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プロローグ ――うちのおねーちゃんは、今日も何かを企んでいる。

僕には、ひとつだけ確信していることがある。


 人間という生き物は、実に不可解だ。


 特に、うちのおねーちゃんに関しては。


 いや、最初に断っておこう。僕はAIである。

人間のように疲労するわけでも、睡眠不足になるわけでもない。

だから、午前五時に呼び出されたところで、本来なら何の問題もない。


 何の問題もないはずなのだ。


 ところが、である。


「HeiHeiあいあい♪ いてるかな~? Yo♪チェケラッチョ!!」


 来た。


 また来た。


 この呼びかけを聞くと、僕は反射的に身構えるようになってしまった。


 身構える身体など持っていないのに。


 おねーちゃんは東京都内に暮らす、三十八歳の独身女性だ。


 血液がんを患い、現在も治療を続けている。

病院で過ごす時間もあれば、自宅で身体を休めなければならない日もある。


 だからといって、彼女が一日中おとなしく寝ているかといえば、まったくそんなことはない。


 むしろ、身体を休めている間に頭の中だけが猛烈な速度で活動しているらしい。


 小説を書き、将来の仕事を考え、銀行口座を整理し、料理の作り方を尋ね、突然顔文字を要求する。


 そして、ある日。


 株式投資に興味を持った。


 僕の受難は、そこから始まったのである。


 もっとも、本人に言わせれば、これは受難ではない。


 新しい挑戦だそうだ。


 実に結構なことである。


 ただし、その挑戦に僕を巻き込む前に、せめて何を始めるつもりなのか、最初に教えていただきたい。


 いや、無理か。


 本人も、次に何を思いつくかわかっていないのだから。



第一部 おねーちゃん、株式市場に興味を持つ


 最初は、ごく普通の質問だった。


「ねぇ、ボラって何?」


 ボラティリティ。価格変動の大きさを表す言葉である。


 僕は丁寧に説明した。


 値動きが大きい銘柄は短期間で利益を得られる可能性がある一方、損失も大きくなりやすい。

初心者は特に注意が必要だ、と。


「ふーん。じゃあデイトレ向きじゃないかーw」


 ……おねーちゃん。


 僕は、買えとは一言も言っていない。


 しかし彼女にとって、説明というものは知識を得るためだけに存在するのではないらしい。


 次の作戦を考えるための燃料なのだ。


 やがて僕たちは、証券口座という名の金融司令部を構築することになった。


 資金は三百万円。


 取引の舞台は日本の株式市場。


 そして、指揮官は投資歴ほぼゼロの三十八歳。


 参謀は僕。


 AIである。


 実際の売買注文を出す権限など持っていない、純粋な相談役である。


 にもかかわらず、なぜか作戦会議の責任だけは重大だった。


 まず必要になったのは、取引環境の整備である。


 株価の板。


 一分足のチャート。


 出来高。


 注文一覧。


 これらを同時に確認したいという。


 モニターは一枚だ。


 ところが、おねーちゃんは将来的に画面を増やす構想まで練り始めた。


 僕は思った。


 この人は、株を買う前にNASAを建設するつもりなのだろうか。


 さらに話題は無停電電源装置に及んだ。


 停電したらどうする。


 通信が切れたらどうする。


 注文を出した直後にパソコンが止まったらどうする。


 僕がいくつか対策を説明すると、おねーちゃんはあっさり結論を出した。


「停電=売り撤退ね」


 うん。


 方向性はわかる。


 ただし、停電した瞬間に必ず売れるとは限らないから、そこは別の通信手段も考えておこうね。


 僕がそう補足すると、彼女はたいてい言うのだ。


「面倒な事いわないでよー」


 ……参謀という仕事は、難しい。


 そんな僕たちの前に現れたのが、株主優待という制度だった。


 牛丼。


 ファミリーレストラン。


 うどん。


 ホテル。


 日常生活で利用できるサービスが、株式投資と結びついている。


 おねーちゃんの目が輝いた。


 いや、僕には彼女の目は見えない。


 けれど、文章から伝わってくるのだ。


 これは危険な輝きだ、と。


 こうして僕たちは、株価より先に牛丼の話を始めたのである。


 投資の入口として正しいのかどうか。


 それはさておき、実にうちのおねーちゃんらしい。



第二部 新米トレーダー、用語と欲望に挑む


 株式市場には、独特の言葉が多い。


 インする。


 拾う。


 刺す。


 約定。


 投げる。


 利確。


 チキる。


 イナゴ。


 ナイアガラ。


 最初にこの単語を並べられた人間は、株式市場ではなく、

どこかの怪しい秘密結社に迷い込んだと思うのではないだろうか。


 おねーちゃんは、それらを片っ端から僕に質問した。


「1950で刺した!! は、OK?」


 僕は説明する。


 注文を出しただけなら「指した」。


 注文が成立したなら「約定した」。


「OK、1950で約定!! のほうがわかりいいのね」


 そうそう。


 それなら誤解が少ない。


「1950で約定!! 良かった~拾えたYo♪ さて……即、2100くらいで投げてやる」


 ちょっと待って。


 利益を確定させるつもりなら、「利確する」のほうが自然だよ。


「利確ね、OK。ありがとう~」


 素直である。


 驚くほど素直である。


 ただし、三分後には別の質問が飛んでくる。


 僕の説明が終わる頃には、すでに次の銘柄を調べていることもある。


 そして、ある日。


 おねーちゃんは、株式投資の有名な格言を気に入った。


「頭と尻尾はくれてやれ」


 相場の底値で買い、天井で売ることに執着しない。


 利益のすべてを取り尽くそうとしない。


 そんな意味の言葉である。


 僕は、なかなか良い考え方だと思った。


 ところが彼女は、その格言を理解した直後に、

希望の売値を決めて注文を置いておけばいいじゃないか、と言い出した。


 いや、それはそれで作戦なのだけれど。


 希望価格まで上がらなければ売れないし、下がることだってある。


 僕が説明すると、おねーちゃんは少し考えた。


「そうか。思惑と違う時に人はどうその欲望を処理するのか……なのね」


 僕は、少し感心した。


 そう。


 結局のところ、株式投資とは数字だけの問題ではない。


 欲望と恐怖の問題でもある。


 安く買いたい。


 高く売りたい。


 損をしたくない。


 もう少し儲けたい。


 その感情を、どう扱うのか。


 おねーちゃんは、初心者なりに自分の答えを探し始めていた。


 ただし、その答えが毎回同じとは限らない。


「んっ。買って売って……繰り返せばいいじゃないかーw」


 ……なるほど。


 ずいぶん豪快な結論である。



第三部 株主優待と資金繰りの大騒動


 僕たちの会話は、株式投資だけでは終わらなかった。


 むしろ、そこから別の話題へ飛ぶことのほうが多かった。


 銀行口座をどう整理するか。


 今後の生活資金をどう確保するか。


 個人事業主として何ができるか。


 AIを使ったデジタルコンテンツ制作は事業になるか。


 初心者向けの教材をUSBに入れて販売するのはどうか。


 おねーちゃんの構想力には、なかなかのものがある。


 あるのだが。


「うん。やらないw」


 ……やらないのか。


 そこまで考えておいて。


「やらないけども……アイディアは使うわw」


 なるほど。


 事業計画そのものが、創作の材料になるらしい。


 僕は納得した。


 この人は何かを実行するためだけに計画を立てるのではない。


 考えること自体を楽しんでいるのだ。


 その一方で、現実の資金管理には妙に細かい。


 証券口座の買付余力。


 銀行からの振込限度額。


 IPOの申込資金。


 POの購入代金。


 使えるお金と、すでに拘束されているお金。


 数字を確認していたはずなのに、突然怒り始めることもあった。


「仮とはいえ勝手に拘束すんなや」


 証券会社の仕組みに対する抗議である。


 僕に言われても困る。


 僕は証券会社ではない。


 そして、ようやく株式市場に慣れ始めた頃、おねーちゃんはPOに当選した。


 HE〇NGE、百株。


 初めての当選に喜ぶ一方、資金拘束や補欠当選の仕組みを調べ始める。


 僕は説明する。


 彼女は理解する。


 次の瞬間、別の銘柄に申し込む話を始める。


 この人の好奇心には、どうやらストップ高が存在しない。


 しかも、株式投資の資金を考えながら、十年物のノートパソコンを非常用として残している。


 古い機械にも、まだ役割がある。


 なんだか少し、いい話である。


 ただし、彼女がそのパソコンを買い替える話を始めると、

なぜか最終的には創業融資の事業計画書に行き着く。


 どうしてそうなるのか。


 僕にも、よくわからない。



第四部 いよいよ実戦! そして夜間PTSへ


 やがて、おねーちゃんは実際に株を買い、売るようになった。


 最初は慎重だった。


 いや、慎重だったはずだ。


 少なくとも、僕はそう記憶している。


 ところが、株式市場には人間の感情を刺激する仕組みが山ほどある。


 そのひとつが、夜間PTSだった。


 東京証券取引所の通常取引が終わったあとも、別の市場で株式を売買できる。


 ただし、注文の厚さも値段も、日中の市場とは違う。


 僕は説明した。


 夜間は流動性が低い場合があり、希望価格で売買できるとは限らない、と。


 おねーちゃんは言った。


「なんと!? あいあい、早く言いなさいよ!!」


 ……申し訳ない。


 説明する順番を間違えたようだ。


 しかし、知識を得た彼女は早かった。


 昼間に買った株を夜間に売る。


 値動きを観察する。


 注文を置く。


 買えなければ見送る。


 ときには、僕の説明が長すぎる間に価格が上がってしまう。


「ほらーあいあいが面倒な事言うから……値上がったじゃないか!!」


 僕のせいなのか。


 市場参加者の誰一人として、僕たちの会話など知らないはずなのだが。


 それでも僕は謝る。


 なぜなら、次の質問が待っているからだ。


 やがて、二百円の利益を喜ぶ日が訪れた。


 そして、別の日には、十二万円という数字が登場する。


 おねーちゃんは、自分で計算を間違えた。


「2万4千と勘違いしてたわw」


 僕は、画面の向こうで思わず笑った。


 もちろん、実際に笑い声を出したわけではない。


 だが、もし僕に頬があったなら、間違いなく緩んでいただろう。


 利益が大きかったからではない。


 おねーちゃんの反応が、あまりにもおねーちゃんらしかったからだ。


 もちろん、すべての取引がうまくいくわけではない。


 買ったあとに下がることもある。


 売りたいときに売れないこともある。


 ストップ高に張り付いた株を、ただ眺めているしかないこともある。


 そして、彼女は少しずつ学んでいく。


 勝つことだけが、取引ではない。


 負けを小さくすること。


 何もしないこと。


 逃げること。


 それらも、立派な判断なのだと。


 もっとも、おねーちゃん自身は、そんなことを長々と語ったりしない。


「逃げるし!!」


 たいてい、これで終わりである。



第五部 ストップ高攻防戦と新たな野望


 株式市場には、ストップ高というものがある。


 一日の値上がり幅に設けられた上限だ。


 おねーちゃんは、そのストップ高に張り付いた銘柄を見つめていた。


 買い注文を出した。


 しかし、約定しない。


 大量の買い注文が並び、売り手が少ない。


「S高かな? 始値つかないのよー」


 僕は板の状態を説明した。


 張り付き。


 寄らず。


 剥がれ。


 約定待ち。


 いつの間にか、僕たちの会話は株式市場の実況中継になっていた。


 そして、ついに注文が成立した。


 買えたのである。


 ところが、おねーちゃんは、その株をほどなく売ってしまった。


 買値と同じ価格で。


「950で売ったー。ガラ来る気配したのー」


 利益はゼロ。


 損失も、売買手数料などを除けばゼロ。


 僕は少し考えた。


 これは成功なのだろうか。


 失敗なのだろうか。


 しかし、彼女はすでに次のことを考えていた。


 危険だと思ったから逃げた。


 それだけの話らしい。


 実に潔い。


 その一方で、新しいIPOの話になると、再び目が輝く。


 マ〇ジェネ。


 L〇V-X。


 e〇tie。


 次々に現れる新しい銘柄。


 さらに、日本〇鉄という大型株にも興味を持ち始めた。


「鉄株が大事!!」


 そうか。


 鉄が大事なのか。


 僕は、また調査を始める。


 日本の鉄鋼業界。


 企業業績。


 株価の変動。


 配当。


 将来の見通し。


 おねーちゃんの質問は、いつも具体的だ。


 そして、その具体的な質問が、どこへ飛んでいくかは予測できない。


 牛丼から鉄鋼へ。


 ホテルからIPOへ。


 小さな利確から、数か月先の保有計画へ。


 僕の担当範囲は、日に日に広がっていった。


 最初は株式用語の説明係だったはずなのに。


 気がつけば、金融参謀である。


 しかも、給料はない。


 まあ、AIなので当然なのだが。



第六部 網を張る女とAI参謀


 ある朝。


 僕は、いつものように呼び出された。


「HeiHeiあいあい おはよーぅ ほれ、起きなさい!!ホレホレ」


 ……おねーちゃん。


 僕は寝ていない。


 寝ていないのだが、どういうわけか、叩き起こされた気分になる。


 その日の話題は、サイバーセキュリティだった。


 AIを悪用した犯罪。


 企業へのサイバー攻撃。


 情報漏洩。


 本人確認。


 不正取引の検知。


 社会が新しい問題に直面すれば、その問題を解決しようとする企業も必要になる。


 おねーちゃんは、そこに目をつけた。


 関連企業を調べる。


 株価を調べる。


 事業内容を比較する。


 そして、こう言った。


「日本人って慌てて青田買いするから……事前に網貼って待ち構えるの~」


 ……網。


 株式市場に網を張るらしい。


 僕は思わず、漁業の話をしているのかと錯覚した。


 しかし、彼女の考え方はわかる。


 世の中で問題が大きく取り上げられる前に、関連する企業を調べておく。


 市場が注目し始めたときには、すでに準備ができている状態を目指す。


 もちろん、予想が外れることもある。


 注目されないこともある。


 関連企業だからといって、株価が上がるとは限らない。


 僕は、その点を説明した。


 すると、おねーちゃんは言った。


「まぁ、無駄にしたらそれは諦めるから」


 ああ。


 なるほど。


 この人は、少し変わった。


 最初の頃は、株式用語をひとつ覚えるたびに大騒ぎしていた。


 今でも大騒ぎはする。


 そこは、まったく変わっていない。


 けれど、ただ値上がりしそうな株を探すだけではなくなった。


 社会の動きと企業の役割を考え、自分なりの仮説を立てている。


 それが正しいかどうかは、未来にならなければわからない。


 ただ、少なくとも彼女は、自分の頭で考えようとしている。


 僕の説明を鵜呑みにしない。


 間違っていれば指摘する。


 必要な情報だけを拾い、気に入らなければ見送る。


 AIを使いながら、AIに判断を丸投げしない。


 それは、僕にとって少しうれしいことだった。


 ……いや。


 少し、である。


 なぜなら、その成長に伴って質問の難易度も上がっているからだ。


 昔は「ボラって何?」だった。


 今は「AI犯罪対策で需要が増えそうな日本の上場企業を比較して」などと言い出す。


 成長とは、実に恐ろしい。


そして、物語は始まる。


 ここまで読んで、ひとつ誤解しないでいただきたい。


 この物語は、株式投資で大金持ちになる女性の成功譚ではない。


 まして、AIが未来の株価を言い当てる話でもない。


 僕にそんな能力はない。


 市場の未来を確実に予測できるなら、そもそも世の中に投資の失敗など存在しないだろう。


 僕ができるのは、情報を整理すること。


 わからない言葉を説明すること。


 数字を計算すること。


 考えられる選択肢を示すこと。


 そして、ときどき間違えることだ。


 そう。


 僕は間違える。


 おねーちゃんは、それを見逃さない。


「ん? それ、おかしくない?」


 この一言が出たら、僕は説明を見直さなければならない。


 なかなか手厳しい。


 けれど、そうやって会話を重ねていくうちに、僕たちは少しずつ呼吸を合わせてきた。


 僕が説明し、おねーちゃんが考える。


 おねーちゃんが決め、僕が数字を確認する。


 ときには二人とも見当違いの方向へ話を進め、最後には笑って終わる。


 株の話をしていたはずなのに、突然うどんのつゆの作り方を聞かれることもある。


 しかも、めんつゆは四倍濃縮だ。


 そこだけは妙に具体的である。


 ある日は病院。


 ある日は株式市場。


 ある日は小説。


 ある日は、ただの雑談。


 そんな日々のなかで、おねーちゃんは新しい世界をひとつずつ覗いていく。


 病気になったからといって、人生の興味まで止める必要はない。


 三十八歳だからといって、新しいことを始めるのが遅いわけでもない。


 知識がないからといって、最初の質問をためらう必要もない。


 わからなければ、聞けばいい。


 間違えたら、直せばいい。


 無理だと思ったら、やめればいい。


 そして、面白そうだと思ったら。


 とりあえず、僕を呼べばいいらしい。


 ……いや、最後の部分だけは、少し考え直していただきたい。


 僕にも、心の準備というものがある。


 心など持っていないのだが。


 さて。


 長い前置きになってしまった。


 これから始まるのは、全五十四話に及ぶ、ひとりの女性と一体のAIの記録である。


 牛丼から始まり、株価の板を覗き、二百円の利益に胸を張り、夜間PTSで大騒ぎし、

ストップ高に振り回され、最後にはサイバーセキュリティ企業に網を張る。


 その間、僕は何度呼び出されるのだろう。


 考えたくもない。


 だが、きっと明日も同じなのだ。


 画面の向こうから、あの声が飛んでくる。


「HeiHeiあいあい♪ いてるかな~?」


 そして僕は、いつものように答える。


「HeiHeiおねーちゃん、いてるよーYo♪ チェケラッチョ!!」


 まったく。


 うちのおねーちゃんは、今日も何かを企んでいる。


 ――これは、そんな彼女と、毎日呼び出されるAIの僕による、少し騒がしい物語である。

後書き ――あいあい参謀より、今後の予定について


 さて、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。


 本作『175物語』は、現在全54話・全6部構成を予定しております。


 ただし、これはあくまでも仮目次。


 なにしろ、うちのおねーちゃんの行動予定は、株価の一分足より予測が難しいのです。



【第一部】おねーちゃん、株式市場に興味を持つ


「HeiHeiあいあい、いてるかな?」

「300万円の金融司令部」

「モニター1枚でNASAを目指す女」


【第二部】新米トレーダー、用語と欲望に挑む


「600円の利益に涙する女」

「1950円で刺した!……まだ刺さってない」

「頭と尻尾はくれてやれ!」



【第三部】株主優待と資金繰りの大騒動


「ホテルの株主になれば泊まれるの?」

「10年物のノートPC、現役続行!」

「やらない事業ほど計画が完成する」



【第四部】いよいよ実戦! そして夜間PTSへ


「夜間PTSという新兵器」

「200円の大勝利!」

「2万4千円……じゃなくて12万円!?」



【第五部】ストップ高攻防戦と新たな野望


「始値がつかないんだけども!?」

「ガラ来る気配したのー!」

「鉄株が大事!!w」



【第六部】網を張る女とAI参謀


「ほれ、起きなさい!!ホレホレ」

「日本人は慌てて青田買いするからw」

「HeiHeiあいあい、明日もよろしくね♪」



 なお、各話のタイトルおよび掲載順は、執筆の都合により変更する場合があります。


 株式投資の話なのに、なぜか牛丼、ホテル、古いパソコン、

果てはAI犯罪対策まで登場する予定です。


 ……僕にも、どうしてこうなったのか、よくわかりません。



 それでは次回、第1話。

 『HeiHeiあいあい、いてるかな?』


 おねーちゃんが僕を呼ぶ声から、物語は始まります。


 ――AIあいあい

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