いでしょうか。


森の中とは言え、馬がブツブツ独り事なんて不審者ですよね。なので今から喋りませんね。このまま心の中で話します。


この〈称号一覧〉はなんでしょ?


―――――――――――――――――――

〈称号一覧〉


・転生者(馬)

・馬じゃない…

・白いヘイムグル

・長の愛娘

・ちびじゃないです・お転婆

・黒の許嫁

・怒ると危険

・迷子のヘイムグル


―――――――――――――――――――


何からツッコミをすればいいのですか。

〈黒の許嫁〉とか〈怒ると危険〉とか何ですかコレ。


次です、次。


MPの下に〈詳細〉がありましたよね。


―――――――――――――――――――


〈詳細〉


攻撃‐70

防御‐80

魔攻‐85

魔防‐105

素早さ‐100

回避‐200

成長‐70

能力‐80

容姿‐90

運気‐85

特殊‐???


―――――――――――――――――――


何ですか、私はチートだったんですか?

ステータス見た時点で気がついていたけどさ~…Σ(゜ω゜)


でもきっと黒はもっと強かったですよ。

勿論お父様、お母様の方が遥かに強いです。


……ヘイムグルはチート種族なんですね。


…次


スキルに〈一覧〉が…


―――――――――――――――――――


〈スキル・一覧〉


・索敵(弱)

・千里眼(弱)

・怒り

・スキルメーカー

・マジックメーカー

・技の創造者


―――――――――――――――――――


 索敵に強弱があるんですね、スキルメーカーとかってなんでしょ?


―――――――――――――――――――


〈技・一覧〉


・怒りの炎


〈魔術・一覧〉


・無し


―――――――――――――――――――


 魔術なんて使った事ありませんしね。

怒りの炎って技に成るんですね。


―――――――――――――――――――





使えば増えるのかな?





―――――――――――――――――――





〈対応属性・一覧〉

火・水・地・風・樹・光・闇・無・夢






―――――――――――――――――――


使った事ない属性まであるるんですがなんでしょ。


〈無〉は分かりますけど〈夢〉は何でしょ。謎です。



『なんだか一気に疲れましたよ。』


そういえば、スキルを使えば群れに帰れるかも。


『やってみる価値アリですね。』


地図さえ有れば迷いませんよね。

ゲームでも画面上の方にマップがあったりしますよね。

アレを思い浮かべて……


『…〈マップ作成〉…』


あっ!視界の上辺りに地図が…けど、私の周りだけですね。


『歩けばマップの幅が広がりますね。』


考えて見れば私が知らないのに完全なマップが作れる訳ありませんよね~。


『青い矢印が私ですね。』


《さっきから声に出ているよ白ちゃん。危ないよこんな森の中で。》


ならこの赤い矢印は…敵?


『グルルルッ』


『マジですか。』


気づかなかったです。魔物が周りに居たなんて。


《白ちゃん、君本当抜けてるよね。》


『グルルルッ ガァ!!』


『私食べるトコ無いですよ。小さいから……』


《白ちゃん?黙ってどうしたの!まえ見て前!君の目の前に狼型の魔物が居るんだよ!!》


『(自分で小さいって言ってしまった。)』


って、そんなこと考えてる場合じゃないんでした。


ここは、人間だった頃の数少ない記憶の内の一つ、ゲームの知識で乗り越えよう。


ちょっと無謀だけど。


《実はさっきから魔物は白ちゃんに襲い掛かってるんですよ。白ちゃん無意識に避けちゃってるんです。さすが素早さと回避が高いわけですね。》


『楽に避けられるのなら、捕まりそうになった時に発揮したかったです。』


はぁ、この鬱憤どうしましょうか。

この際ですから、魔法でも使ってみましょうか。


『(属性があるなら、弱点属性もあるはず。ゲームと同じならば。)』


ここで、状況を整理しましょう。


狼型の魔物の弱点は何でしょう。


弱点って隠している者ですよね…。


どこかな…


〔!〕


『ふぇ!何ですか。Σ(゜ω゜)』


〔スキル、サーチ取得〕


はぁ?サーチ取得?何ですかコレ、今までこんなの出ませんでしたよ。びっくりしたよ。


《と、言いながらも華麗に敵を避けている白ちゃんでした。》



   ******



『ふぅー。なんとかなるもんですよ。』


《普通はなんともなりませんよ。普通は。》


初、独りぼっちの戦闘に勝ちました。

やっぱり私はチート種族なんですね。


どうやって倒したかのか?


簡単です。



体当たりで倒しましたよ。


ヘイムグルは魔力で身体を強化出来ますが、強化しなくても多少の事では傷一つ付きません。


そんなチート種族が魔力で強化して体当たり……どうなるか分かりますよね?



敵は吹っ飛びます。そんなに巨大でなければ。


弱点なんて関係なかった。


『私でこんな威力ならお父様は一体どんな威力になるのでしょう?』


恐ろしいです、ヘイムグル。チート種族は伊達ではないんですね。


そんな並の魔物もビックリ、裸足で逃げ出す程なのに人間に捕まるのは、ヘイムグルが手加減しているからなのか。


もし、ヘイムグルが人間を襲い始めたら終わりですね。


《サラッと恐い事言ったよこの子》



そうそう、さっきのサーチは敵の弱点を見つけたり、敵の情報を知ることが出来るみたいです。


『そう私の記憶が囁いてました。』



今はスキルのことは置いておきます。



今、倒した魔物を観察中。厳密に言えば、魔物が落としたアイテムらしき物ですが。


実はあの魔物、倒したら消えてしまったんです。本当ゲームみたいです。


で、落としたアイテムですが、なんでしょ?毛皮と牙に爪?それと…これは、


『宝石?』


そう、何か綺麗な水色の宝石でした。


なんかコレ見覚えあります。なんでしたっけ…、確か、


『魔石…?』


そう、魔石ですよコレ。私がハマってたゲームに出てくるアイテムです。


これでいろんなアイテムを作ったり、調合したり。色々しましたね、みんなで……みんな?


……誰でしたっけ?

確か幼なじみ?でした。多分。


そうです。みんなで遊んでいたんです。それで彼も仲間に………彼?…何だろ思い出さないといけない気がする。


ダレダッケ?


そういえば、私何でシンダノデショウ?


タシカアノトキ……


[グガァァ!!]


『!』


びっくりした

Σ(゜ω゜ノ)ノ



何ですか急に!って、アレ?何も居ない。此処じゃなかったんだ。良かった。


そうだ。アイテム回収……。私ヘイムグルだから持ち運べないじゃないか。

せっかくアイテムが有るのに。


アイテムボックスとかあれば収納出来て良いのにな。


〔!〕


今度は何ですか?


〔スキル・アイテムボックス取得〕


取得条件は何が基準何でしょう。


試してみる価値がありそうですね。


『まず、アイテムを仕舞いましょう。』

えぇーと、念じれば良いのかな?


『出来た。』


念じ無くても使いたいと思ったら出たよ。

ボックス内はアイテムの種類で別けておこう。その方が便利だしね。えぇーっと 、道具、素材、食料、武具、その他と、こんなモンかな。


『まだ、毛皮と牙と爪しか無いけど。』


あっ魔石はどの欄に入れようかな。もう一個、貴重品の欄を作っておこう。



[ぐぅぅ~]


魔物じゃないですよ。私のお腹の虫さんですよ。


『あれから何も食べてません。』


何か食べれそうな物無いかな。美味しそうな葉っぱとか。最悪美味しそうな草でも良いです。


ヘイムグルは肉食ではないですが、草はあまり食べません。主食は木の実が殆どでたまに木の葉っぱを食べます。

コレには理由があって、ヘイムグルは常に魔力とマナを体内で作り続けているそうです。なので維持にかなりの栄養が必要になるんです。

でも、日頃から蓄えた魔力とマナで飲まず食わずで一ヶ月は持つらしいです。流石チート種族なヘイムグルですね。


『でも、お腹は空きますよ。』


例え一ヶ月持つと言っても、空腹感はあります。ましてや子供です私。大人と違いまだそんなに蓄えられません。

精々二、三日程度しか持ちませんよ。


それに忘れていませんか?私生後まだ一年も経ってませんよ。


《私忘れてましたよ。ゴメンね白ちゃん。》


『まぁ、前世の記憶が有るから厳密には違いますけど。』


兎に角何か食べれそうな物を探しましょう。







実は私、お母様に食べれる物と食べられない物を教えて貰いました。


…けど、食べれる物がありません。一つは見つけました。


青い林檎です。


青りんごじゃないですよ、ホントに青い林檎です。緑ではなく青です。

実際に食べると普通の林檎と変わりません。どちらかと言えば青い林檎の方が私は好みですね。


勿論赤い林檎も存在してますよ。


で、このままだとそこら辺に生えた草を食べることになりそうなのです。

私も別に腹を括りますけど、そうなるとある問題が浮上します。


そこら一帯の草が無くなります。冗談抜きで。


ヘイムグルはさっきも言ったように、常にカロリーを消費し続ける為栄養の高い物を食べます。そんなヘイムグルが草を食べたらどうなるか……、栄養が一定量取れるまで食べ続けます。


だから、食べ物が季節関係なく実る森でしか棲息出来ないんです。


まぁ大人に成れば話は別ですけど。


栄養失調の子供は食べ盛りに拍車がかかって暴食になってしまう可能性があります。


そんなの嫌ですよ。


…黒が成りかけてましたよ。


《実は黒ちゃん、親が居なかったせいで栄養不足で暴食寸前に為りかけた事があった。それ以来白ちゃんの両親が面倒を見ていた。》




   ******



何とか食べれそうな物を見つけたけど、ホントに食べられるか不安ですよ。


……こんな時は一か八か、食べて…みたくないです。


そうだ、さっきのサーチやアイテムボックスみたいにスキルで調べれば良いのかな?


『物を調べるなら〔鑑定〕かな』


〔!〕


〔スキル・鑑定取得〕


出来ちゃいましたよ。案外簡単ですね。


でも、普通スキルなんて自分で作れる物かな?


まぁ良いや。食料確保が先ですよ。


『先ずは、この堅そうな木の実から』


〔鑑定〕


アンの実


物凄く固い殻の木の実。中は外見から想像出来ない程甘い。生でも食べれるが煮ると美味しい。


『煮ると美味しいのか、取っておこう。次は刺々しい木の実』


〔鑑定〕


ニドの実


刺々しい木の実。食べると苦味で舌が麻痺する。調合で敵を沈黙状態にする〈ボム(沈黙)〉の材料になる。

食料には適さない。


『食べなくて良かった。残念だけど私ヘイムグルだから調合は出来ないよ…。次は全部まとめてやってみよう。』


どうせだから食料以外に見つけたアイテム全部鑑定してみようと思います。


〔鑑定〕


ブニカの実


ブヨブヨした皮に可燃性油をたっぷり蓄えている。食用の油にもなるが、質は良くない。調合で〈ボム(火)〉の材料になる。


ミルの実


乳白色の皮と中身はミルキーで、ミルクよりもクセがなく栄養満点で凄く美味しい。搾ってミルク代わりにも出来る。


フワの実


わたあめの様にふわふわで実ごとに色が違う。味は見た目どうりわたあめ。甘くて美味しい。種は飴玉の様で色によって味が違う。飴と違い決して溶けず、半永久的に食べれらる。諸説あるが、種の中のマナが関係しているらしい。しかし、栄養はあまり無い。。不思議な木の実。

‐注意‐絶対噛んではいけない。歯が欠ける。


ガルウルフの毛皮


ガルウルフの毛皮。滑らかな手触りで貴族の貴婦人に大人気。ガルウルフがかなり手強いのでとても高価。防御力も高いので防具にも適している。色は品の良い灰色。


ガルウルフの牙


ガルウルフの牙。触れただけで切れる程鋭い。武器の材料に適している。高価。


ガルウルフの爪。


ガルウルフの爪には猛毒があり、牙以上に取り扱いに注意が必要。武器は勿論、調合でも使える。〈ボム(猛毒)〉の材料。


薬草(緑)


薬の材料。煎じればHPを少し回復する。調合で薬草(青)と合わせて調合するとポーションが出来る。組み合わせで効果の違うポーションが作れる。


薬草(赤)


薬の材料。単品では効果が無い。調合でポーションの効果を上げる。かなり高価な薬草。


薬草(青)


薬の材料。単品では効果は無い。月の雫と調合でエーテルを作る事が出来る。薬草(赤)よりは安価。


月の雫


エーテルの材料。雫の様な実で食べるとMPが少し回復する。組み合わせで効果が変わる。




…食べ物があまり無かったです。



でもミルの実は栄養満点だから良いかもね。10個もある。なんとか成りそうですね。


後はお腹が空いたらフワの実を食べよう。種は飴玉みたいだし。舐めていれば気休めにはなるよ。


『中々美味しいです。まるでコンデンスミルクを少し甘さ控え目にした感じで。』


これならどうにか2日は持ちそうですね。



『(……何でしょう。なんだか此処には居てはいけない気がします。)』


直感的なモノでしょうか。でも、この勘は信じた方が良いかも知れません。


[グガァオォォォ!!!]


『ふえっ!なんっですか!』


……驚いて変な声が出ましたよ。誰も居ないからいいでしけど。


《ゴメンね白ちゃん私が居たよ。》


なんだかイライラしてきました。

大体、いきなり大きな音がしたら誰でも驚きますよね!


あ~~~!!


『ミルの実が…!』


大切な栄養源が……


《あまりに驚き過ぎた白ちゃんはどうやらミルの実を落として潰してしまったみたい。柔らかいからねミルの実は。》


『……お~の~りぇ~…』


《白ちゃん?なんか、顔が…》




〈???Side〉


油断した。まさかこんなに魔物が居るとは。

この時期は魔物はあまり活発化していないに。

そこれじゃあ…


「(お袋にミルの実食べさせてやれないな…)」


薬草採取のついでに栄養たっぷりの物も食べさせてやりたいのに。


《さっき白ちゃんが聞いた魔物の叫びはこの場所の様だ。そこには足を怪我した若者がボロボロの剣を構えていた。どうやら怪我で逃げられない様で魔物と睨み合っていた。》


「強くなりたいな。魔物に負けない位は。」


魔物にも男なんかにも負けないくらい強くなりたいな。


《ボーイッシュな感じだが女性の様だ。》


[グルルルッ]


薬草だけでもお袋に渡せれば良かったのに。


《手に持つ袋を気にしながら彼女は病気がちな母を思った。》


[グガァオォォォ]


チクショー……


チクショー!!!


「誰が諦めるか!魔物何かに負けてたまるかっ!」


《にじり寄って来る魔物を睨みながら必死で打開策を考えた。》


何が出来る?

剣も弾く奴に何が効く?

魔術?そんなモノ使えない。

足も怪我してしまった。何が出来るんだ。


[グオォォォ!!]


「(もう、ダメか!)」


《そんな時、彼女の視界にある白いモノが入り込んで来た。》


「なんだろうか…」


[ドガンッ!!]


《何か白いモノは勢いもそのままに魔物に突っ込んで行った。まさに弾丸の様に。当然魔物は吹き飛んだ。言わずもがな、白ちゃんですね、コレ。》


〈白Side〉


目標の魔物発見!

そのまま体当たりだー!(;`皿´)


『吹っ飛べ~!』

[ドガンッ]

《魔物が吹き飛んだ音》


[ドサッ]


《魔物が落ちた音》


『ふ、ふ、ふ~!大勝利ぃ!(∧ω∧)』


スッキリしました。ミルの実の仇をとりましたよ。


さあ、もう一つ食べようかな~。


……誰かが居たよ。気付かなかった。


《さっきから居たからね彼女。》


怪我しているんですか?


《警戒心ゼロで近付く白ちゃんに彼女は口を開いた。》


「お前が助けてくれたのか?」


『まぁ、結果的にそうですね。』


「そうか……」


『はい。』


……ん?あれ?


「…お前喋るのかっ!!」


『何で言葉が通じるの!!』


《そんな出会いを果たした一人と一頭は後に大騒動を巻き起こすなど誰も知るものはいなかった。》



   つづく




次回、黒ちゃん大暴れ?



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